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トップページ > 商品安全 > 商品等の安全性に関する調査・商品テスト > 圧力式炊飯器の安全な使用方法について調査しました

更新日:2013年3月21日

圧力式炊飯器の安全な使用方法について調査しました

蒸気口がふさがれて炊飯器の内容物が飛び散った!
圧力式炊飯器の安全な使用方法について調査しました

平成20年7月15日
生活文化スポーツ局

過去約10年間に全国の消費生活センターに寄せられた相談情報によると、近年、圧力式炊飯器の使用中に「フタが突然開き、飛散した内容物によってやけどした」等の相談が増加しています。相談の中には市販の書籍を参考に炊飯以外の調理を行ってやけどしたものもあり、圧力式炊飯器を炊飯以外の調理に利用することが事故の遠因となることが考えられました。

そこで、東京都では、圧力式炊飯器等の安全な使用方法に関する調査を行い、結果を消費者に情報提供し、事故の未然防止を図ることとしました。

1 調査結果

(1) 取扱説明書と炊飯器調理を紹介した書籍の調査

圧力式炊飯器の取扱説明書には「炊飯中はフタが開かない」や「フタの蒸気口をふさぐ恐れのある道具の使用を避けること」が記載されていた。

その一方で、炊飯以外の調理方法を紹介した書籍があり、それらの中には「途中でフタを開けて様子をみる」等、圧力式炊飯器の禁止事項に該当する記述が見受けられた。

(2) 再現テスト

圧力式炊飯器で、1) 豆の調理事例、2) アクとりシートを使用する事例、3) ポリエチレン袋を使用する事例の再現テストを実施した。その結果、炊飯器の蒸気口がふさがれ、内容物が飛び散ったり、高温の蒸気がふきだした場合があった。

写真:炊飯器から破裂音とともに蒸気が噴出

写真:炊飯器から破裂音とともに蒸気が噴出

※商品の禁止事項を再現したテストです。
映像中の商品の性能を表すものではありません。

(3) 消費者アンケート調査

炊飯器を利用した調理方法に関心を持つ人は回答者の8割近くに上り、炊飯器で調理を行う人が今後も増えることが予想された。その一方で、警告表示の内容については回答者の半数以上が知らなかった。

2 消費者への注意喚起…圧力式炊飯器は取扱いに注意が必要です!

(1) 炊飯器の内がまに、蒸気口をふさぐようなものは入れない!

アクとりシートなどの使用を禁じた炊飯器があることをご存知ですか?

シートなどが蒸気口をふさぐと、蒸気の逃げ道がなくなって、炊飯器とふたの間から蒸気や内容物がふきだしたり、突然フタが開いてしまう恐れがあり危険です。豆の皮が蒸気口をふさぐ可能性がある煮豆などの調理も、炊飯器の取扱説明書では禁止されています。

(2) 炊飯中は開ボタンにさわらない!フタが重くて開かないときは無理にあけない!

圧力式炊飯器は、炊飯中フタがロックされ開きません。炊飯器調理を紹介した書籍に「途中でフタを開けて様子をみる」とあっても、フタを開けようとしてはいけません。開ボタンを押すことで、万一「半ロック状態」になると、加圧時にフタが開いてしまう恐れがあります。

炊飯が終わってもフタが重くて開かない場合には、無理に開けると内容物がふきだす恐れがあります。「冷ましてから開ける」など、取扱説明書の指示に従いましょう。

3 都の対応

  1. 関連する業界団体等に対して、商品の安全な使用方法について消費者に情報提供すること等を要望しました。
  2. 関係する機関に対して結果を情報提供します。

<圧力式炊飯器等の【事例の再現テスト】をご覧になれます。

【圧力式炊飯器:事例の再現テスト】

【電気ポット:事例の再現テスト】

Windows Media Player の入手

※ 動画ファイルはすべて「Windows Media Playerフォーマット(.wmv)」です。

お問い合わせ先

東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課商品安全担当

電話番号:03-5388-3055