サブスクリプションサービス（サブスク）の解約トラブルが増えています

定められた料金を定期的に支払うことにより、一定期間、商品・サービスを利用することができるサービスを、サブスクリプションサービス（サブスク）といいます。定額で利用できるため、頻繁に利用する人には便利で割安感のあるサービスですが、契約すると解約するまで自動で更新され、利用していなくても料金が発生するといった特徴があります。

サービス提供事業者は有料会員獲得のために、お試し期間として無料サービス期間を設定することがあります。無料期間中に解約しなければ有料プランに移行し自動更新となることが多いため、定期的に料金が引き落とされていることに気付かず、トラブルになることがあります。また、申し込みがインターネット上で簡単にできる反面、解約方法が分かりにくかったり、解約したつもりができていなかったりする場合があるため、注意が必要です。

トラブルを防ぐには、どうしたらいいのでしょうか。その商品やサービスを継続して利用したいのかよく考えた上で、契約条件や無料期間、解約手続きなどを事前によく確認してから契約することが大切です。さらに、契約画面や登録した情報をスクリーンショットなどで保存しておくと、後から契約内容を確認することができて安心です。

サブスクのサービスに多い動画や音楽などの配信は通信販売にあたります。特定商取引法の改正により、2022年6月から通信販売の契約は、事業者が契約内容について消費者を誤解させるような表示をしたり、契約上の重要事項を表示しなかった場合には、取り消すことができるようになりました。困ったときは、消費生活センターにご相談ください。