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西東京市立明保中学校「出前寄席」実施報告

東京都消費生活総合センター 活動推進課

1.開催の概要

東京都消費生活総合センターでは、西東京市立明保中学校と連携により、「日本の伝統文化を理解する」授業の一環として出前寄席を開催しました。1学年から3学年まで全344名に受講いただき、消費者問題をテーマに楽しく学んでいただきました。

1)日程
平成31年2月13日 13:25 〜 14:05
平成31年3月11日 13:25 〜 14:05
平成31年3月13日 13:25 〜 14:05
2)会場
西東京市立明保中学校
3)演目
各学年 落語2演目

2.授業の内容

事前準備や当日の音響、落語の高座設営等は、各学年の生徒責任者が中心になって行われました。学校からの依頼によって、50分の授業の枠の中で、落語と落語の歴史、所作等を楽しく学べるように演者の方に工夫していただきました。

1)1学年 3月13日(水)

演目
  • 我が町のマイナンバー騒動
  • 「お試し」のつもりが頼んでいないのに!
  • マイナンバー制度を悪用した詐欺、公的機関を名乗った詐欺や二次被害の手口を紹介するなど、個人情報流出について注意喚起します。
  • 「お試し」のつもりが頼んでいない定期購入の商品が送られてきた事例をもとに、ネット通販のトラブルに巻き込まれないための注意点を伝えます。

出前寄席の様子

三遊亭吉馬さん

2)2学年 2月13日(水)

演目
  • 消費者問題小噺アラカルト
  • 子供だって騙される
  • 子どものスマホトラブルや、オリンピックのチケット詐欺などの小噺を紹介します。
  • 中学生のタケシが、商品をインターネットの通信販売で注文した。代金は振り込んだが商品が届かないなど、子どもが騙されるトラブル事例を紹介し、注意喚起します。

出前寄席の様子

立川がじらさん

3)3学年 3月11日(月)

演目
  • 「嫌や」、188って何だ
  • 詐欺の電話にゃもう出んわ
  • クリックしたらサイトに登録されるワンクリック詐欺など、インターネットトラブルの手口などを紹介し、最寄りの消費生活センターに相談することの大切さを伝えます。

出前寄席の様子

回路亭しん劇さん

3.感想

生徒の9割が生で落語を聞くのが初めてでしたが、話が始まると、熱心に聞き入り、笑顔があふれていました。生徒からは「日本の伝統文化を理解できた」「楽しかった」「タイムリーな内容でわかりやすかった」などの感想が寄せられました。

生徒たちには、日本の伝統文化としての、落語を存分に味わいながら、消費生活トラブルについて楽しく学んでいただけたようです。