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相談の窓口から

賞味期限を過ぎたミネラルウォーター
飲んでも大丈夫?

質問
 数年前、災害時に備えてペットボトル入りのミネラルウォーターを購入し、段ボールに入れたまま保管していました。最近、開梱して表示を見たところ、すでに賞味期限を1年過ぎていました。メーカーに問い合わせたところ、賞味期限を過ぎている場合、処分するように言われましたが、見た目には問題がありません。飲んでも大丈夫でしょうか。
回答
 震災をきっかけに、普段からミネラルウォーターや非常食などを備蓄しておく消費者が増えましたが、備蓄している食品については、日ごろ気を配る機会が少ないため、気付いたら賞味期限を過ぎていたということが起こりがちです。
 賞味期限とは、定められた方法により保存した場合において、期待される全ての品質の保持が十分に可能であると認められる期限のことです。ただし、賞味期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されていることがあります。このため、賞味期限を過ぎた食品であっても、必ずしもすぐに飲食できなくなるわけではありません。賞味期限を過ぎた食品については、すぐに捨てるのではなく、その見た目や臭い等により、五感で個別に飲食可能かどうか、判断してください。
 今回の事例についても、保存状態などにより一律に判断できず、個別に消費者が五感を働かせ、ミネラルウォーターが飲めるかどうかを判断することになります。例えば、外見上、量が目減りしていたり、開封後、水が臭ったりした場合は、変質や腐敗の恐れがあるので飲まないで処分する、ということになります。
 今回の事例のような事態を避けるためには、備蓄している食品について、定期的に、例えば1年に1回、点検を行うとよいでしょう(カレンダーなどに点検日を記入しておくと忘れずに済みます)。そして、賞味期限が近づいたものは日常の食生活に取り入れて飲食し、その分は補充しておくようにするとよいでしょう。

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電話03-3235-1155