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トップページ > 商品安全 > ヒヤリ・ハット調査 > 「帰省先などの自宅とは異なる住まいでの乳幼児の危険」!~ヒヤリ・ハット調査を実施しました~

更新日:2019年7月29日

「帰省先などの自宅とは異なる住まいでの乳幼児の危険」 ~ヒヤリ・ハット調査を実施しました~

2019年4月26日

都では、日常生活における「ヒヤリ・ハット」を掘り起こすとともに、収集した事例を都民に情報提供して事故の未然・拡大防止を図るため、インターネットアンケート調査を実施しています。今回は、「帰省先などの自宅とは異なる住まいでの乳幼児の危険」をテーマに、使い慣れない製品や異なる環境で使用した製品などによって起こったヒヤリ・ハット経験について、3,000人に調査しました。

1 調査概要(報告書P.3~)

調査対象

  • 就学前の乳幼児をもつ20歳以上の保護者
  • 東京都または近県に居住
  • 帰省先などの自宅とは異なる親族の住まいがある

の3つを満たす3,000人 

調査時期

平成31年1月

調査内容

帰省先などの自宅とは異なる住まいの「リビング・居間」など、7つの場所における危害及びヒヤリ・ハット経験の有無、程度、具体的な内容、性別・年齢、乳幼児の身の回りの安全のために気をつけていることや工夫など

2 結果概要(報告書P.8~)

  • 危害及びヒヤリ・ハット経験をした人は1,686人(56.2%)で、3,904件の事例を収集
  • 収集した事例では、1歳が最も多く1,204件で、以降年齢が上がるにつれ減少
  • 事例別では、転落が881件、やけどが711件、転倒が524件、ぶつけたが360件、はさんだが336件、切った・擦りむいたが275件

※危害・・・実際にけがややけど等を負うこと。

※ヒヤリ・ハット・・・けがには至らないが、ヒヤリとしたり、ハッとしたこと。

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3 主な事例(報告書P.16~)

<転落事例>階段で275件、ベッドで180件、玄関で117件

自宅はマンションで階段がないが、実家は一軒家で階段がある。子供が階段が好きでのぼりたがり、目を離したときに一人でのぼって数段上から落ちてしまった。(2歳・男児)

<やけど事例>暖房機器で273件、コンロ回りで141件、調理家電で107件

自宅では吹出口にガードをつけたり囲いを使用しているが、石油ファンヒーターにガードがなかったので、吹出口を触ってしまった。(1歳・男児)

<転倒事例>洗い場で113件

自宅には浴室内に転倒防止マットがあるが、祖父母宅にはなく、滑りやすいタイルで転倒して後頭部をぶつけた。(1歳・女児)

<ぶつけた事例>テーブル・テーブルクロスで180件

喜んで走りまわっているとき、ガラス製のリビングテーブルの角におでこをぶつけそうになった。テーブルの角は特にガードされておらず尖っているため、ぶつけていたら流血していたと思う。(1歳・女児)

<はさんだ事例>ドア・窓類で242件

自宅の玄関は引き戸だが、実家の玄関は蝶番で開閉する扉で、強風にあおられドアに手をはさまれそうになった。(2歳・男児)

<切った・擦りむいた事例>調理用具で147件

自宅はカウンターキッチンで入り口に仕切りを置き、子供が入れないようにしているが、祖父母宅はオープンキッチンなので、リビングから移動し、包丁を触りそうになった。(2歳・女児)

4 事故防止のための工夫等(報告書P.92~)

保護者が乳幼児の身の回りの安全のために気をつけていることや工夫を聞きました。

<目を離さない・一人にしない>

いつもと違う環境で、子供が興奮して動き回るので、片時も目を離さないようにしている。

<危険なものを置かない・片づける>

帰省時に危ない物は全部まとめて箱に入れた。

<安全な環境を作る・安全に配慮された製品を使う>

階段の昇り降りをしないようにガードをつけた。

火の元(台所、ストーブ回り)に近づかないよう本人に注意して、柵を設置している。

転んでも危なくないようにマットを敷いている。

<訪問時に安全を確認する>

危険なものがないか室内を確認するまでは子供を離さない。

<事前に訪問先を伝えておく・お願いしておく>

事前に祖父母に危ないものを詳しく例に挙げて、収納しておいてもらう。

5 今後の取組(報告書P.96~)

  • 事例及び事故防止のポイントをまとめた事故防止ガイドを作成し、東京くらしWEBへ掲載するとともに(7月予定)、印刷物としてもイベント等で配布するなど、消費者への注意喚起に活用する。
  • 国及び関係事業者団体等へ調査結果を情報提供する。
  • 収集した事例等を事故の未然・拡大防止のための調査の基礎データとする。

印刷用PDF(PDF:330KB)

調査報告書「帰省先などの自宅とは異なる住まいでの乳幼児の危険」(PDF:4,845KB)

 

事故防止ガイドを作成しました!(令和元年7月29日) 

調査の結果に基づき、事故防止ガイドを作成し、「帰省先などの自宅とは異なる住まいでの乳幼児のけがなどに注意!」を報道発表しました。

 

お問い合わせ先

東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課商品安全担当

電話番号:03-5388-3055