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更新日:2017年12月21日

≪参考資料≫ 相談事例(株式会社アイピーシー)

【事例1】

   平成28年の秋、消費者甲は、仕事情報サイトを通じ、当該事業者のエキストラバイトに応募したところ、当該事業者から電話でエキストラの面接と登録のため事務所に来るよう言われ、渋谷にある事務所へ行った。
   甲が、事務所に着くと、従業員Aと面接をした。面接後、Aから「国際映画祭のショートムービーに出演できるかどうかのオーディションが行われるので、皆でオーディション会場に行くことになる。」などという話をされた。甲は、エキストラの面接と登録だけのつもりだったが、エキストラのバイトと国際映画祭のオーディションは同じようなものだと思い、参加を希望した。この時、オーディションの合格後にレッスンの勧誘があるとは言われなかった。
   数日後、甲はオーディションを受けにいき、その数日後に、オーディションの合否を聞きに事務所へ行った。事前に合否発表があると言われていたが、その時にレッスンの話をするなどとは言われていなかった。甲が事務所に着くと、これまでのAではなく当該事業者が募集業務を委託したB(※)から「国際映画祭のショートムービーオーディションは合格です。」と言われ、国際映画祭のショートムービーに出演できることになった。さらに、Bは「国際映画祭のショートムービーの他にも、エキストラやナレーションなどの仕事を私から直接紹介するのでバイト代になる。」、「仕事をとってくるためにもレッスンが必要」、「半年くらいでレッスン代の元がとれるくらい、仕事を紹介する。」などと言って甲にレッスンの受講をすすめてきた。その他にもBは、「仕事内容によっては、日給2万円くらいのものもある。」、「支払のことばかり考えないで。それ以上にプラスになるから安心して。」と言って、支払について安心させるように話してきた。このように、Bから何度も仕事を紹介すると言われたことで、甲はレッスンの契約を決意した。甲はレッスン代の支払後に、Bから渡された申込書兼契約書に必要事項を記入したが、レッスンの概要について記載された書面はもらっていない。この日、甲は事務所を訪れてから、約3時間以上にわたり、Bからレッスンの勧誘をしつこくされたため、とても疲れた。
   甲は、Bから仕事を紹介してもらえるものと思っていたため、いつでもBから紹介のあった仕事を出来るようにスケジュールを空けていたが、結局、仕事の紹介はなかった。○月になっても、具体的な話がないので、甲はBに騙されたのだと思い、解約する旨を申し出た。すると、Bから「入学金の○○万円は戻ってこないかもしれない。社長に確認する。」と告げられた。その後、Bから再度、「社長に確認したが、辞めても入学金の○○万円は戻らない。あなたなら仕事をこれから渡すし、半年で元がとれるんじゃないか。」と言われた。以降も、甲はBとのやりとりを続けたが、解約手続きを申し出ても先延ばしにされたり、話し合いにならなかったり、別の話にすり替えられたりした。

※募集業務を委託したBとは当該事業者と業務委託契約を結ぶ個人である。

【事例2】

   平成29年の夏、消費者乙は、アルバイト募集サイトを通じ、当該事業者と業務協力関係にある会社(以下「当該事業者業務協力店」という。)のエキストラバイトに応募したところ、電話でエキストラの登録のため事務所に来るよう言われたため、渋谷区道玄坂にある事務所へ行った。
   事務所に着くと、当該事業者が募集業務を委託したC(※)が出てきた。乙はエキストラ登録のための書類記入や写真撮影をした後、Cから「ショートムービーの撮影をするオーディションが今度ある。受かる受からないや、初めてとか初めてじゃないとか関係なしに、とりあえず1回オーディションを受けて見て。」、「オーディションに参加し、関係者の目にとまったりすると、普通のエキストラよりギャラ的に割のいい仕事がくることもある。」と言われた。乙は仕事になるならと思い、オーディションに参加することにした。しかし、この時に、乙はCからオーディション合格後に有料のレッスンの案内があるとは言われなかった。もしもこの時に、「オーディションが合格した際には有料のレッスンの案内がある。」ということが事前にCから知らされていたならば、乙はそもそもオーディションに参加しなかった。
   数日後、乙はオーディションに参加した。オーディション後、会場にいたスタッフから、「空いている日に合否をお伝えするので、また事務所に来てください。」と言われ、日程を決めた。しかし、この時も、オーディションが合格だった場合は、レッスンの勧誘をしますなどとは言われなかった。
   数日後、乙はオーディションの合否を聞きに事務所へ行った。事務所に入ると、乙はCから「オーディションは合格しました。」と言われ、「オーディションに合格したので、ショートムービーに出ることになる。ショートムービーに出るにあたっては基本的な動作を身に付けて欲しい。そのためにレッスンを受けて欲しい。レッスン代は○○万○○○○円になります。」と言われた。乙はレッスン代があまりにも高いので、Cに「バイトをするためにエキストラ登録したのでバイト報酬よりレッスン代が賄えないのであれば、レッスンは嫌です。」、「レッスン代はバイト代の天引きか、もしくはレッスン代を上回るたくさんの仕事が紹介されるのであれば、レッスンを契約してもいい。」とレッスン代に見合うだけの仕事が紹介されない限り、レッスンはやらないと言った。するとCは乙に「レッスンを受ければ、動きのあるような仕事でも大丈夫になるので、ただその場にいるだけでいいような通常のエキストラよりも、より高額な仕事を紹介できる。」などと言って、レッスン代については何とかなると説明した。乙は考えるための時間が欲しいと思い、後日再度事務所を訪れる約束をして事務所を後にした。
   数日後、乙は事務所を再度訪れた。前回と同様のことをCに言ったところ、Cは「レッスンを受ければ、通常のエキストラよりも、より高額な仕事を紹介できる。」などと言った。乙はこのことで、収入が得られると思い契約することとした。その後、乙はレッスン契約に必要な申込書兼契約書を記載したが、申込書兼契約書以外にレッスンの概要等について記載された書面は渡されていない。乙は事務所を訪れた両日ともに、約1時間にわたり、事務所内でレッスンの勧誘を受けた。

※募集業務を委託したCとは当該事業者と業務委託契約を結ぶ個人である。

【事例3】

   平成29年の夏、消費者丙は、アルバイト募集サイトを通じ、当該事業者業務協力店のエキストラバイトに応募したところ、電話でエキストラの登録のため事務所に来るよう言われたため、渋谷区道玄坂にある事務所へ行った。
   丙が事務所に着いて、エキストラ登録に必要な手続を終えると、対応した当該事業者従業員Dから「ちょうど今、新宿のワイドビジョンとかで流れるかもしれないショートムービーのオーディションがあるんですが、オーディションを受けてみませんか。一般の方でも受けられる無料のオーディションです。」といきなり、ショートムービーのオーディションを受けてみないかと勧められた。丙は、無料で受けられて面白そうだと思い、オーディションを受けることにした。
   数日後、丙はオーディションに参加した。オーディション後、丙はDから、「最終選考しますので、空いている日に事務所に来て下さい。」と言われ、後日事務所に行くことになった。しかしこの時、最終選考において合格だった場合には、レッスンの勧誘をしますなどとは言われなかった。
   丙が最終選考のため、事務所を訪れると、事務所の奥の方から当該事業者従業員Eが出てきた。Eは「どうも。ここからは我々が引き継ぎます。」といって、当該事業者の社名の入った名刺を丙に差し出した。そして、Eはいきなり「オーディションは合格しました。」と丙に言った。丙は最終選考を受けるつもりで来ていたので、既に合格が決まっていたことに驚いた。その後、Eは「ショートムービーは業界の人に見せる。」、「ショートムービーは○○○○○○○○○にも出るようなものだから、ショートムービーに出るからにはちゃんとした演技をやってもらわないといけない。なので、それまでの間にレッスンを受けて欲しい。」、「レッスン受けている人には優先的に仕事を回します。ショートムービー出演者専用の仕事なんかもありますから。」とレッスン費用として○○~○○万円が必要と丙に話した。そして、Eは「カード決済だと安くなる。オーナーもカード会社と付き合いがあるから。」と、丙にカード決済を勧めた。丙はEに「レッスン生専用の特別な仕事があるということですので、早めに決済すれば、○月の前半では結構仕事が入ってくる状態になるんですか。」と聞いたところ、Eは「そうですね。今決済していただけたら、そうなります。」と言った。丙はこのことで、レッスンを受講すれば、仕事を優先的に紹介してもらいながら、様々な技能を身に付けられるのではないかと思い、レッスン契約を結ぶことにした。その際、レッスンの概要等について記載された書面は渡されていない。この日、丙は事務所を訪れてから約2時間にわたり、レッスン契約について勧誘を受けた。
   契約後、丙は仕事の紹介がくることを待ったが何の連絡もなかった。

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東京都生活文化スポーツ局消費生活部取引指導課取引指導担当

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