東京くらしねっと 5月号

東京くらしねっと 5月号

5月はフレッシュ市場 さくらんぼ

 さくらんぼは、桜桃(おうとう)とも呼ばれ、桜坊・さくらんぼう等の愛称もあります。日本に伝わったのは明治初期で、当時は全国で栽培が試みられましたが、栽培には生育期や収穫期の降雨の少なさと冷涼な気候が好まれるため、産地は山形が70%以上を占め、ほかには北海道・山梨などと絞り込まれてきました。果肉が軟らかく日持ちと輸送性に乏しいため、以前は砂糖漬けなどの加工品が主でしたが、温度管理などの技術の進歩により、現在日本で栽培されているのは、生食向きの甘味の強い甘果桜桃がほとんどです。ちなみに、ソメイヨシノ等の花を楽しむサクラとは、別の種類になります。
 さくらんぼは5月頃から出回り始め、初夏に出荷の最盛期を迎えます。高級さくらんぼとして定番の「佐藤錦」は山形生まれで、強い甘味とほどよい酸味で人気があります。さらに近年「紅秀峰」や「紅さやか」「正光錦」など、おいしく日持ちのする新品種も出荷されています。
 さくらんぼにはカリウムや葉酸が多く含まれ、味はもちろん、身体にも嬉しい果実です。
 季節の訪れを告げる果物「さくらんぼ」、真っ赤にキラキラと色づいたさくらんぼを、ぜひご賞味ください。

〈資料提供〉東京都中央卸売市場築地市場
東京シティ青果株式会社

イラスト さくらんぼ

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