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その電気製品にPSEマークはありますか？
購入する時はPSEマークと届出事業者名を確認しましょう！

大手通販サイトで「PSE認証済み」と表示された電気スタンドを購入しましたが、商品のどこにもPSEマークは付いていませんでした。販売者は海外の事業者だったため、メールで問い合わせると、安全基準の認証は受けているがマークは付けていないと回答がありました。マークのある商品への交換を希望したところ、販売者と連絡が取れなくなってしまい、結局、通販サイトの運営事業者から代金を返金してもらうことになりました。PSEマークのない商品を販売することに問題はないのですか。

PSEマークとは、電気製品が電気用品安全法で定められた安全基準を満たしていることを示すマークです。対象製品（※）のメーカーや輸入事業者に対して、国への事業届出と製品の技術基準適合確認等を経て、製品にPSEマークを付けて販売することが義務付けられています。本事例の電気スタンドは、附属のACアダプターが対象製品なので、PSEマークがなければ国内で販売できません。

一方、本事例のように、ネット通販などで消費者が海外事業者から直接商品を購入する場合は、個人輸入となり日本の規制が及ばないため、PSEマークのない商品の販売や個人による使用は禁止されていません。ただし、個人輸入の商品は、日本の基準に基づく安全性の確認が保証されていないことになるため注意が必要です。

広告で「PSE認証取得」などとうたって販売されているものがありますが、PSEマークは国等が認証を与えるものではありません。このような広告を安易に信用せず、対象の電気製品を購入する際は、PSEマークと製品安全の責任を担う届出事業者名が明示されていることを確認しましょう。

※電気用品安全法により規定（令和5年12月現在457品目）