わたしは消費者 教員向け消費者教育情報提供誌・Web版

「インターネット取引」の消費生活相談の概要

〜「平成25年度 テーマ別分析」より〜

東京都消費生活総合センターでは、都内の消費生活センターに寄せられた相談をもとに、消費者トラブルの多い商品分野・販売方法等について、年度ごとにテーマを設けて分析し、「東京くらしWEB」に掲載しています。

ここでは、平成25年度のテーマ別分析のうち、インターネット取引に関する相談について、その特徴と傾向を分析した「『インターネット取引』の消費生活相談の概要」から、その一部をご紹介します。

インターネット取引に関する相談について

パソコンや携帯電話、スマートフォン等の普及に伴い、自宅や店舗以外の場所で気軽にさまざまな商品やサービスの契約ができる「インターネット取引」は、通信販売の一形態として身近なものとなり、若者から高齢者まで幅広い年代層で利用されるようになりました。

しかし、「代金を振り込んだのに商品が届かない」「商品が広告と違う」といったトラブルが依然として多く見られるとともに、契約相手先が見えないというインターネットの特質を悪用した詐欺的な契約や架空・不当請求のトラブルが後を絶ちません。

インターネット取引の特徴的な相談

(1)
デジタルコンテンツ

インターネット取引相談において最も件数が多いのは「デジタルコンテンツ」に関する相談で、このうち、「アダルト情報サイト」に関する相談では、「アダルトサイトにアクセスし、年齢認証をしただけで登録となり料金を請求された」といったワンクリック請求に関するものが目立っています。

(2)
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)

SNSが関連する相談としては、出会い系サイトやオンラインゲーム、コンサートチケットに関するものがよく見られ、29歳までの若者による相談が全体の3割を超えています。

相談内容では、「SNSサイトで知り合った友人から『無料で利用できる』と他のサイトを紹介されたが、やり取りを続ける途中で有料となり、高額のポイント代を支払ってしまった」や「SNSサイトで知り合った個人からコンサートチケットを譲り受けることになり、代金を先に払ったら連絡が取れなくなった」といった相談が目立っています。

(3)
インターネット・オークション

相談内容では、個人間売買に関するものが多く、落札後に商品が届かないといったトラブルや、ブランド品の偽物であることや商品の不具合等が判明したため、返金や補償を求めていたが応じないといった相談が目立っています。また、「過去に登録したオークションの会員登録について、解約や変更ができずに会費の請求がいつまでも続く」といった相談も寄せられています。

(4)
共同購入型クーポンサイト

インターネットのサイトで、他のユーザーと共同でクーポン券を購入すれば、通常よりも安い料金で商品やサービスの提供を受けられるという「共同購入型クーポンサイト」に関する相談も増えています。「クレジットカード払いでクーポンを購入したが、利用先の事業者が倒産した。未利用分を返金して欲しい」「インターネットサイト上でクーポンを購入したものの予約が取れず、条件期間内に使えない」「クーポン購入後に利用条件があることを知った。解約したいが応じてもらえない」といった相談が目立っています。


上記「テーマ別分析」のほか、「東京くらしWEB」(http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/)のトップページにある「相談したい」から、さまざまな相談に関する情報をご覧いただけます。

「相談情報の分析・統計」 http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/sodan/tokei/
寄せられた相談情報をもとに、その傾向や特徴を分析し公表しています。
※「テーマ別分析」は、こちらに掲載されています。
「ご注意ください(消費者被害情報ほか)」 http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/sodan/kinkyu/
相談が増加している手口や注意が必要な商法等について、注意を呼びかけています。
「消費生活相談FAQ」 http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/sodan/faq/
よくある相談事例をご紹介します。トラブルを解決する手がかりとしてご活用ください。