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参照 HP「東京くらしWEB」 危害・危険情報 令和3年2月22日

破損したスマートフォン用
ガラスフィルムでのケガに注意!

スマートフォンの画面の保護や、のぞき見防止、ブルーライトカットなどの目的で画面に貼り付けるガラスフィルムが普及しています。一方で、割れたガラスフィルムや、割れていなくても角や端でケガをしたなどの事故情報が寄せられています。

事故事例

※事故事例は、消費者庁・国民生活センター「事故情報データバンク」登録事例を加工して作成

  • スマートフォンのガラスフィルムが割れて指に刺さってしまった。医者で縫ってもらうけがになった。(平成31年2月発生、10歳代)
  • 店舗で貼ってもらったスマホの保護フィルムの鋭利な角で指が切れ、交換してもらった製品でも切れた。(平成30年6月発生、60歳代)

スマートフォン用ガラスフィルムの商品テストを実施しました(令和元年度)

落下試験後のガラスフィルム
(左:全体、右:拡大)

実験内容と結果

スマートフォン模型にガラスフィルムを貼り、10回落下させた。目立った破片の飛散は見られなかったが、ガラスフィルム表面を観察すると、細かく割れた箇所はザラザラし、浮いてはがれそうになっている破片が確認できた。また、大きくひび割れた箇所は、はがれたりした際に切傷につながるおそれがあるとがった部分が確認できた。

ガラスフィルムを折り曲げた部分(左)
シャープエッジテスターにできた切傷(右)

実験内容と結果

ガラスフィルムを折り曲げたときに割れて鋭くなった部分について、切傷ができるか調べる専用器具(シャープエッジテスター)で評価した。切傷(検知テープの貫通)ができ、触ったときにケガをするおそれがあることがわかった。

事故を防ぐポイント

多くのガラスフィルムは飛散防止加工されているため、破損してもすぐに破片が飛散することはありませんが、そのまま使用しているとポケットやカバンなどから出し入れしているときなどに、破片がはがれてケガをするおそれがあります。

  • スマートフォン用ガラスフィルムが割れたら、そのまま使用せず交換しましょう。
  • 割れたガラスフィルムをはがすときや、はがしたガラスフィルムでケガをしないように取扱いに気をつけましょう。
  • 割れていないガラスフィルムでも、端や角でのケガに気をつけましょう。