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東京都消費生活総合センターからのお知らせ
新作消費者教育教材(Web版/DVD版)の紹介
新作 高校生向けWeb版消費者教育読本
(「成年年齢引下げ」対応教材)

大人になる君へ 社会で役立つ契約知識

大人になる君へ 社会で役立つ契約知識 タブレット端末やスマートフォンにも対応

令和4年4月「成年年齢引下げ」を踏まえて、契約に不慣れな若者層が、今後さまざまな契約に直面した時に判断基準となる法律の考え方を学習することで、事業者からの説明を鵜呑みにせず批判的思考をもって判断することの大切さを学びます。

概要と特徴

  • 全3章のうち、第1章、第2章ではそれぞれの事例をもとに、ナツミを指南役として3人の高校生が、なぜ契約には法的拘束力が生じるのか、契約の取消しや無効、法定解除について考えることで、法律の考え方を学習していきます。
  • 第3章では、若者に多い契約トラブル事例を学び、今まで学習した法律の基礎知識をもとに、トラブルにあったきっかけや原因を考えます。そしてどのようにトラブルを回避できるのか、また被害にあった場合の対処方法を学習します。

  • 高校生に身近な事例を、漫画で分かりやすく、スピーディーに展開。
  • クイズやワーク形式により、生徒が画面に答えを入力することで解説を読むことができるという生徒参加型の仕組み。
  • 公民科や家庭科の授業で使用できる授業展開例やワークシート付き。
  • 自学自習に活用できる分かりやすい解説書付き。
教材の画面説明。教材の画面では、選択すると解説を読むことができます。
教材の画面説明。教材の画面では、文字を入力すると解説を読むことができます。

各章の構成紹介

【第1章】契約ってなに?

【第1章】契約ってなに?

目次

第1部 オリジナルパーカーを作りに行こう!
  • なぜ希望通りに解約できないの?
  • クイズ この契約はいつ成立したでしょうか?
第2部 契約するときは、ここに注意!
  1. オリジナルパーカーを作るために、どういう視点でお店を探していましたか?
  2. 3人は、お店で何を聞いていますか?
  3. 注文書の控えをもらっていましたか?
  4. 3人は、なぜ一方的にキャンセルができず、仕方なくオリジナルパーカーを依頼したのでしょうか?
  • まとめ

ポイント

  • 3人の高校生が文化祭に向けてオリジナルパーカーを作るという事例をもとに、契約には、なぜ法的拘束力が生じるのかを、先輩のナツミが指南役となって、みんなで考えていきます。
    • 契約を結ぶまでの行動を「漫画」で展開
    • 契約成立について「クイズ」で展開
  • 第1部で描いている行動をもとに、第2部では契約するときの注意点を生徒自身が漫画を振り返りながらまとめていく参加型の仕組みになっています。
    • 上記目次のQ1〜Q4について解答を入力すると、チェックポイントやアドバイスが見られる仕組み

【第2章】契約は守るもの! だけど

【第2章】契約は守るもの! だけど

目次

第1部 契約はやめられるの?
  • 未成年者取消権
  • もっと知りたい2-@ 未成年者取消権が使えない場合
  • もっと知りたい2-A チャレンジクイズ‼
    契約の取消し・無効になる場合
第2部 相手が契約を守ってくれなかったら…
  • もっと知りたい 法定解除

ポイント

  • 第1部では、未成年者取消権の事例をもとに、契約には法的拘束力があるが、民法ではなぜ未成年者取消権を規定しているのかについて、ナツミを中心にみんなで考えながら法律の考え方を学習していきます。ほかにも契約にしばられるべきではない場合(取消し・無効)を学習します。
    • 未成年者取消権についてのストーリーを漫画会話形式で展開
  • 一方、第2部では、法的拘束力のある契約であっても、解除ができる場合(法定解除)があることについて学習します。
    • イラスト入りクイズにチャレンジ
  • 意欲のある生徒向けに設定した「もっと知りたいページ」や一人でも学習しやすい解説書を読んで理解を深めることができます。インターネットでの調べ学習用に課題も提示しています。

【第3章】若者に多い契約トラブル事例

【第3章】若者に多い契約トラブル事例

目次

  • 事例@ 無料? 就活セミナーに行ってみたら…。
  • 事例A 脱毛エステに行って…。
  • 事例B 友人から投資話に誘われて…。
  • 事例C モデルオーディションに合格したら…。
  • チャレンジクイズ
  • もっと知りたい
  • 全体のまとめ

ポイント

  • 若者に多い契約トラブル事例から、第1章、第2章で学習した法律の考え方をもとにトラブルになったきっかけや原因を考え、若者の被害防止につなげます。
  • 相談することが、自分のトラブルを解決するだけではなく、法改正につながるなどといった消費者市民の役割を担っていることも学習します。