スマートフォン向けゲームアプリPokémon GOはルールを守って遊ぼう！
～ポケストップ等の指定が迷惑な場合は、公式サイトから削除申請が可能です～

消費者注意情報

平成28年8月4日

   スマートフォン向けゲームアプリ「Pokémon GO」は、屋外において人気キャラクターを捕獲して遊ぶゲームで、日本では平成28年7月22日から配信が始まりました。
   このゲームでは「ポケストップ」という地点に行くと、レアアイテムが入手できたり、人気キャラクターの出現率がアップします。また、「ジム」という地点に行くと、他のゲームプレーヤーとキャラクターを戦わせることができます。こうした地点には大勢のゲームプレーヤーが集まってきて、そのため相談が寄せられています。

相談事例

   実家の庭がポケストップに指定されたらしい。連日、昼夜を問わず、スマホを持ってたくさんの人が家の周辺に押し寄せている。車や人の通行の妨げとなり、近所の人からも苦情の電話が入り、困っている。家の前の道をスマホ片手にゲームをしながら自転車で通る人もいて、とても危険だ。人気キャラクターを生み出した会社へ苦情を言うと、「当社ではなく、ゲーム提供会社に申し出てくれ」と言われ、申出方法を教えてくれた。しかし、本当にそれでポケストップの指定解除ができるのだろうか。勝手に指定され、とても迷惑だ。（40歳代　女性）

ココに注意！…東京都消費生活総合センターからのアドバイス

•  ゲームに夢中になるあまり、私有地等の立入禁止区域に立ち入ったり、住宅地等で大声を出したりすると、他の人に迷惑をかけることになります。また、歩きながら、自転車に乗りながらの「ながらスマホ」は大変危険です。マナーを守り、周囲にも配慮しながら、ゲームを楽しみましょう。
•  「ポケストップ」や「ジム」の場所の指定解除を希望する方は、ゲーム提供会社の公式ウェブサイトから申請ができます。ゲームのプレーヤーであればアプリ内からも手続きができます。
  「Pokémon GO公式ウェブサイト」⇒「サポート」⇒「ポケストップやジムについて報告する」⇒「ポケストップやジムの削除をリクエスト」の手順で、フォームに必要事項を入力して申請しましょう。
  （https://support.pokemongo.nianticlabs.com/hc/ja）

この他に考えられる消費者被害事例
※消費生活センターにはまだ相談は寄せられていませんが、他のゲームの事例から発生が懸念されます。

1.スマートフォンの非公式マーケットから「ポケモンGO」で検索して表示されたアプリをインストールしたら、偽物のアプリで、不正な機能が組み込まれている。
  ⇒　日本での当該ゲーム解禁前から、不正な機能が含まれた偽アプリの存在が複数確認されています。アプリは必ず公式マーケットからインストールしましょう。
2.ゲーム内に出現したキャラクターと内蔵カメラで現実の風景を組み合わせて写真を撮り、SNSに投稿したら、場所が特定される。
  ⇒　カメラを介して得たアプリ内の画像を安易に投稿すると、個人の特定につながる情報を提供してしまうこともあります。画像をアップする場合には位置情報を「オフ」にしましょう。
3.他のプレーヤーにキャラクターやアイテムの交換を申し込んだら、現金を振り込むようにと言われる。
  ⇒　プレーヤー同士でキャラクターやアイテムの交換ができるようになった場合でも、現金での交換は利用規約で禁止されており、現金取引を持ちかけられたら断りましょう。

• 印刷用PDFはこちら（PDF：446KB）