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相談の窓口から

カラートリートメントでも
パッチテストが必要!?
~ヘアカラーリング製品は使用上の注意をよく読んで使用しましょう~

質問
 長年染毛剤(ヘアカラー)を使用していましたが、最近頭皮がかゆくなるなどの異常が生じ、医師からも使用を止めるように言われました。そこで、ヘアマニキュアを使用しましたが思ったように染まらなかったため、今度はカラートリートメントを使用したところ、この製品でかゆみが出てしまいました。ヘアマニキュアもカラートリートメントも「染毛料」と表示されており、毛髪や頭皮への負担は少ないものと思いましたが、このカラートリートメントの説明書には使用前にパッチテスト(皮膚アレルギー試験)が必要と書いてあります。染毛料なのにパッチテストが必要なのですか?
回答
 ヘアカラーリング製品は、医薬部外品に該当する「染毛剤(ヘアカラー、白髪染め、おしゃれ染など)」と化粧品に該当する「染毛料(ヘアマニキュア、カラーリンス、カラートリートメントなど)」に大きく分類されます。
 染毛剤は、「酸化染料」を有効成分とするものが多く、いったん染まれば1か月から2か月程度色持ちしますが、この「酸化染料」が、体質によってかぶれの原因になることがあります。はじめはかぶれなかった人も長期間使用し続けることで酸化染料によるアレルギー反応が出る場合もあるので、使用する前には毎回必ず、塗布30分後と48時間後のパッチテストをする必要があります。
 一方染毛料には、ヘアマニキュア、カラーリンス、カラートリートメントなど様々な製品があります。「酸化染料」を配合していないため、染毛剤(ヘアカラー)でアレルギー反応が出た人も使用することができますが、染毛料に配合される染料はHC染料、塩基性染料などがあり、製品によって異なります。使用する人の体質や体調などによって異常があらわれる場合もあるため、安全性に配慮してメーカーが自主的にパッチテストをするよう記載している製品もあります。ヘアカラーリング製品について詳しくは、日本ヘアカラー工業会のホームページをご覧下さい。
http://www.jhcia.org/ ヘアカラーリング製品に関する説明図
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電話03-3235-1155
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