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トップページ > 商品安全 > 危害・危険情報 > 平成30(2018)年度 > 電気ポットでの子供のやけどに注意!

更新日:2018年7月30日

電気ポットでの子供のやけどに注意!

平成30年7月30日

 - 子供が過ごす場所では、安全性の高い商品を選びましょう -

小さい子供は皮膚が薄く、身体の表面積も小さいため、やけどを負った場合の危険性は高まります。

電気ポットによる子供のやけど事故が起きており、重症化につながるおそれがあることから、都は、消費者、事業者、学識経験者等で構成する東京都商品等安全対策協議会において、さらなる安全対策の検討を開始し、取組を進めていきます。

電気ポット

以下のような事故、ヒヤリとしたりハッとした事例があります。

電気ポットを倒す

  • 女児がポットを引き寄せた際に、ポットが倒れて蓋が開いたため、お湯がかかりやけどを負った。(0歳 女児 重傷)※1
  • ハイハイしているときに、電気ポットのコードに引っかかり、ポットが倒れそうになった。磁石式コードなのでコードが抜け、ことなきを得た。(0歳 男児)※2

お湯を出す

  • 乳児がポットから出たお湯でやけどを負った。事故発生時の詳細な状況は不明であるが、乳児がポットに手を乗せた際、ロック解除キーを押した後、給湯キーが押されたためにお湯が出て、やけどを負ったものと考えられる。(重傷)※1
  • 大人がお茶を入れている姿をみて、真似したくなり、ポットに手を出した。幸い「出ない」設定になっていたので、やけどしなかった。(0歳 女児)※2

蒸気を触る

  • ポットから出ている蒸気に興味を持ち、手を出そうとした。(2歳 男児)※2

※1 参考:事故情報データバンクシステム登録事故情報(消費者庁・(独)国民生活センター)
※2 ヒヤリ・ハット調査「乳幼児のやけどの危険」(東京都生活文化局)

子供のやけどを防ぐために

子供の発達は早く、昨日できなかったことが今日できるようになっていることがあり、思ってもみない行動によるやけどが発生しています。少しでも子供の周りのリスクを低減していくために、

  • 周りの大人が、「手の届くところに置かない」、「子供の行動に注意を払う」
  • 子供の成長に合わせ、再度、子供の身の回りの物に危険が無いかチェックする。
  • やけどの危険が少ない製品(倒れてもお湯がこぼれない、高熱の蒸気が出ない等)を選択する。

などの対策を講じることが重要です。

やけどをしてしまったときの応急処置

1 冷水等で冷やす

患部に触らないように、直接または服の上から冷水で冷やします。

広範囲の場合、水でぬらしたシーツなどで覆います。ただし、乳幼児の場合、低体温からショック症状を起こすため(体温が32度以下)、冷やし過ぎないよう気を付けます。

2 状態をみて、対応を判断

乳児の場合、身体の表面積の10%以上のやけどで生命が危険な状況になるので、直ぐに救急車を呼びましょう。また、やけどの範囲が狭くても次のようなときは、患部を冷やしながら医療機関を受診しましょう。

顔や頭、指の関節などのやけど

水ぶくれができたり、皮膚がジュクジュクしている 

3 患部を保護する

清潔なガーゼやシーツ等で覆って、医療機関を受診します。

乳幼児は感染の危険があるため、狭い範囲のやけどでも受診しましょう。

痛みが取れて赤くなった程度であれば、流水で冷やしてガーゼで覆い、様子を見ましょう。

 

参考

東京都生活文化局:(東京くらしWEB)ヒヤリ・ハット調査「乳幼児のやけどの危険」(平成26年2月27日)

東京都福祉保健局:乳幼児の事故防止教育ハンドブック(平成20年3月)外部サイトへリンク

 

東京都商品等安全対策協議会の開催についてこちらをご覧ください。

平成30年度 第1回東京都商品等安全対策協議会を開催します。
「子供に対する電気ポットの安全対策」の検討に着手します。

印刷用のPDFはこちら(PDF:190KB)

お問い合わせ先

東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課商品安全担当

電話番号:03-5388-3082