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トップページ > 商品安全 > 東京都商品等安全対策協議会 > 折りたたみ椅子等の安全確保について > 折りたたみ椅子等の安全確保についてを報告!!

更新日:2013年3月21日

折りたたみ椅子等の安全確保についてを報告!!

平成20年3月27日
生活文化スポーツ局

東京都の委嘱を受けた消費者、事業者、学識経験者等で構成する商品等の安全問題に関する協議会は、昨年10月から「折りたたみ椅子等の安全確保について」をテーマに計5回の協議を重ね、本日、東京都に報告書を提出しました。報告書の主な内容は、次のとおりです。

1 折りたたみ椅子等が関係した事故が発生

東京消防庁によると、平成18年度の折りたたみ椅子等に係る救急搬送人数は33人で、うち9人が指を挟み怪我をしていました。

PIO-NETでは、過去10年間で折りたたみ椅子に指を挟む危害件数は、指切断10件、挫傷等13件の計23件で、他の折りたたみ製品に比べ多く発生。重大な指切断事故の10件中5件は、12歳以下の子どもでした。

東京都消防庁「折りたたみ椅子等が関係した救急事故」
(平成18年)
折りたたみ椅子等 転倒・転落 指挟み その他
33人 17人 9人 7人

PIO-NET「折りたたみ製品が関係した指挟み事故」

2 消費者アンケート調査結果

都内の子どもがいる世帯に対する調査では、折りたたみ製品による指挟み事故が約6割の世帯に発生し、特に折りたたみ椅子の事故は35.7%と一番多く発生していることが分かりました。

消費者アンケート「折りたたみ製品で指挟み事故を経験した割合」

消費者アンケート「折りたたみ製品で指挟み事故を経験した割合」

消費者アンケート「製品分類別の事故発生の割合(複数回答)」

消費者アンケート「製品分類別の事故発生の割合(複数回答)」

3 主な事故事例

椅子

  1. 収納するとき、折りたたむ作業中に自分や子どもの指等を挟む。
  2. 設置するとき、開く作業中に指等を挟む。
  3. 不意に転倒したとき、意図しない折りたたまれにより指等を挟む。
  4. 開ききる前に着座しようとしたとき、指等を挟む。

4 協議会報告の主な提言内容

  1. 可動部の隙間確保など設計段階からの安全対策の実施
  2. 子どもの使用を想定した業界の安全自主基準の策定
  3. 事故情報の収集・共有・分析体制の充実強化
  4. 施設管理者や消費者への注意喚起の実施
  5. 同様の機構を持つ他の製品における安全対策の実施

【東京都の対応】

(1) 関係事業者団体等に対する提案・要望

都はこの報告を受け、国、関係機関及び関係業界に対し、折りたたみ椅子等の安全確保について要望等を行いました。

提案・要望先一覧

(2) 消費者、施設管理者等に対する注意喚起・普及啓発

今後、消費者や学校・公共施設の管理者等に対し、リーフレット、HPや情報誌等を活用し、注意喚起・普及啓発等を行う予定です。

折りたたみ椅子の『事故状況再現試験』がご覧になれます。

参考資料1:商品等の安全問題に関する協議会の概要

参考資料2:「折りたたみ椅子等の安全確保について」協議会報告の概要

「折りたたみ椅子等の安全確保について」協議会報告書

折りたたみ椅子等の安全対策の必要性…P1~4

折りたたみ椅子等による危害・危険に関する調査等(1)…P5~16

折りたたみ椅子等による危害・危険に関する調査等(2)(3)…P17~26

折りたたみ椅子等による危害を防止するための課題…P27~32

折りたたみ椅子等の安全確保に向けた今後の取組についての提言…P33~35

資料1…P36~44

資料2…P45~51

資料3~5…P52~59

引用・参考文献・協議会委員名簿等…P60~62

お問い合わせ先

東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課商品安全担当

電話番号:03-5388-3055