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フレッシュ市場

コマツナ

 都内でも春になると黄色い菜の花があちらこちらにみられますが、都内で栽培の多いコマツナも、この時期に菜の花を咲かせるアブラナ科野菜の一種です。しかし、野菜として利用する場合には、抽苔ちゅうだい・開花すると食味や食感が低下してしまうため、春先からの利用には抽苔ちゅうだい・開花を遅らせる品種改良が課題となってきました。
 昭和38年には、抽苔ちゅうだいが遅く収量が多い「ごせき晩生ばんせい」が登場し、江戸川区を中心に広く普及しました。昭和46年になると、生育が早い「城南コマツナ」が選抜され、世田谷区に普及しました。さらに、ビニルハウスやトンネル栽培の普及、チンゲンサイやタアサイ等との幅広い交配による新品種の育成により、現在では、コマツナは季節を問わず栽培できるようになりました。
 コマツナは、カルシウム、鉄、ビタミン等が多く含まれる健康野菜です。年間を通してコマツナを提供するため、多くの種類のコマツナ品種が活躍しています。
※抽苔:開花に先立ち花茎が伸びること

資料提供:(公財)東京都農林水産振興財団 東京都農林総合研究センター

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