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フレッシュ市場 ワケネギ「東京小町」

 ワケネギは、緑葉部を主に利用する葉ネギの仲間で、ワケギと荷姿は似ていますが、別種のネギです。株元からわき芽が次々と出るため、株分けした苗を植えると収穫時には数十本の株になります。生産は千葉県や埼玉県が多くを占めますが、東京都産も品質の良さが高く評価されています。都内では1930年代に葛飾区で栽培が始まり、その後足立区や府中市に広がりました。

 葉が柔らかく、辛みが少なくて香りがよいため、味噌汁、薬味、ぬた、炒め物などに幅広く利用できます。
 加熱しすぎると風味や食感を損なうので、軽く熱を加える程度の調理がお勧めです。
 平成29年2月には、東京都農林総合研究センター育成の新品種『東京小町』が農林水産省に品種登録されました。肉厚で柔らかく食味に優れ、春や秋だけでなく夏や冬でも一年中利用できます。まだ生産量は限られていますが、今後、都内直売所等で販売できるよう、生産を増やしていく予定です。

ぬたとねぎうどん

資料提供:(公財)東京都農林水産振興財団 東京都農林総合研究センター