更新日:2022年4月15日
計量法による検査とは別に、都民のみなさんや事業者が使用している計量器などの精度等を知りたい場合は、東京都独自の検査制度、東京都計量受託条例に基づく検査が気軽に受けられます。
東京都計量検定所では、都内にお住まいの方々や都内に所在する学校、事業者を対象に、計量器の精度確認と物質の量の計量を行っています。ご家庭や学校、事業所で使用されている、ヘルスメーター・キッチンスケール・定規・体温計や血圧計などの計量器の精度確認、品物の正確な長さや重さなどの計量値を知りたいと思う方は、お気軽に計量受託検査制度をご利用下さい。検査成績書が必要な方には、1通400円で受託検査成績書を発行します。ただし、ISO 9001 7.6 のトレーサビリティを保障するものではありませんのでご注意ください。
分類及び検査対象計量器 | 担当 | |
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長さ計 | 直尺(1m以下の金属製直尺、プラスチック製定規) | 検定担当 03-5617-6631 |
はさみ尺(ノギス、マイクロメーター) | ||
皮革面積板 | ||
物質の量:長さの計量 | ||
質量計 | 天びん | 質量圧力計担当 03-5617-6633 |
天びん以外のはかり | ||
分銅(実用基準分銅以外) | ||
分銅(1・2・3級実用基準分銅) | ||
物質の量:質量の計量 | ||
温度計 | ガラス製温度計(ベックマン温度計、体温計は除く) | 検定担当 03-5617-6631 |
ガラス製体温計 | ||
抵抗体温計 | ||
体積計 | フラスコ | 検定担当 03-5617-6631 |
ピペット(目盛り間の長さが0.8mm以上のもの) | ||
シリンダー(目盛り間の長さが0.8mm以上のもの) | ||
ビュレット(目盛り間の長さが0.8mm以上のもの) | ||
物質の量:体積の計量 | ||
圧力計 | アネロイド型圧力計 | 質量圧力計担当 03-5617-6633 |
血圧計 | ||
浮ひょう | 浮ひょう型密度計 | 検定担当 03-5617-6631 |
浮ひょう型濃度計(酒精度) | ||
浮ひょう型比重計(比重、重ボーメ度、日本酒度) |
注意
計量受託検査をお受けになりたい方は、必ず事前に東京都計量検定所の各担当部署にお問い合わせ下さい。
計量器や品物によっては検査ができない場合がございますので事前にご相談下さい。
受検を希望される皆様へ
受託検査の手数料、申請書類
計量検定所では、「質量区分:分銅」のJCSS校正事業を行っています。
JCSS(Japan Calibration Service System)とは、計量法で定める「国家標準への計量のトレーサビリティ」を確保するための制度です。
これは独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下「機構」という。)が、国際規格(ISO/IEC 17025)の要求事項を満たしている校正事業者を登録するもので、登録された校正事業者が発行するJCSS標章付の校正証明書は国家標準への計量のトレーサビリティが確保されていることを証明します。
また、機構認定センター(以下「IAJapan」という。)に、国際MRA対応認定事業者として認定されると、MRAロゴマーク付き校正証明書を発行することができ、発行した校正証明書は海外でも広く通用します。
※MRA(Mutual Recognition Arrangement)とは多国間国際相互承認のことで、認定機関であるIAJapanは、APAC(アジア太平洋認定協力機構)及びILAC(国際試験所認定協力機構)と相互承認協定を締結しており、MRAロゴマーク付きJCSS校正証明書は、米国(A2LA、NVLAP)、英国(UKAS)、独(DAkkS)などが認定した校正事業者が発行した校正証明書と同等と見なされます。
JCSS制度の詳細については、IAJapanのホームページ(別ウィンドウで外部サイトへリンク)をご参照ください。
計量検定所は、計量行政の一環として、都内事業者の方が管理・使用することが多い「実用レベルの標準分銅の供給体制の整備」と「トレーサビリティ制度の拡充」を目的として、平成14年8月19日に国や地方自治体の機関としては初めてJCSS認定事業者(質量区分:分銅等)として認定されました。
計量法の改正で認定制度が登録制度に移行したことに伴い、平成18年10月にJCSS登録事業者として機構の登録を受け、あわせて国際MRA対応認定事業者としてIAJapanの認定を受けました。
平成26年、江東区新砂へ移転したことで、新庁舎での設備・機器に対応するための更新審査を受け、平成26年10月23日、JCSS登録事業者(国際MRA対応認定事業者)の継続が認められました。
(認定範囲の詳細についてはIAJapanのホームページ(別ウィンドウで外部サイトへリンク)から検索できます。)
東京都計量検定所は、認定基準としてISO/IEC 17025を用い、認定スキームをISO/IEC 17011に従って運営されるJCSSの下で認定されています。JCSSを運営している認定機関(IAJapan)は、アジア太平洋認定協力機構(APAC)及び国際試験所認定協力機構(ILAC)の相互承認に署名しています。
東京都計量検定所は、国際MRA対応認定事業者です。JCSS 0114は、当所の認定番号です。
<東京都の登録(認定)範囲>
1 登録(認定)に係る区分 質量
2 校正手法の区分の呼称 分銅等
3 認 定 識 別 JCSS 0114 Calibration
4 校 正 範 囲 1mg~1000kg
<東京都がJCSS標章付校正証明書を発行する分銅>
〇 基準器検査規則に適合する基準分銅
一級(1mgから20kg)、二級(10mgから1000kg)、三級(10mgから1000kg)
〇 OIML R111-1に適合する標準分銅
F2級(1mgから20kg)、M1級(10mgから1000kg)、M2級(100mgから1000kg)
〇 JIS B 7609に適合する標準分銅
F2級(1mgから20kg)、M1級(10mgから1000kg)、M2級(100mgから1000kg)
※ 東京都質量標準校正事業(分銅のJCSS校正)をご利用いただく皆様は以下の事項にご注意ください。
1. 依頼される場合は、事前に計量検定所検定課質量圧力計担当(03-5617-6633)にご相談ください。
2. 校正結果及び構造検査で、東京都が定める許容範囲を逸脱したものはJCSS標章付校正証明書を発行いたしません。
3. 校正証明書の発行までの事務処理期間は30日です。
(JCSS校正とともに基準器検査申請をした場合は、基準器検査手数料の一部が割引かれます。)
精度等級 |
公 称 値 |
JCSS校正 (単独申請) |
(aJCSS校正+b基準器検査加算額) 同時申請 |
基準器検査 (単独申請) |
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F2級 一級基準分銅 |
1mg~200g |
3,200円 |
(a3,200円+b1,250円) |
4,450円 |
3,200円 |
500g~20kg |
7,900円 |
(a7,900円+b2,950円) |
10,850円 |
7,900円 |
|
M1級 二級基準分銅 |
10mg~5kg |
1,100円 |
(a1,100円+b330円) |
1,430円 |
640円 |
10kg~50kg |
1,400円 |
(a1,400円+b330円) |
1,730円 |
780円 |
|
100kg |
9,800円 |
(a9,800円+b2,350円) |
12,150円 |
8,800円 |
|
200kg |
10,100円 |
(a10,100円+b2,350円) |
12,450円 |
8,800円 |
|
500kg |
10,700円 |
(a10,700円+b2,350円) |
13,050円 |
8,800円 |
|
1000kg |
11,400円 |
(a11,400円+b2,350円) |
13,750円 |
8,800円 |
|
M2級 三級基準分銅 |
10mg~5kg |
890円 |
(a890円+b290円) |
1,180円 |
480円 |
10kg~50kg |
1,200円 |
(a1,200円+b290円) |
1,490円 |
650円 |
|
100kg |
8,000円 |
(a8,000円+b1,750円) |
9,750円 |
7,100円 |
|
200kg |
8,300円 |
(a8,300円+b1,750円) |
10,050円 |
7,100円 |
|
500kg |
8,800円 |
(a8,800円+b1,750円) |
10,550円 |
7,100円 |
|
1000kg |
9,300円 |
(a9,300円+b1,750円) |
11,050円 |
7,100円 |
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校正証明書等の発行手数料 |
校正証明書発行 手数料1部400円 |
校正証明書発行手数料1部400円 (基準器検査成績書は無料) |
基準器検査成績書 無料 |
JCSS校正をご依頼の皆様へ:JCSS校正の申請書類と記入例
お問い合わせ先
東京都計量検定所検定課質量圧力計担当 校正担当責任者
電話:03-5617-6633 FAX:03-5617-6634