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くらしを彩る時季の催しをご紹介 東京彩祭(とうきょうさいさい)

八王子いちょう祭り(八王子市)

くらしの彩祭話々(さいさいわわ)

八王子いちょう祭り

 甲州街道(国道20号)の追分町交差点から高尾駅までの約4キロにわたって、日本三大並木とも称されるいちょう並木があります。昭和初期に大正天皇の多摩御陵造営記念として植えられたもので、その総数は約770本にもなります。晩秋に色づいたいちょうが続く光景は美しく、さながら「黄金のトンネル」のようです。

 今年で37回目をむかえる八王子いちょう祭りは、このいちょう並木を中心に市内各地で催されます。毎年11月の最終週の土・日曜日に開催し、合わせて50万人以上を動員する一大イベントで、中でも、一枚500円の通行手形を購入し、沿道の町会が設けた関所で焼印を押しながら歩くオリエンテーリングが定番です。そして、懐かしの名車が走る姿を間近に見られるクラシックカーパレードや、賑やかな「じょいそーらん」のパレードなどが祭りを盛り上げます。全国観光物産展・ご当地グルメのほか、沿道の町会による出店も多数あり、市内外から訪れる家族連れなどで賑わいます。

 このお祭りの特徴は、ユニークな企画・運営体制にあります。ほとんどがボランティアである「八王子いちょう祭り祭典委員会」が主催し、予算の大半は祭りで販売する手形などの収益や、後援会の支援・協賛でまかなっています。祭りのテーマや企画についても、八王子らしさや時期の話題などを加味し、年齢も職業もさまざまな一般市民がアイデアを出し合って決めます。この「市民の祭典」としてのスタイルは、祭りが誕生した昭和54(1979)年から変わっていません。自分たちが住んでいるまちをもっと住みよくしようという「市民意識の結晶」が、この祭りを輝かせ続けているのです。

【参考文献】
八王子いちょう祭り祭典委員会(2000)『八王子いちょう祭り大作戦』日本地域社会研究所

今月の催し

第37回八王子いちょう祭り

  • イベント日時
    平成28年11月19日(土) 9時~17時
    平成28年11月20日(日) 9時~16時30分

会場概要

八王子市内各所(甲州街道(国道20号)追分町交差点~小仏関跡、陵南いちょう会館 ほか)
  • アクセス
    ・追分関所(八王子市追分町10-1)JR中央線「西八王子」駅から徒歩15分
    ・小仏関所(八王子市裏高尾町419)JR中央線「高尾」駅から徒歩15分
    ・陵南いちょう会館(八王子市東浅川町120)JR中央線「高尾」駅から徒歩15分
    ・陵南公園本園(八王子市長房町1369)JR中央線「高尾」駅から徒歩20分
  • 問合せ先:042-668-8383(八王子いちょう祭り祭典委員会)

クイズで彩祭(さいさい)

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甲州街道沿いに設けられる関所の数は
8か所
12か所
18か所

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