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トップページ > 若者 > サッと読める ちょっとお耳に入れたい話 > 令和4年度第2テーマ まさか友達が引っ掛かるとは!?こんなときどうする消費者トラブル

更新日:2023年1月23日

まさか友達が引っ掛かるとは!?こんなときどうする消費者トラブ

2022年4月、成年年齢が20歳から18歳に。「成年年齢引下げ」「18歳で大人」って言われて、改めて注目された消費者トラブル。
授業でちょっと怖い話も聞いたけど、「自分は大丈夫!」って思ってた。そんなある日、仲のよい友達が消費者トラブルに遭ったらしい…。さて、あなたならどうする?
自分が引っ掛からなくても、身近な誰かが引っ掛かることは結構あるのが消費者トラブル。そんなとき、「相談しよう!」ってアドバイスできると素敵ですね。
ここでは、若者が引っ掛かりやすいトラブルをご紹介します。あなたも一緒に友達を救う方法を考えてみてくださいね。

驚くふたり

 

執筆: 島田法律事務所 弁護士 島田 広 氏
 

初めての一人暮らし。部屋を借り、家具をそろえて楽しいマイルーム生活を満喫していたけれど…引っ越すときになったら、予想してなかったトラブルが発生!?そんな友達に、あなたはどうアドバイスする?
 

高額の修繕費用とクリーニングで敷金返金はゼロ?

大学2年生のSさんは、入学時にマンションを借り、敷金として家賃1カ月分5万円を払いました。引っ越すことになり、不動産業者に退去の連絡をしたところ、「洗面台のシンクに傷を付けた」と言われ、洗面台の交換費用として5万円、ハウスクリーニング代として1万5000円を請求されました。確かに洗面台は傷付けましたが、もともと古くてあちこち痛んでもいました。それなのに、支払わないといけないのでしょうか?

悩む女

賃貸借契約のチェックポイント

借主(例の場合はSさん)が賃貸物件からの退去時に高額な修理費やクリーニング代を請求される「賃貸トラブル」は多く、全国の消費生活センターに20代の若者から寄せられる相談では常に上位です。

相談する女

賃貸借契約を終了して退去する際には、借主が借りたときの状態に戻す「原状回復」の義務を負いますが、普通に生活していて生じる劣化や老朽化まで借主負担で修理することは、通常この範囲ではありません。国土交通省が定めた「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」でも、このような通常の劣化や老朽化の修理費は貸主負担を原則としています。裁判では、契約で具体的に定めれば、合理的な範囲で借主負担が認められる場合があるとされていますが、あくまでも具体的に契約に定めることが前提です。

ですから、賃貸借契約を結ぶときは、「原状回復」について借主が責任を負う範囲が具体的に書かれているかをチェックしましょう。また、入居時には、貸主側と一緒に賃貸物件の状態を確認し、傷や汚れがあれば写真を撮っておきましょう。

ちなみに、上の例の場合、ハウスクリーニング代については、合理的な金額で具体的に契約書に記載があればSさんが負担しなければなりませんが、古くなった洗面台の交換費用の全部をSさんの負担とする契約は、合理的な範囲を超えているとして、貸主の請求が認められない場合が多いでしょう。

 洗面台

困ったら、消費生活センターに相談を

賃貸借契約を締結する際によく分からないときやトラブルになったときは、消費生活センターにお電話を。契約トラブル解決のためのアドバイス、あっせんなどが受けられます。

 東京都消費生活総合センター 03-3235-1155(相談専用電話)
 お近くの消費生活センター  局番なし188 (消費者ホットライン)

相談しよう

 

(参考)
 一般財団法人不動産適正取引推進機構「住宅賃貸借(借家)契約の手引き」
 https://www.retio.or.jp/info/ebook/syakuya/html5.html#page=1外部サイトへリンク

 

第2回 サイドビジネス(副業)、「金」を稼ぐつもりがカモられた?

執筆: 島田法律事務所 弁護士 島田 広 氏
 

お金がない…こんな悩みを抱えていた友達。最近、「画期的なもうかる話」を知ったらしい。あなたにも紹介してきたけれど、さて、どうしよう?

友達と久しぶりに会ったら「画期的なもうかる話」を紹介された…

高校時代の友人のTから「久しぶりに会わない?」と電話があり、ファミレスで会った。ひとしきり近況や思い出話などした後、「実はスマホで簡単にもうかるサイドビジネスやってるんだ。君もどう?」「画期的なシステムで、プロがサポートしてくれるから確実に稼げるよ」と誘われた。確かに今のバイト代だけだと結構きついけど、何だか怪しくもある。どうしよう?

目がくらんでいる友達

「画期的なもうかる話」はお金を取るための餌かも

今の時代、誰もが将来の不安を抱え、「お金が欲しい」と悩みます。こうした不安や悩みにつけ込み、「画期的なもうかる話」で勧誘して、お金を取る悪質なサイドビジネス(副業)商法が後を絶ちません。
勧誘される内容はさまざまで、暗号資産やFX(外国為替証拠金取引)への投資話であったり、投資で確実にもうけるための教材購入やセミナーの受講であったり、スマホを使った転売でもうける方法の指導であったりします。
特に危険なのが「もうかるから必ず返せる」と言われ、借金やクレジットを利用して契約させられるケース。実際に投資などをはじめてみると全くもうからないので返済に困り、パニックになってしまうことも。そんなときに「友人を誘えば紹介料を払う。それで返済すればいい。」と誘われて、友人をトラブルに巻き込む加害者になる…こんな「後出しマルチ」といわれるマルチまがい商法も多発しています。
また、「副業セミナー」に参加するうちにFXなどのハイリスクの投資取引をさせられ、「利益を得るにはプロのサポートが必要」などと勧誘され、高額な助言料を請求されるケースもあります。
「画期的なもうかる話」には十分注意し、その場で契約せずに、いったん話を持ち帰って誰かに相談してください。特に「確実にもうかる」などという勧誘には応じないのが一番です。

 

カモにされ加害者にもなっている友人と、一緒に相談を

友達から誘われると断りにくいもの。でも、その友達も実は困っているのかもしれません。あなた自身が勇気をもって断るだけでなく、被害者でもある友人と一緒に、消費生活センターに相談を。大切な友達を手助けできるかもしれません。

友達をなぐさめる
 東京都消費生活総合センター 03-3235-1155(相談専用電話)
 お近くの消費生活センター  局番なし188 (消費者ホットライン)

(参考)
 東京くらしWeb「副業サイトに登録したら、高額なサポート契約の勧誘をされた」
 https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/sodan/kinkyu/20200714.html

 

 

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お問い合わせ先

東京都消費生活総合センター活動推進課学習推進担当

電話番号:03-3235-1157