エスカレーターでの思わぬ巻き込まれに注意~キャリーバッグが手すりのベルトに巻き込まれて破損した~
消費者注意情報
平成30年3月29日
相談事例
デパートの下りエスカレーターを降りた直後に、右側に持っていたキャリーバッグがエスカレーターの手すりの下に巻き込まれた。エスカレーターが停止し、店員が二人掛かりで引っ張り出したが、バッグは壊れてしまった。一瞬だったのでどのように巻き込まれたのか分からない。(70歳代 女性)
ココに注意!…東京都消費生活総合センターからのアドバイス
- エスカレーターの手すりのベルトにキャリーバッグなどが接触しないよう注意しましょう。
相談事例では、キャリーバッグの材質の一部がエナメル質のものであったため、ベルトと接触した時の摩擦力が余計に増し、キャリーバッグが巻き込まれたと
考えられます。キャリーバッグではなく、身体が接触した場合も、衣服の素材によっては身体ごと引っ張られる可能性があります。身体や持ち物が手すりのベルトに引っ張られると、バランスを崩し転倒する危険があります。エスカレーターを乗り継ぐ際、ベルトに接触しないよう十分に注意しましょう。
- エスカレーターを乗り継ぐときは、ショートカット(鋭角に曲がって移動)しないようにしましょう。
身体や持ち物が手すりのベルトに接触することを避けるため、ポールを置くなどして、歩行者がショートカット(鋭角に曲がって移動)できないようにしている施設も多く見かけます。エスカレーターを乗り継ぐときは、鋭角に曲がって移動することはせず、大回りするようにしましょう。ショートカットすると、場合によっては割り込むようになってしまい、他の人とトラブルになる場合もあります。
- 事故にあったときは、消費生活センターに情報提供してください。
事故が起きた施設等に対し再発防止策の検討を申し入れるなど、事例によっては、事故の再発防止や商品・サービスの改良につなげることが出来る場合があります。商品・サービスによる事故にあったときは、消費生活センターに情報提供をしてください。
東京都消費生活総合センター
03-3235-1155(相談専用電話)
悪質事業者通報サイトへ情報をお寄せください。 <事業者名がわからなくても通報できます!>
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