葬儀費用のトラブル ～パッケージプラン以外に追加料金が請求された～
- 葬儀業者に家族葬にしたいことを伝えたところ、25万円のパッケージプランを提案されて申し込んだ。内容をよく見ずに契約したが、葬儀の前日に見積書を確認したら、パッケージプランに不要なサービスが含まれていた。また、オプション費用として、ドライアイスなどで20万円近くの追加費用がかかることが分かった。どうしたらよいか。
- 葬儀業者との契約は、時間的な余裕がなく、複数社の見積りを比較検討することが難しいなど、消費者が充分に確認できないことから、トラブルが多く発生しています。また、最近では、多くの葬儀業者がウェブサイトを設けており、葬儀業者のネット広告を見て葬儀を依頼するケースも増えています。
葬儀業者から提示される料金はパッケージプランとなっていることが多く、事例のように、パッケージプランの内容によってはオプション費用が追加で発生することがあります。また、ひつぎや祭壇の花をグレードアップすることにより、当初の見積額の他に高額な追加料金を請求されることもあります。コロナ禍においては、消毒作業が発生し、追加の費用がかかったなどの相談も寄せられています。
どのような葬儀を希望するのかを明確に葬儀業者に伝えたうえで、葬儀業者から提示された葬儀内容が希望どおりになっているか、金額や支払時期は問題ないかを確認することが重要です。パッケージプランを申し込むときには、その中に必要なサービスが含まれているか、希望しないサービスが含まれていないかを必ず確認しましょう。
また、悲しみの中で気が動転している状況での確認不足を補うために、可能であれば葬儀業者との打ち合わせは複数人で行ったほうが良いでしょう。
葬儀に対する考え方は近年多様化しています。葬儀の方法や費用など、普段から情報を集めておくことが大切です。
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