わたしは消費者 教員向け消費者教育情報提供誌・Web版
ページ1

Web版消費者教育読本

「もしも未来が見えたなら〜いつかクレジットカードを使う日に〜」
を使用した授業を実施しました

国際基督教大学高等学校 家庭科教員 金清 順子

開催概要

実施科目 家庭基礎「経済生活を営む」
受 講 者 1年生 担当クラス45名×2クラス
日 時 2015年12月4日、50分授業×2クラス
実施教室 学校内の図書館、学習スペース
使用教材 Web版消費者教育読本「もしも未来が見えたなら〜いつかクレジットカードを使う日に〜」ステージ2と3
使用機材 ノートパソコン(定員6名の机に、2台用意、1台につき2〜3人で使用)、ホワイトボード(教員用)

指導計画(消費者信用と多重債務の学習)

単 元 指導内容
1時間目 クレジットカードの仕組みと契約
2時間目 支払方法と金利計算、利用時の注意点
3時間目 外部講師による情報セキュリティ教室
4時間目 ローンとキャッシング、多重債務の事例
5時間目 Web版教材を使用した授業、復習とまとめ

本校の特色とWeb版教材を使用した動機

本校の生徒は、3分の2が海外からの帰国生で、国内生と学び合っています。帰国生の中には、海外生活でクレジットカードを使って支払う場面を日常的に見ていた生徒や、帰国後、外国語の本や音楽などの購入時にネットショッピングを利用し、親にクレジットカードで支払いをしてもらっているという生徒が多くいます。そのため家庭科では、生徒は高校を卒業したらすぐにクレジットカードを持つと想定し、実践時に役立つ授業を行う必要があると考えています。普段から生徒は電車の定期券と一体化したカード型電子マネーを使っています。キャッシュレスの買い物に抵抗感がありませんが、クレジットカードを適正に使えるようになるためには、仕組みや使い方を正確に理解しておかなければなりません。Web版教材は、クレジットカードを使った買い物を疑似体験することができ、実際の行動に生かせる知識が身につくと考えました。

授業の位置付けとねらい

Web版教材を使った授業は、前述の指導計画1時間目から4時間目に学習した内容が理解できているか、事例を解決しながら、生徒同士で確かめる機会です。グループ活動で知識を確認し合い、次の3点を復習しました。

クレジットカードでの購入は「借金」である。
クレジットカードを利用する時は、返済期間と支払総額を確認して、支払方法を決める。
ローンやキャッシングを繰り返すと、利子がふくらんで返済額が多額になり、返済に苦しむ危険もある。

Web版教材を使用した授業の内容(5時間目)

時 間 生徒の学習活動
導入5分 Web版教材を使った本時の活動のねらい(上記の3点)、
教材の構成や内容を把握する。
展開①
20分
ステージ2「クレジットカードで買い物してみよう」
グループ活動 ※(グループ毎に進める)
まとめ①
5分
クレジットカードを利用する時の注意点を確認する。
全体活動(教員主導)
展開②
15分
ステージ3「クレジットカードは計画的に利用しよう」
グループ活動※(グループ毎に進める)
まとめ②
5分
クレジットカードを持つ時の心構えについて、自分の考えを発表する。計画的に利用することの大切さを確認する。
全体活動(教員主導)
グループ活動をする上での留意点
Web版教材にある○×クイズや事例問題を解く時は、グループで話し合いをし、根拠を挙げて答える。なぜその答えなのか説明できた後、解説に進む。