わたしは消費者 教員向け消費者教育情報提供誌・Web版
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新作消費者教育教材(Web版/DVD)が完成しました

中学生向けWeb版消費者教育読本

カートくんの買い物★なびげ〜しょん
−「消費者の権利と責任」の社会−

東京都消費生活総合センター

東京都消費生活総合センターでは、平成18年度からWeb版消費者教育読本を作成しています。
今回作成した教材(以下「Web版読本」という)は、タブレットにも対応可能となっています。

1.Web版読本の目的

この教材は、中学生がWebによる疑似体験を通じて、日常の消費生活で、消費者の行動がどのように社会や世界とかかわっているかについて学習することを目的としています。

ねらい

1
販売方法や支払方法が多様化する中、それぞれの特徴を理解し、適切に情報を収集できるようになる。
2
目的に合った商品を買うために情報を集め、比較検討できるようになる。
3
消費者の権利と責任を理解し、行動することの大切さに気付く。

2.本教材の内容と活用方法

本教材は、3ステージ(前半、後半)で構成されています。ナビゲーターの「カートくん」に案内されながら、商品選択から消費者としての権利と責任まで、幅広く学んでいきます。

画像:トップ画面

トップ画面

ステージ 1 前半
-どこで本を買う?-

(1) 大型書店、(2) リサイクル店、(3)( 町の)本屋、(4) ネットショッピングの4つの販売方法の特徴を比較検討し、自分なりの考えで1つの商品を選択し、購入します。商品の情報や支払方法に応じて、自ら考えながら、販売方法を選択する力を養います。

ステージ 1 後半
-トラブルが起きたとき君ならどうする?-

「購入した商品に不具合があった場合、どうするか。」(1) 何もしない、(2) 販売店に連絡する、(3) 製造者に連絡する、それぞれの選択肢について、その展開を具体的に考えます。単なる「批判」は「批判的思考」と違うことに触れ、消費者の責任についても考えます。

ステージ 2 前半
-どのTシャツを買う?-

(1)普段着用、(2)運動用、(3)ボランティア活動のユニフォーム、(4)移動教室用などの目的と予算を、Web上のくじで決定します。設定された条件の範囲内で、4種類のTシャツを比較検討し、自分なりの考えで1つの商品を選択します。品質表示から商品の背景まで考えた、奥行きのある思考力を養うことができます。

ステージ 2 後半
-Tシャツに隠された事実-

「カートくんが持っているTシャツ」を素材に、商品の背景を考える学習ができます。インドのコットン畑で働く生産者の様子を動画で視聴するなど、概念的なエシカル消費をビジュアルで学習することができます。世界に視野を広げながら、「持続可能な社会」の在り方を考えます。

ステージ 3 前半
-どのドライヤーを買う?-

3つのタイプのヘアドライヤー(値段はすべて4,000円)について、安全性や機能性を比較検討しながら、自分なりの考えで1つの商品を選択します。安全性、機能性から選択の理由を考える学習が可能です。

ステージ 3 後半
-故障?誤使用?どうしよう!!-

「ドライヤーから火花が散ってやけどをしてしまった」事例を基に、「なぜ事故が起こったのか」を学習し、どうしたら製品事故を起こさないかを考えます。そこから、消費者には「補償される権利」や、「主張し行動する責任」があることなどを学習できます。