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トップページ > 取引・表示指導 > 処分事業者等一覧 > 屋根リフォーム工事の訪問販売業者に6か月の一部業務停止命令 > 相談事例(株式会社マスター・ジャパン 株式会社マスター・ジャパン・ホームズ)

更新日:2019年11月28日

≪参考資料≫ 相談事例(株式会社マスター・ジャパン、株式会社マスター・ジャパン・ホームズ)

【事例1】

 平成30年夏、甲が家の前の道路にいると、ジャパン社従業員A、Bが近づいて来て声をかけてきた。Aらは、「近所で仕事している者です。お宅の屋根を見たら棟の板金に釘が出ているようだ、このままにしておくと雨漏りします。」、「今日は近所を調査している、無料で点検して、工事は1万円でします。」と言った。甲は予期しないことを言われ、Aらに、「どの辺り。」と尋ねると、Aらは指さして、「あそこ、あそこですよ。」と言った。甲は、Aらが指さした方向の屋根を見たが、分からなかった。甲は、Aらから、屋根の棟が針だか釘が出ている。このままにしておくと雨漏りしますと言われ驚いた。これまでに、屋根全体を確認したこともないし、どんな台風や大雨の時も、雨漏りがしたことがなかったので、これは大変なことになったと思った。
   甲は、無料で屋根点検して、屋根補修工事が1万円でできて、雨漏りの心配がなくなるのであればAらに頼んでもいいと思った。加えて、近所で工事をしている業者であれば、近所の人が信用して工事を依頼したものと思い、工事を依頼することを決めた。甲が、補修工事をすることを承諾すると、Aはその場で見積書を作成した。この日、Aらは来てから30分位で帰っていった。
   同年○月○日、AとBが訪ねて来ると、「棟板金釘打、無料点検」の補修工事を施した。Aらは、数十分して屋根から降りて来た。Aは、「屋根棟板金の釘打補修工事は終わりました。釘が出ている箇所は補修しておきました。」と言った。その後、Bが、デジタルカメラを出して、「お宅の屋根の状況です。」、「屋根のトタンが剥げている部分があります。」、「やったほうがいいですよ。」、「このままにしておくと、雨漏りします。」、「屋根がおかしくなります。」、「近所で工事しているので足場も移動するだけだから安くできるからやりませんか。」、「屋根工事代金は、○○万円位でいいです。」と言った。
   甲は、Bに、「雨漏りがする」などと言われ、今にも工事することが必要であるがごとく、せっつかれたので、高額であったが契約することを決めた。甲が契約を承諾すると、Bが工事請負契約書を作成した。Bは工事請負契約書を甲に示して、「この契約書に、名前と住所と印鑑を押して下さい。」と言った。甲はBから示された契約書に自署して印鑑を押した。

【事例2】

   平成29年秋、乙が自宅にいると玄関のインターホンが鳴ったので、玄関ドアを開けると、ジャパン社従業員Cが立っていた。Cは「頼まれて裏の屋根を見に来たものですが、お宅の屋根を見たら、トタンが剝がれて壊れていますよ。ついでがあるから1万円で屋根を直します。」と言った。乙は、これまでに屋根全体を見たこともないため、Cから、「屋根が剝がれている」等と言われ驚いた。Cに1万円で屋根の補修ができると言われ、乙は、この値段で補修できるのであれば頼んでもいいと思い依頼することに決めた。乙が依頼すると分かると、Cは見積書を作成した。Cは、乙に見積書を差し出して、「この部分に、名前と住所を書いて下さい。」と言った。乙は、Cが言った箇所に自署した。乙が、見積書に自署すると、Cは「伺う際は電話します。」と言って帰っていった。
   乙へCから「○月○日に伺います。」との連絡の電話が掛ってきた。同年○月○日、乙が自宅で待っていると、インターホンが鳴ったので、玄関ドアを開けると、Cとジャパン社従業員Dが立っていた。この日は、Cは何も喋らずにDの主導で話が進んでいった。Cらは、持ってきた梯子を建物に掛けた。数十分後、Dは作業が終わったのか、乙の家の中に入って来た。Dは、「屋根の補修作業は終わりました。テレビをお借りすることはできますか。」と言った。乙がテレビを使うことを承諾すると、Dは持ってきたカメラをテレビに接続して、映像を乙に見せた。Dが映した映像は、屋根全体ではなく、屋根の一部分を映し出した映像だった。乙はDから、「これがあなたの家の屋根の状態です。」と言われた。Dは、テレビに映し出された何コマかの映像を乙に見せ「スレート瓦が錆びている。」、「スレート瓦が剝がれている。」、「このままにしておくと雨漏りがします。」、「早急に補修する必要があります。」、「近所で工事をしている所から、足場を持って来ますので安くできます。」、「緊急に必要な工事だけですので安くします。○○○万円で、どうですか。」と言った。
   乙は工事を依頼するのであれば、以前、屋根や外壁工事を依頼した業者に依頼すると決めていたので、Dに「注文しない。」と断った。Dは、「見積りだけですから。」と言った。乙は、過去に雨が降る方向によっては天井に染みている箇所があったのは事実だったので、Dに屋根の傷みを指摘されたとき、自分の弱みを指摘された気持ちになり、見積書だけであればいいかと思い承諾した。乙が承諾すると、Dは書類を差し出して「名前と住所を書いて下さい。」と言った。乙は、Dが差し出した書類を確認しないで、言われた箇所に名前と住所を自署した。乙が自署した後、書類を確認すると見積書ではなく、工事請負契約書となっていたので、乙はDに、「見積書と思いサインしたが、契約書ではないの。契約する気はない。」と強く言って断った。Dは、「単なる見積書です。」と言って困ったような顔をして、工事請負契約書となっている書類の契約と記載されている箇所に二重線を引き、御見積と訂正して、乙に渡してきた。C、Dは、見積書を乙に渡し、補修工事代金を受け取ると帰った。
   乙は冷静に考え、乙の自宅は数年前に、耐震工事、屋根と外壁工事を行っており、その工事をした業者は、2~3ヶ月1回程度、乙の家に異常がないか見に来てくれていた。乙が見ても、屋根の見える範囲で傷んでいる箇所は見受けられず、外壁も工事が必要な状態であるとは見受けられなかった。乙の妻が、以前、工事を施工した業者に電話をして、マスタージャパンという工事業者から屋根の不具合を指摘されて補修工事をしたこと、屋根が傷んでいるので工事が必要であると言われたことを話した。すると、先方から「絶対にそんなはずはない。工事をやる必要はない。」と言われた。

【事例3】

   平成30年夏、昼過ぎに丙の家のチャイムが鳴ったので玄関ドアを開けると、ホームズ社従業員のEが立っていた。Eは「近所で外壁工事をするのに足場を組みますのでご迷惑をかけます。」と言い、名刺を差出しながら「近所の外壁工事を検査するときにお宅の屋根を見たら、大屋根の釘が浮いていました。台風など来たら大変なことになる。このままにしておくと雨漏りします。」と言った。この時Eは、有料の屋根工事の勧誘であることは告げなかった。  
   丙は、近所で外壁工事をするEがわざわざ来て嘘を言うはずはない、大変なことになったと思っていると、Eは「○○さん、△△さんの家も工事をやらせて頂きました。」と言った。
   丙は、今までに雨漏りをしたことはないが、Eに予期しないことを言われて不安になり、知り合いが契約した会社であれば信用できる等総合的に考えて、Eの言うとおり契約しても良いと思った。
   Eは最初「工事代金は、○万円です。」と言ったが、丙が躊躇すると、高いと思ったのか「それでは、○万○千円でいいです。」とおよそ半額に言い直し、この場から立ち去った。Eは約1時間後に別の男を連れて戻り、「他の工事の合間にやるので安くできます。」と言って、すでに作成されている工事請負契約書を出した。「この書類に名前と住所を書いて印鑑を押してください。」と言われ、丙は名前と住所を自署して印鑑を押したが、工事の日程は決めずにEらは帰って行った。
   2週間ほどして、Eから電話があり、「明日、工事に行きます。○○さんの家に打合せをしに行きます。」と言われた。丙が工事代金の支払いについて聞くと、Eは「現金でお願いします。」と言った。丙は銀行振込みを希望したが、Eは現金払いを望んだ。
   丙は、Eが頑なに現金払いを勧めたことがなんとなく不自然に思えたので、工事の契約をしたという○○さんと△△さんの家に出向き、明日、工事の打ち合わせをするのか確認したところ、両名とも工事の打ち合わせの約束はなく、一度は工事請負契約をしたが断ったことが判明した。
   このことで、Eが言ったことが嘘ではないかと思い、丙はEが工事に来る前に断る電話を入れた。電話で「工事は断ります。○○さんと△△さんに聞いたら話が違うみたいです。これから、消費生活センターに相談に行きます。」と言うと、Eは何も言わなかった。
   丙は電話で断った後、区の消費生活センターに相談して解約通知書を郵便で送った。その後、夏から秋にかけて集中豪雨や大型台風がきたが雨漏りは一切なかった。

【事例4】

 平成30年夏、昼過ぎころ、丁の自宅玄関のチャイムが鳴ったので出ると、ホームズ社従業員のFが立っていた。Fは「ポストにチラシを投函させて頂きました。この先の奥の所の屋根工事をしますので迷惑をおかけします」と言った。この時、Fは会社名や名前、有料の屋根修理工事契約についての勧誘であるといった話をしなかった。
   丁は、奥の家であれば迷惑が掛からないと思うのに何と律儀なんだと思っていると、Fに「奥の家の屋根に上りお宅の屋根を見たら、大屋根の板金部分の釘が抜けているが見えました」と言われた。丁は、近所の工事の挨拶に来たFが家の屋根の不具合を指摘したので、最初からそれが狙いであったのではと疑ったが、近所の人が屋根工事を依頼している業者が嘘を言うとは思えず、思案した。
   丁は、Fに「今日は夫が留守にしているので、日を改めてほしい」と伝えると、Fは「梯子を掛け屋根の釘が抜けている箇所に補修するだけですから時間はかかりませんし、補修代金は○万○千円でできます。補修工事をしたほうがいいですよ。このままにしておくと、雨漏りがしますよ。値段もお安くしていますので、旦那さんには後で了承を得ればいいではないですか」と言った。丁は夫には事後承諾を得ればいいかと思い、契約することを決めた。
   Fが工事請負契約書と記した書類を差し出したので、丁は夫の名前と住所を書いた。Fは丁に名刺と工事請負契約を渡し、いつ工事を行うのか言わずに帰って行った。
2週間後、FがGを連れて施工のために家に来た。丁は夫とともにどのあたりの釘が抜けているのか尋ねると、Fは「あのあたりですよ」と指差したが、丁も夫も、Fが指差した方向に釘が抜けたり釘が浮いたりしている状態を確認することは出来なかった。                  
   丁がFが言ったことを信じて任せることに決めると、Fらは梯子をかけ屋根に上がった。釘を打ち付ける音が鳴り響き始めたが30分位で工事は終わったようだった。
   Fらが屋根から降りてきて「工事は終わりました。テレビを貸していただけますか」と言ったので、丁が承諾すると、FとGはテレビと自分が持ってきたデジタルカメラを接続した。Gが「これがお宅の屋根の状態を映し出した映像です」と言って、屋根全体ではなく部分的に何コマかを映し出した映像を見せ、「所々スレート瓦がはげかかっている箇所あります。鈑金部分の釘が抜けたり、浮いたりしていた箇所は補修しました。また、外壁を見ましたが、傷があります。このままにしておくと屋根は雨漏りします。外壁はキズから雨が浸透して中が傷んできます。早急に屋根や外壁工事する必要があります」と言った。丁と夫は、映し出された映像が自分達の家の映像であるかわからなかったが、Fは「やりましょう。近所の家の外壁工事をすることになっているので、ここで使用した足場を使えば安くなります。屋根と外壁工事だと、百何万になります」と勧めてきた。
   丁宅は数年前にリフォームしたばかりで、2年前に施工した会社が屋根等の点検をした際、当分工事の必要性はないと言っていた。しかし、Gにこのままだと雨漏りする、近所で工事をしているなどと言われたため、近所が依頼した業者であれば信用できると思い、丁は屋根と外壁の工事契約を依頼することを決めた。工事請負契約書に夫が署名した時、丁ははじめてGの名前を知った。
   後日、丁らは考えた末に工事の延期を決め、夫が連絡すると、相手は了承した。

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