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フレッシュ市場 [八丈フルーツレモン]

 東京の島々では、特有の気候を活かした農作物が数多く栽培されていますが、その1つに八丈島の「八丈フルーツレモン」があります。サイパン島近くのテニアン島から持ち帰った島民の名前をつけて「菊池レモン」として長く愛されてきたレモンでしたが、栽培方法を工夫するとともに、樹の上で完熟させることでレモンの皮独特の苦味が消えてほんのり甘くなり、ふわふわとした食感で、丸ごと味わえるレモンとして生まれ変わりました。
 樹の上で黄色く完熟するまで長く置くため、普通のレモンより大きく育ちます。レモンの皮にはビタミンCが多く、生活習慣病予防に効果があるポリフェノール類も豊富に含まれています。丸ごとザク切りにして生野菜と混ぜて、塩・胡椒すれば、皮まで美味しい絶品のサラダになります。
 生産量がまだ少ない上に人気が高いため、島内でも販売と同時に売り切れてしまう「八丈フルーツレモン」。今後、皆さんの食卓にも届けられるよう、レモンの生産者は、意欲をもって栽培に取り組んでいます。

資料提供:東京都島しょ農林水産総合センター

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