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東京都消費生活総合センターからのお知らせ
新作 消費者教育教材の紹介
高校生向けWeb版消費者教育読本
『知っているようで知らない!? インターネット通販の基礎知識』
教材の概要
インターネット通信販売を適切に利用できるように、若者に多い最近のトラブル事例をもとに、インターネット通信販売の特徴や利用上の注意点、トラブル防止のために知っておきたい法規制等を学習することを目的にしています。
教材の項目
- インターネット通信販売の特性
- 契約成立に伴う権利と義務
- トラブル事例紹介
- トラブル事例① 返品できるかな?
- トラブル事例② 前払いで申し込んだのに…。
- トラブル事例③ この契約、定期購入だったの!?
- トラブル事例④ 「やせなかったら、返金保証」って本当?
- トラブル事例⑤ 「組み立て式自転車」自分で組み立てられる?
- 実践問題
- 実践問題Ⓐ 最終確認画面 何を確認する?
- 実践問題Ⓑ 最終確認画面 問題点はどこ?
- 全体のまとめ
教材の特徴
- 各項目が1つ1つ独立した構成になっており、授業展開に合わせて、自由に組み合わせて使用できます。
- 各項目とも、設問に対して生徒が画面上に答えを入力することで、解答や記入例が見られるという生徒参加型の仕組みを取り入れています。
- 「トラブル事例紹介」では、若者に多い最近のトラブル事例をイラストで紹介し、生徒がトラブルになった原因を自分で考え、注意点を学習することができます。
- 「実践問題」では、申込みの最終確認画面例を使って、実際に確認すべきポイントを探して画面上にマークを付けるなど、楽しみながら学習できる仕組みを取り入れています。
- 付属資料として高等学校の公民科や家庭科の授業で使用できる「授業展開例」「ワークシート」や、先生と生徒共用の「解説書」を収録しています。
解説書
学習のポイント
インターネット通信販売の特性
インターネット通信販売について、生徒が自身の利用方法を振り返ったり、店舗販売と比較してのそれぞれのメリット、デメリットを考えます。インターネット通信販売に関する学習の導入として利用できます。
契約成立に伴う権利と義務
インターネット通信販売による購入も「契約」であることや、それに伴う権利と義務について説明しています。
また、インターネット通信販売では申込みボタンを押したときが「契約成立になる」と考えるくらいの慎重さが必要であることを解説し、各トラブル事例の最後に共通事項として表示し注意喚起しています。
トラブル事例紹介
若者に多い最近のインターネット通販のトラブル事例をイラストで紹介します。生徒自身が5つの事例をもとに、トラブルになった原因や、トラブルに遭わないために気を付けるポイントなどを学習することができます。
実践問題
インターネット通信販売における申込みの「最終確認画面例」を使用して、申込みをする際に様々な視点から確認する重要性を学習します。画面例を見ながら、解答箇所にマークを付けたり、枠で囲んだりすると、解説を見ることができます。自学自習としても活用できます。
- 実践問題Ⓐ
- 正しい「最終確認画面例」を使って、申込みの際に確認すべき6つの項目にマークを付ける問題
- 実践問題Ⓑ
- 誤った表示の「最終確認画面例」を使い、問題点がどこにあるかを考え、自由に解答を入力できる問題
- 実践問題Ⓒ
- 定期購入契約であることが分かりにくい「最終確認画面例」を使って、定期購入と気付けるポイントや問題点などを探して、枠で囲んだり解答を入力したりする問題
実践問題Ⓒの画面展開の様子
全体のまとめ
トラブル事例をもとに、インターネット通信販売の注意点をまとめています。
消費者教育教材のご案内
東京都消費生活総合センターでは、消費生活に役立つ情報を楽しくわかりやすく学習するための教材として、Web版消費者教育読本や、消費者教育DVDを制作しています。
ご家庭での自主学習や学校の授業、企業の研修、グループ学習などの教材として、ぜひご活用ください。
大人になる君へ社会で役立つ契約知識
(令和3年度作成・高校生向け)
契約に不慣れな若者層が、今後、様々な契約に直面した時に判断基準となる法律の考え方を学習できる教材です。
情報社会を泳ぎきる! かしこいヒツジへの道
(平成19年度作成(令和2年度全面改訂)・中学生向け)
インターネットのトラブル事例から、契約の基本ルールとトラブル回避の方法や考え方を学習できる教材です。