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平成30年度 東京都立神代高等学校『セーフティ教室』実施報告

東京都消費生活総合センター 活動推進課

1.実施の概要

東京都消費生活総合センターでは、東京都立神代高等学校との連携により、「5月のセーフティ教室」の一環として、下記のとおり出前寄席を実施しました。当日は全校生徒829名に受講いただき、消費者問題をテーマに楽しく学んでいただきました。

平成30年5月2日(水) 9:30 〜 10:30
調布市グリーンホール
漫才「ネット社会の落とし穴」
落語「甘い誘いにゃ罠がある」「気軽に学ぶ消費者教育推進法」
東京都立神代高等学校の生徒達の写真
調布市グリーンホール 大ホール

2.内容

(1)実施までの経緯

毎年、学校ではセーフティ教室を開催し、全校生徒にSNS のトラブル、詐欺のさまざまな手口等をテーマとした啓発を行っています。

今年度は、寄席で消費者教育を行う視点で、12月に学校からの申し込みを受け、電話や訪問により、担当の主幹教諭と当日の運営等について詳細な打ち合わせを行いました。

(2)当日の体制

「ネット社会の落とし穴」

無料サイトやゲームサイトからアダルトサイトにつながり、高額な料金を請求された事例や、ネットオークションで代金を振り込んだ後に連絡が取れなくなってしまった事例など、若者に多いネットのトラブル事例を紹介し、怪しいサイトの見分け方や自衛方法などを教示します。

漫才の写真
出前寄席ユニットアクトリー
「甘い誘いにゃ罠がある」
「気軽に学ぶ消費者教育推進法」

学生が消費者被害に陥りやすいマルチ商法など、さまざまな手口を紹介し、「甘い誘いには罠がある」と示唆します。また、演者による家族の日常会話を通じて、契約の成立条件、持続可能な社会に向けての消費行動、フェアトレードなどについて、消費者教育推進法を背景に、自立した消費者の育成が大事であることを教示します。

落語の写真
立川平林さん

事前準備や当日の音響、落語の高座設営等は、生徒が中心になって運営されました。出前寄席終了後は生徒総会が行われ、後日生徒に感想を書いてもらいました。

3.受講された生徒の感想

  • 消費者としてどうあるべきかをしっかり考える必要があると思いました。商品1つにしても、お金1円にしても、大きな問題につながりかねないことを知り、私たち消費者も軽く考えてはならないと感じました。これから社会に出ていく中で、小さなことでも軽く受け止めず、一つひとつのことにしっかり責任を持っていきたいです。
  • 体裁の良い言葉には必ず裏があることを改めて実感させられました。事業者と個人の関係以外に、身近な人間同士の間にも悪質商法が及んでいることに驚きました。確かに自分の近しい人が言うことほど、信憑性を感じると思います。そのことで、トラブルから身を守るために常に疑ってかかることが大切な一方、簡単に人を信じられなくなる悲しい現実もあります。少しでも怪しいと思ったら、相談すべきだと感じました。

4.学校の感想

総合的な学習の一環として、毎年5月の初めに、全校生徒を対象にセーフティ教室を実施しています。例年、薬物、インターネットの危険性などの講演を実施していましたが、今回は、現代社会の消費者への罠を、漫才と落語によって語っていただくという新鮮でわかりやすく、有意義なセーフティ教室となりました。

現在、全面改築のために体育館がなく、全校生徒が集まれる貴重な機会に、生徒中心に準備をし、この企画を実施できたことは、演者はもとより、関係の皆様のおかげと感謝しています。

(都立神代高等学校主任:樋口教諭)

5.さいごに

今回、出前寄席を活用いただくことで、生徒の方々に、漫才や落語を通して悪質商法の手口とその対応策を楽しく分かりやすく伝えることができたと思います。

東京くらしWEB 出前講座(出前寄席)
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/manabitai/de_yose/