東京くらしねっと 3月号

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テストレポート

イオン式空気清浄機、期待していた効果とちょっと違う?~フィルター式空気清浄機との違いに注意!!~

 花粉症対策やウイルス除去、消臭を目的として空気清浄機が家庭で使われるようになりました。空気清浄機には、ファン(羽根)で空気中の粉じんを吸引するフィルター式空気清浄機の他、電気の作用で粉じんを集めるイオン式空気清浄機があります。
 都内の消費生活相談には、特にイオン式空気清浄機に関して、「タバコの煙をほとんど吸い込まない」、「通販で購入したが咳が止まらなくなった」など、性能や安全性に問題があると思われる相談が寄せられています。
 そこで都は、イオン式空気清浄機について商品テストを実施しました。その結果、性能について消費者に過度な期待を持たせるような広告表示をしていたり、オゾン発生濃度が過剰で安全性に問題のある商品があることがわかりました。

イラスト 【フィルター式】目の細かいフィルターを用い、ファンで吸引した空気中の粉じんや悪臭を捕獲。空気の吸引力が高く、短時間で清浄化。フィルター交換の必要あり。

イラスト 【イオン式】浮遊する粒子を、静電気の力で捕集板に集じん。音が静かでフィルター交換が不要。空気の吸引力は弱い。

主な調査結果

  • ●今回調査したイオン式空気清浄機5検体全てにおいて、集じん性能、脱臭性能の効果がフィルター式空気清浄機と比べて、低い結果になりました(図1、図2)。
  • ●イオン式空気清浄機から排出されるオゾン濃度を測定したところ、5検体中3検体でJIS(日本工業規格)が定める基準値(0.05ppm以下)を超過していました(図3)。
  • (図1)集じん性能試験結果
  • (図2)脱臭性能試験結果
  • (図3)オゾン濃度測定試験結果

消費者へのアドバイス

  • ❶イオン式空気清浄機は、音が静かで、フィルター交換が不要などランニングコストがかからないといったメリットがありますが、フィルター式空気清浄機と比べて時間当たりの集じん能力が低く、部屋をきれいにするのに時間がかかります。こうした特徴をよく理解した上で、集じんするのにどれくらい時間がかかるのか、パンフレットや購入時のサイト等でよく確認し、商品を購入しましょう。
  • インターネット通販では、店頭で購入する場合と比べ、実物を見たり、店員に質問したりすることが難しいため、購入時には注意が必要です
  • ❸機種によってはオゾンが過剰に発生し、喉などの粘膜に刺激を与えるものがあります。万一、異変を感じたら使用を中止し、医療機関を受診しましょう。特に、乳幼児がいる家庭では、設置場所に十分配慮する必要があります
詳細は、東京くらしWEB くらしの安全 商品テスト結果 「イオン式空気清浄機の性能及び安全性」をご覧ください
http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/anzen/test/ion.html
問い合わせ
東京都生活文化局 消費生活部生活安全課 TEL:03-5388-3055
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