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トップページ > 商品安全 > 商品等の安全性に関する調査・商品テスト > 電子レンジの安全な使用に関する調査

更新日:2016年2月10日

知っていますか? 電子レンジの危険な使用方法!
~「使用上の注意事項」をよく確認し、正しく使用しましょう~

電子レンジは、手軽に使える調理器具として広く家庭に普及していますが、その一方で、誤った使い方や庫内の汚れなどが原因となって起きる火災等の事故が後を絶たない状況です。
そこで都は、インターネットアンケート調査により、都民1,012人に対し電子レンジの使用実態等について調査を行いました。

調査対象:自宅で電子レンジを使用している都内在住の10歳代以上の男女1,012人  

「加熱し過ぎに注意を要するもの」や「危険な使用方法」を知らずに使っている人が大半!(報告書P.6~10)

電子レンジ使用者の約8割で、取扱説明書等で示された「加熱し過ぎに注意を要するもの」を温めたり、「危険な使用方法」をした経験があると回答しました(図1)。
また、経験者の多くがそうした危険を知らずに使用していました(図2)。 
図1
図1:加熱し過ぎに注意を要するものを温めたり、危険な使用方法をした経験の有無
図2
図2:内容別 加熱し過ぎに注意を要するものを温めたり、危険な使用方法をした経験者数(一部抜粋)

10代,20代は取扱説明書を確認しない人が多い!(報告書P.26)

電子レンジの使用上の注意を「取扱説明書」や「本体の注意表示」を確認せずに使用している人が全体の約3割を占めました。
特に、10代20代の若い世代でその傾向が高いことがわかりました(図3)。
図3
図3:「取扱説明書」「本体の注意表示」による使用上の注意の確認状況

 消費者へのアドバイス

「加熱し過ぎに注意を要するもの」や「危険な使用方法」を取扱説明書等でよく確認し、正しく使用しましょう。

(1)高温になりやすい、(2)油がついている、(3)水分の少ない、(4)少量のものは、電子レンジにより短時間で加熱が進むことがあり、発煙・発火のおそれがあるため、加熱し過ぎないように、加熱時間や使用するレンジの出力等をよく確認しましょう。
電子レンジを使用する子供がいる家庭では、子供を交えて安全で正しい使用方法を確認し、子供だけで使用しないようにしましょう。

電子レンジの庫内が汚れた状態で使用している人が6割超!(報告書P.15)

発煙や発火の原因ともなる庫内が汚れた状態で、電子レンジを使用した経験のある人が全体の6割を超えていました(図4)。

食品が飛び跳ねている状態・油が飛び跳ねている状態

図4
図4:電子レンジの庫内が汚れた状態での使用経験の有無

  消費者へのアドバイス

食品カスや油等で庫内が汚れていたら、こまめに清掃しましょう。 

 過去5年間の電子レンジによる事故の約4割は、食品カス等の炭化が原因です
庫内の汚れを放置すると発煙・発火、さびなどの原因になるので、取扱説明書等に従って清掃し、きれいに保ちましょう。
※NITE(製品評価技術基盤機構)「新生活スタート、台所用品などによる事故の防止(注意喚起)」より  

こんな危険な使い方で火花や発煙等が起きています!(報告書P.10~13)

≪加熱し過ぎに注意を要するもの≫

  • 【高温になりやすいもの】 (報告書P11)
    板状のチョコレートが包まれたクロワッサンを温めたら、真ん中のチョコレートだけ焦げて発煙した。
  • 【少量のもの】 (報告書P11)
    離乳食用に少ない量の野菜などを解凍しようとしたら、バチバチといって煙を上げて焦げていた。

≪危険な使用方法≫

  • 【生卵】 (報告書P12)
    加熱し過ぎないよう早めに取り出したと思ったのに、取り出した直後に大爆発!キッチンの天井まで卵が飛んだ。
  • 【レトルト包装】 (報告書P12)
    レトルト包装をそのまま温めたら、スパーク(火花)が発生して内容物の一部がこぼれた。
  • 【アルミホイル】 (報告書P12)
    小学生の頃、アルミホイルを使って市販のクッキーを温めてしまった。バチバチという音がして、光が飛び散っていたので、慌ててレンジの扉を開いて止めた。

レトルト包装の発火 レトルト包装の発火の動画はこちら

アルミホイルからの火花 アルミホイルからの火花の動画はこちら

消費者へのアドバイス

庫内で発火したときは、慌てて扉を開けないようにしましょう。

庫内で発火したとき、扉を開けると、急激に炎の勢いが増すおそれがあります。
扉を開けず、温めを中止して(取り消しボタン等)、電源プラグを抜き、火が収まるのを待つなど、取扱説明書に記載されている対処方法を事前に確認しておきましょう。
火が衰えない場合は、消火器等で消火しましょう。

 参考資料

 プレス発表用資料(PDF:405KB)

 報告書(PDF:1,773KB)

お問い合わせ先

東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課商品安全担当

電話番号:03-5388-3082