メニュー

くらしを彩る時季の催しをご紹介 東京彩祭(とうきょうさいさい)

伊豆大島椿まつり(伊豆大島)

くらしの彩祭話々(さいさいわわ)

伊豆大島椿まつり

 伊豆大島は東京都心から120キロ南に位置し、中央に三原山がそびえる火山島です。面積は約91k㎡で、23区で最も広い大田区のほぼ1.5倍にあたります。行政区域でいうと島全体が東京都大島町になります。そんな伊豆大島で、島を挙げて行う催しが「伊豆大島椿まつり」です。1955年に始まり、今回で第62回目を数えます。2017年は1月29日(日)から3月26日(日)まで開催されます。

 伊豆大島には、自生種と園芸品種合わせて約1500種300万本のツバキがあります。中でも、椿まつりのメイン会場である都立大島公園には、東京ドーム約1.5倍という日本一広いツバキ園があり、約9000本のツバキが次々に花を咲かせます。ただ、サクラのように同じ時期にそろって満開になるわけではありません。早いものは9月に咲き始め、2月初旬から3月下旬に見ごろを迎え、最も遅いものは5月初旬まで花をつけます。
 また、伊豆大島のツバキは他の地域の物よりも早く大きく育ち、花の香りが強く、開花期が長いなどの優れた特徴があります。それは、三原山の火山噴出物や火山灰が堆積した土壌の水はけの良さ、温暖で降水量の多い気候がツバキの生態にぴったりなためで、まさに「ツバキの楽園」といえるでしょう。

 大島公園のほかにも「椿花ガーデン」や「椿トンネル」など島内さまざまな場所でツバキを楽しめ、自然や温泉、伝統衣装を着た「あんこさん」など見どころいっぱいの伊豆大島。椿まつり開催中は東京都からの補助により旅客運賃がお得になりますので、ぜひ足を運んでみませんか。

【参考文献】
大島町史編さん委員会(2000)『東京都大島町史 通史編』東京都大島町
大島町史編さん委員会(2000)『東京都大島町史 自然編』東京都大島町

今月の催し

伊豆大島椿まつり

  • イベント日時
    平成29年1月29日(日)~3月26日(日)

会場概要

都立大島公園(大島町泉津福重)ほか、伊豆大島各地
  • アクセス
    ●高速船・客船
    竹芝客船ターミナル~大島
    高速船:1時間45分、客船:8時間

    ●飛行機
    調布飛行場~大島空港
    35分
  • 問合せ先:
    04992-2-2177(大島観光協会)

クイズで彩祭(さいさい)

正解すると、今月の表紙イラストの
スマートフォン用壁紙データがもらえます!

伊豆大島には日本で唯一の○○があります。なんでしょうか?
塩湖
フィヨルド
砂漠

不正解

もう一度チャレンジ

不正解

もう一度チャレンジ

正解

ご使用中の端末を選択し、表示された画像を長押しして画像を保存してください。

閉じる

●くらしに役立つバックナンバー