東京都消費生活総合センター

web版 くらしに役立つ都民のための消費生活情報誌 東京くらしねっと平成27年 2015 No.221 9月号

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テストレポート テストレポート

イラスト 防災ヘルメット

家具転倒防止器具、表示どおりの効果が得られない?!
~器具の組み合わせによる使用が有効です!~

 地震等への備えとして、室内の安全確保のために家具の転倒防止対策も欠かせません。現在、様々なタイプの家具の転倒防止器具が販売されていますが、中には「震度7対応」、「震度7でも転倒を防いだ」等の効果を表示した商品も見られるようになりました。
 そこで都は、市販されている転倒防止器具の性能を調査するため、壁や家具を傷つけることなく設置できる「粘着マット式」、「ストッパー式」、「ポール式」の3タイプの家具転倒防止器具を計7検体購入し、商品テストを行いました。

  • 粘着マット式
    イラスト 粘着マット式
    粘着性のゲル状のもので、家具の底面と床面を接着させる器具
  • ストッパー式
    イラスト ストッパー式
    家具の前下部にくさび状に挟み、家具を壁側に傾斜させる器具
  • ポール式
    イラスト ポール式
    家具と天井の隙間に設置する棒状の器具

主な調査結果

●「震度7対応」の表示でも期待する効果が得られない場合が!!
 今回テストした7検体には、「震度7クラスOK」等の、震度7相当での転倒防止効果を期待させる表示をした商品もありました。しかし、震度6強相当の地震波でテストしたところ、7検体全てで家具が転倒(転倒相当を含む)しました。
 一方、明確な対応震度表示をしていない3検体について、震度6弱相当の地震波でテストしたところ、1検体では家具が転倒しましたが、2検体は10~30cm程度の移動にとどまり、家具は転倒しませんでした。
●器具を家具の上下に組み合わせて使用すると効果が高まる!!
 単体使用では家具が転倒した7検体のうち2検体を、食器棚の上下に組み合わせて使用し、震度6強相当の地震波でテストしたところ、家具が転倒せず、10cm以下の移動に抑えられたケースがありました。
※当テスト結果は、大型の家具(タンス・食器棚)を対象として、特定の地震波、設置方法等の条件で実施した試験によるものであり、転倒防止器具の効果の有無や優劣を示すものではありません。

イラスト 家具転倒防止器具

消費者へのアドバイス

●家具の転倒・落下・移動防止対策は、地震時のケガや避難障害の発生を防ぐため非常に大切です。
  • (1) 転倒防止器具は、地震の大きさや取り付ける家具等、条件によっては期待される効果を発揮できない場合があります。表示を過信することなく、家具の上下に器具を組み合わせる等、できるだけ効果の高い対策を図りましょう。
  • (2) 器具の使用だけでなく、ケガや避難の妨げにならないよう、家具の置き方を工夫しましょう。
  • (3) 納戸やクローゼットなど、据え付けの収納スペースを活用し、なるべく生活空間に家具を置かないようにしましょう。

詳細は、東京くらしWEB くらしの安全 商品テスト「家具転倒防止器具の性能」

問い合わせ
  • 東京都生活文化局 消費生活部生活安全課
  • TEL:03-5388-3055

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