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トップページ > 商品安全 > 東京都商品等安全対策協議会 > 子ども用衣類の安全確保について > 第5回 「子ども用衣類の安全確保について」 議事要録

更新日:2013年3月21日

第5回 「子ども用衣類の安全確保について」 議事要録

【日時】平成19年3月26日(月)14:00~16:00
【場所】都庁第一庁舎42階(北)特別会議室D

1 開会・委員紹介・資料確認

事務局(生活安全課長)

それでは定刻になりましたので、ただ今から「第5回商品等の安全問題に関する協議会」を開催いたします。本日は委員の皆様方におかれましては、年度末のお忙しい中、本協議会にご出席いただき、まことにありがとうございます。本日、横矢委員の方から、前の会議がちょっと延びているということで若干遅れるという連絡がございました。それから、オブザーバーの阿出川様でございますが、今日ちょっと仕事が入っておりまして、代理として東京消防庁の生活安全課生活安全係長の手塚様においでいただいております。よろしくお願いいたします。

それでは、配布資料を先に確認させていただきたいと思います。お手元の資料で、一番上に「会議次第」とございまして、それから1枚めくっていただきますと、資料1といたしまして「子ども用衣類の安全確保に向けた今後の取組み」ということでA3版のものがございます。それから次に、資料2として冊子になっているかと思いますが、「子ども用衣類の安全確保について(案)」ということで、58ページまでになっております。冊子の方、過不足等ございませんでしょうか。

それでは、議事進行につきまして、詫間会長の方でよろしくお願いいたします。

2 議事進行

詫間会長

それでは座ったままで失礼いたします。大変お忙しい中、年度の最後でございまして特にお忙しいと存じますが、お手元に今ご説明の資料はお渡し申し上げておりますが、すでにその前に第3回の議事要録についてはお送りして、ご意見をお返しいただくようにお願いをしておりましたが、特に問題の点はないということでございましたので、これは一応ご確認をいただいたという風に了解させていただきたいと思います。本日お手元にも差し上げておりますが、第4回の方でございますね、これも一応素案はお送り申し上げてあるわけでございますが、この中で特に不都合な点とか注意すべき点とかございましたら、今おっしゃっていただいても結構ですし、会が終わるまでにもご指摘いただければありがたいと思います。でまあ、特になければ、これを原則公開ということになっておりますので、よろしくご了解いただきたいと思います。いかがでございましょうか。特に何かお気付きの点、誤字脱字等も含めまして、あればおっしゃっていただきたいのですが。特にお電話、メール等でのご指摘はなかったようでございますので、先ほど申し上げましたように、本会議が終わるまででも結構ですので、ご指摘をいただければと思います。では、原則として一応お認めいただいたということで、公開をさせていただくことになると存じます。

それでは、議事に入るわけでございますが、ご承知のように、本協議会は10月の6日でございましたですかね、第1回を開催させていただいて、本会で第5回でございます。まあ、無事開会はさせていただいたわけでございまして、皆様方のご協力感謝いたしております。それで一応、今お手元の、課長様の方からもご説明ありましたように「案」として「子ども用衣類の安全確保について」ということで、事務局の課長様あるいは櫻井係長さんを中心に細かいところを良く詰めていただきまして、私も時々参りましていろいろご相談をさせていただいたわけでございます。その間、いろいろE-MailやFAXや電話等で、委員の先生からもいくつかご指摘をいただいております。で、それはその方向で訂正させていただいておるわけでございます。まあ、学術論文ではございませんので、ちょっと構成は読みやすい形になっておりますが。会長の私が言うのもおかしいんですけど、非常に良くまとめていただいていると存じますので、一応概略的にもう一度再確認を兼ねて、事務局の方から、最終案はどのようにしてまとまったかということをご説明いただければと思うんでございますが。じゃあ櫻井さんの方からよろしいですか。

事務局(安全担当係長)

はい。事務局の安全対策係長をしております櫻井と申します。よろしくお願いいたします。

それでは、会長からお話がありました、報告書の概要から先に説明させていただきたいと思います。第1回から第4回までの協議結果とその後の皆様からのご意見を踏まえまして、会長と事務局で校正、文言の統一を行ったところであります。それでは資料1をご覧いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

それでは、資料1「子ども用衣類の安全確保に向けた今後の取組み」というA3版の資料に沿って説明させていただきます。本報告書におきましては、6部構成となっております。これにつきましては、第1回から第4回のところで確認したところであります。その内容について若干まとめたところもありますし、文言を訂正したところもありますので、読み上げながら確認をしていきたいと思います。

1番目の「子ども用衣類の安全対策の必要性」であります。これにつきましては3点ありまして、「商品が関係した事故の顕在化」、2つ目としまして「諸外国で進む安全対策の現状」、3点目としまして「子どもの事故情報の収集・分析、安全対策が進まない現状」を記載いたしております。

続きまして、2番目の「子ども用衣類の安全対策の現状」であります。これについては、前回にもお示ししましたとおり、(1)としまして「米国の現状」、米国におきましては、アとしまして、米国消費者製品安全委員会、いわゆるCPSCでありますが、そこによるガイドラインを公表しているということであります。イとしまして、米国材料試験協会、略称ASTMというところでありますが、これは日本におけます日本規格協会に相当する組織であります。そこにおきまして、子ども用衣類の安全規格を作成しているというところを示して記載しているところであります。続きまして、「(2)英国の現状」を報告書の中で説明をしております。1つ目としまして、アとして、英国産業貿易省、略称DTIでありますが、この組織が「フードの引き紐規則」ということで1976年に制定をして、罰則も含めた規則として公表をされております。イとしまして、英国規格協会、略称BSIでありますが、ここが1997年、「子ども用衣類のデザインに関する安全規格」を策定したということであります。これについては2回目の検討がなされたというところであります。(3)としまして「日本国内の現状」であります。これにおきましては、1つ目としまして、厚生労働省の人口動態統計による不慮の事故死の現状、これを説明したところであります。2つ目としまして、イとして、一度も把握されたことがない子ども用衣類に起因する事故の実態、というところでまとめております。この現状を踏まえまして、子ども用衣類のデザインに起因する危害が発生している恐れがあるということで、今回検討したということで現状をここで説明しております。

続きまして、大きな3番の「子ども用衣類が関係した危害・危険の実態を調査するに当たって」であります。1つ目としましては、潜在危険論を提唱いたしました須藤春一先生の論理でありますが、「事故は『潜在危険』が重なり引き起こされるという認識が必要」ということで、今回の調査に当たっての潜在危険、4つの危険の原因となっているものを認識することが必要であるということで記載しております。続きまして、(2)としまして「事故原因の特定は、『ひやりハッと』の分析が重要」であるということでまとめております。これにつきましては、ハインリッヒの1:29:300の法則から導き出される「ひやりハッと」を分析することによって、死亡、重傷などの重大な事故の事故原因を特定することができる、ということで中身をまとめております。

続きまして、大きい4番でありますが、「子ども用衣類が関係した危害・危険の特徴と課題」であります。これは9つにまとめております。この1つ目と2つ目におきましては、アンケート調査によっての結果とその課題を示したものであります。1つ目としまして、「(1)『消費者インターネットアンケート調査』の結果及びその課題」であります。大きく4つの点から構成されております。1つ目としまして「多くの消費者が経験した子ども用衣類が関係した危害・危険・ひやりハッと」であります。これについては、具体的な事例を示して、その事例に関係したものがあるかどうかということで、再認識、思い起こしながら消費者に対してアンケートを行ったものであるということでまとめております。続きまして、イとしまして「潜在危険を有している子ども用衣類のデザイン」ということで中身をまとめております。3つ目としまして「多くの消費者が感じていない危険性」ということでアンケートの結果を示しております。4番目のエとしまして「事故があっても苦情を申し出ない消費者」ということで、衣類・表示・取扱説明書に問題があった人297名を分母としまして、それぞれ衣類の販売店、衣類のメーカー、消費者センター、その他、どこへも言わなかった、ということで分類をしてお示ししているところであります。続きまして4の(2)、「『製造・販売事業者における子ども用衣類のデザインに関する実態調査』の結果及びその課題」であります。この中身については、大きく3つの点を中心に取り上げております。1つ目としまして、「ア 知っている事業者が少ない外国での事故の発生、安全基準」であります。これにつきましては、製造・販売事業者の方のご協力をいただいたアンケートの結果をお示ししているところであります。続きまして、「イ 事故情報(苦情)があると充実する安全対策」ということで、苦情を受けたものについて安全対策を講じているという実態がわかったというところの特徴を捉えまして、それについて事故情報の共有が必要ではないかというところで課題としてお示ししているところであります。続きまして、「ウ 多くの事業者が必要性を感じている業界統一の安全基準」であります。これにつきましては、それぞれ製造事業者、販売事業者の方々のアンケートを集約してお示ししているところであります。それぞれ業界で6、7割の事業者の方が安全基準が必要だと思われているという実態がわかりました。続きまして、「(3)くらしの安全情報サイトによる都民意見募集の結果及びその課題」であります。これにつきましては、「くらしの安全情報サイト」というこちらのホームページがございますが、その中にリスクコミュニケーションとしまして「くらしのリスコミひろば」という掲示板を設置しております。そこに今回の子ども用衣類の怪我やその事故について実際に起こっているかどうか、またはそれについてのご意見を募集したところであります。その結果としましては、事業者団体の方からのご意見とそれぞれ消費者の方、消費者の中におきましては保育園の方、一般の消費者の方、等からいただいております。それを今回まとめたものであります。続きまして「(4)海外の文献調査結果から得られる課題」ということで、海外の文献を基にしまして、その中から重要な点として、海外の基準については消費者、事業者、学識経験者や専門機関が協力して、事故情報を基に統一基準として策定したという実態がわかりましたので、それを踏まえまして課題として整理をいたしたところであります。続きまして、「(5)国及び関係機関における課題」ということで、欧米では基準を国家規格または準国家規格と位置付けて規制しているということがわかりましたので、その点を踏まえまして、日本国内においての課題として整理をしたところであります。(6)にいきまして、「製造・販売事業者における課題」ということで、第1回から第4回までご意見をいただいたところを中心にまとめたところであります。この中身については、アとして「業界統一の安全規格(基準)策定に必要な消費者の声」ということで1点まとめております。2つ目としまして「安全基準適合マークの表示による安全意識向上の必要性」ということで、この2点から構成しておりまして、製造・販売事業者における課題としてまとめております。続きまして「(7)デザイナー・パタンナー育成教育機関における課題」ということでまとめております。これにつきましては、高田委員からいろいろとご意見いただいたところ、またその他の委員の方からご意見いただいたところを中心にまとめたものであります。続きまして「(8)保育所、幼稚園、小学校の教育機関及び地域、家庭における課題」であります。これにつきましては、委員の皆様からのご意見が多数寄せられていたところであります。これにつきましては、それぞれの教育機関における課題、地域における課題、家庭における課題と、あと協議会の中でご発言いただきました「すべてのリスクを排除するということだけではない」ということで、危険回避能力の発達の点についても十分考慮したデザインであって欲しいというところのご意見がありましたので、その内容を盛り込んだところであります。続きまして、(9)として「東京都における課題」ということで、東京都では色んな関係機関がありますが、それぞれ取り組んではいるんですけど、衣類に関係した事故についてあまり認識されていないというところがありましたので、今後東京都が中心となって連携して情報提供、注意喚起をする必要があるということで中身をまとめたところであります。で、これらの調査結果等の特徴とそれから導き出される課題を基にしまして、子ども用衣類のデザインに関する安全確保が必要であるのではないか、というところでまとめたところであります。

続きまして、大きい5番でありますが、「関係団体の取組み」について、委員の皆様の所属されております団体の動き、または今後の取組みについてをまとめたところであります。1つ目としまして「国及び関係団体の取組み」、2つ目としまして「製造事業者等業界の取組み」、3つ目としまして「デザイナー・パタンナー育成教育機関の取組み」、4つ目としまして「消費者団体等の取組み」をご意見をいただいたところをまとめたところであります。今回、相談員協会、山上委員の所属されております団体の取組みについても追加したところでありますので、あとで追加・訂正のところでご説明したいと思います。

これを受けまして、6番目としまして、「子ども用衣類の安全確保に向けた今後の取組みについての提言」ということでまとめさせていただきました。1つ目としまして「デザイン面の安全規格(JIS等)・基準の策定」であります。この内容につきましては、大きくまとめまして、上着、ズボン、引き紐の共通するところ、スカート、靴下等、装飾品、形状・サイズ、この7点にまとめたところであります。続きまして、「(2)安全基準適合マーク等の表示」であります。1つ目としまして、安全基準適合マーク、前回は安全マークというところで、安全だけを示すと誤解を与える恐れがあるのではないかというご意見を踏まえまして、安全基準適合マークの表示ということにさせていただきました。2つ目としまして、注意表示を添付するということで、その内容をまとめたところであります。3つ目の「(3)品質管理(検査)体制の充実強化」であります。これにつきましては、1つ目としまして「品質管理部門の充実強化」、2つ目としまして「安全点検マニュアルの作成」を今後の取組みの提言としてまとめたところであります。「(4)事故情報の収集・分析・評価体制の整備・充実等」であります。これについては4つにまとめております。1つ目としまして、「消費者相談窓口の設置による事故情報収集体制の整備、分析・評価体制の充実」ということで1点目であります。2つ目としまして「事故情報の共有・連携」、3つ目としまして「事故情報の公表」、4つ目としまして「安全性に配慮したデザイン研究開発の推進」であります。この4つで事故情報の収集等に関する体制の整備・充実としてまとめております。5つ目としまして、「デザイナー・パタンナー育成カリキュラムの充実」ということであります。これにつきましては、学生に対する安全対策カリキュラムの提供による安全意識の向上、ということでまとめております。6番目の「(6)事業者の子ども用衣類に対する安全意識の向上」であります。これについては2点にまとめさせていただいております。1つ目は「団体加盟企業への安全規格等の周知による安全意識の向上」であります。2つ目としまして「安全性に優れた子ども用衣類のデザイン表彰制度創設」、この2点にまとめさせていただいております。最後の「(7)消費者の子ども用衣類に関する安全意識の向上」であります。これにつきましては4つにまとめさせていただいております。1つ目としまして、「『育児雑誌』、『育児書』、『ファッション雑誌』等による事故防止の注意喚起」ということで1点目まとめております。2つ目としまして「事故防止対策に関する普及啓発の充実」であります。3つ目としまして「事故情報通報の呼びかけ」であります。4つ目としまして「自らの安全を守る消費者の自覚」ということで、前回送付しました中に新たに入れさせていただいたところでありますが、消費者の今後の自覚について入れさせていただいたところであります。この以上7点について今後、国、製造事業者団体様、販売事業者団体様、関係団体への要望、デザイナー・パタンナー教育機関への要望、東京都への要望、を今後行っていくようにということで報告書の中をまとめさせていただいているところであります。これをそれぞれ要望した結果、その後安全な商品の開発が進み、事故の未然防止が図られるということで、最後にまとめさせていただいております。

今後の東京都の対応としまして、右下の四角い枠で囲んでありますが、この報告書を受けた後の対応、予定でありますが、それぞれ国、事業者団体様への要望、区市町村・関係部署への情報提供を通じて保育所、幼稚園、小学校等への情報提供をしていきたいと思っております。で、東京都への協議会からの要望を受けまして、消費者の方へ「くらしの安全情報サイト」「東京くらしねっと」というホームページと雑誌がありますが、そこで情報提供をしていきたいと思っております。2つ目としまして、事故防止対策リーフレットを作成し、それぞれ各機関を通じて消費者、関係者の方に配布をして注意喚起、情報提供をしていきたいと思っております。以上が、報告書の大きな流れ、概要であります。

続きまして、資料2「子ども用衣類の安全確保について」の協議会報告書の前回配布させていただきました資料から変わった点について、それぞれ委員の方のご意見を取り入れて、会長と事務局でまとめ、修正したところであります。その点について、説明をしていきたいと思います。

まず、「はじめに」のところをご覧いただきたいと思います。大きな変更点はありませんが、国のところで「改正した消費生活用製品安全法を平成19年5月14日に施行することとし」ということで若干修正をしております。あと、一番下に「積極的に子ども用衣類に起因する事故防止」と書いておりましたが、中との整合性を図る関係で「子ども用衣類に関する」ということに若干文言を修正させていただいております。

続きまして「目次」をご覧いただきたいと思います。目次の中にありました4の「子ども用衣類が関係した危害・危険の特徴と課題」のところの「(3)くらしの安全情報サイト」の次のところでありますが、これにつきましては正式名称に合わせて直したところであります。目次の次のページをご覧いただきたいと思います。資料のところでありますが、今回、資料としてすべての資料を資料1から7ということで整理をさせていただいております。この報告書の内容に沿って付けておるところであります。

続きまして1ページ目をご覧いただきたいと思います。1ページ目のちょうど真ん中の「厚生労働省の平成17年の人口動態統計」の次のところでありますが、「平成17中」というところがありましたが、「年」が抜けておりましたので「平成17年中」ということで直しております。次にその2行下の資料のところでありますが、ここを新たに付け加えさせていただいております。その次でありますが、「また、東京消防庁の統計においても」というところでありますが、消防庁さんからご指摘がありました「事故種別救急搬送人員数」ということで修正させていただいております。次に「従来から」を今回追加しております。また、「米国では、我が国では」と続いておりましたので、「米国では」を「禁止又は制限」というところに移動させていただいております。一番下から2行目のところでありますが、「子ども用衣類に起因する」というところでありましたが、「関係する」に直しております。

次に3ページをご覧いただきたいと思います。前回お送りしました資料では直っておりますが、もう一度確認でありますが、「日本国内では、家庭用品に使われている有害な化学物質を規制するため」に「ホルムアルデヒドを規制対象とした」というところで、実際の規制の内容をここでお示しして追加しております。

続きまして4ページをご覧いただきたいと思います。4ページ目の「(1)事故は、「潜在危険」が重なり引き起こされるという認識が必要」というところでありますが、ここにつきましては「保護・注意」と記載しておりますが、前回は「監督・監護」という言葉で使われておりましたが、若干硬い意味がありましたので「保護・注意」ということに訂正して統一させていただいております。

続きまして5ページ目でありますが、注釈について枠で囲みました。ここの「危害」「危険」「ひやり・ハッと」「事故」についての定義を今後の6ページ以降のところで統一して呼ぶ、ということで注釈として目立たせるように枠で囲みました。

続きまして、7ページ目をご覧いただきたいと思います。7ページ目でありますが、(イ)、「ひやり・ハッとした」ということで「した」が入っていたのですが、実際には「ひやり・ハッと」だけでありますので、「した」をすべて取ったところであります。(ウ)のところでありますが、ここも同じように「ひやり・ハッとした」と「した」が入っておりましたのでそこを削除いたしました。で、図のところで前回は件数だけだったんですが、下にパーセント、割合を追加いたしました。

8ページ目にいきまして、「(エ)何かしらの事故が発生している子ども用衣類のデザイン」でありますが、ここは大きく変わったところはありません。基数としまして、全件として1,163件ということで書いておりましたが、実際には回答者全員ということで回答した人数ということで訂正させていただいております。

9ページ目でありますが、ここについては、委員の方からご指摘がありましたところを直しまして、「広く解釈する」というところで直しまして、「ただし」のところについては、「お洒落着などを」の「など」を追加しました。で「TPOに合わせた着用の仕方をしてない」とあったんですが、「TPOに合わせて着用していなかったものも含まれる」と文言を整理いたしました。その一番下のところも「ひやり・ハッとした」と「した」が入っておりましたので、「した」を取っております。

10ページ目にいきまして、(カ)でありますが、「7割の消費者が感じていない子ども用衣類の危険性」を「感じなかった」ということで正確な表現に訂正して、その後の内容についても同じように文言を統一いたしております。(カ)の一番下のところでありますが、「危害の程度が重篤なほど」というところでありましたが、正確に「危害の程度が高いほど」ということで訂正させていただいております。

続きまして11ページをご覧いただきたいと思います。「(ケ)多くの消費者が望んでいる」というところでありましたが、ここの表題を変えまして「子ども用衣類の安全対策に関する要望」ということで訂正をいたしております。

続きまして12ページをご覧いただきたいと思います。「(イ)事故の未然防止に必要な消費者への事故情報の公開・注意喚起」でありますが、ここの4行目でありますが「消費者は、購入時に何に注意して選択したらいいか」というところでありましたが、「購入時や着用する際に」ということでそこを訂正させていただいております。また、2行下のTPOのところでありましたが、TPOについてはずべて半角から全角に統一をさせていただいております。次の(ウ)でありますが、2行目、ここも同じく「感じていなかった」を「感じなかった」に訂正しております。(エ)の2行目でありますが、「苦情を申し出ないため」というところを「申し出ていないため」ということで文言を修正させていただいております。

13ページにいきまして、円グラフでありますが、前回までは割合しか載せておりませんでしたが、今回は事業者の数を入れさせていただいております。

14ページをご覧いただきたいと思います。14ページ、15ページでありますが、ここも同じように割合だけの記載でありましたが、すべて事業者数を入れさせていただいております。

続きまして16ページでありますが、一番上の図、「首周り紐の安全性」というところでありましたが、「首周りの紐」が正しいので、それに修正をいたしております。続きまして、「ウ 実態調査から得られる課題」としまして、(ア)の2行目「その他の部分のデザイン」と書いておりましたが、「その他の部分に関して」と訂正をしまして、「講じられていなかった」を「講じられていないものが多い」ということに訂正をいたしております。続きまして3行目の「製品改良につながると考えられる」というところで若干修正をいたしております。(ア)の一番下の「事故情報の収集の整備」と書いておりましたが、実際には「体制」でありますので「体制」という言葉を入れさせていただいております。(イ)でありますが、ここについても「注意を払っており、おおむね事業者の」というところで長く書かれていましたが、「注意を払っている」というところで訂正をさせていただいております。4行目の「認知度が高いとは言い切れない」というところでありましたが、「認知度が高いとは言えない」というところで訂正をさせていただいております。

17ページにいきまして、(エ)、「注意表示等により」というところを入れさせていただいて、「講じる」を「行う」と訂正をいたしております。(オ)でありますが、「安全基準」だけでありましたが、「安全規格」を追加しております。「(3)くらしの安全情報サイト」のところについては、先ほどの通り、正式な名称に直しております。

続きまして18ページをご覧いただきたいと思います。「(4)海外の文献調査結果から得られる課題」ということで、その4行目「業界全体の取組みとはなっていないため、我が国においても」というところで前にも使っておりますので、「我が国においても」というところを削除して「同様に」とつないでおります。

19ページ目でありますが、(6)イのところであります。ここにつきましては、山上委員からご指摘いただいておりましたマークについてでありますが、7行目の「消費者はマークを参考に」というところで、「このマークを」を「これらの」ということで追加をいたしまして、「参考に」の次の「安全性が認められた」を削除しまして、「マークを参考に商品を選択する」ということにいたしました。続きまして、その2行下の「しかし」のところでありますが、「安全性が認められた」を「優れた」に、「容易」という言葉が間違っておりましたので、そこを直させていただいております。下から3行目の「保証」というところを「損害賠償」、「従って」を「また」に変更させていただいております。(7)でありますが、「衣類の安全について」というところでありましたが、「衣類の安全という視点で」ということに変更させていただいております。

20ページをご覧いただきたいと思います。直した箇所でありますが、「幼稚園、保育園」となっておりましたが、後ろに「教育機関」がありますので、「保育所、幼稚園、小学校」という順番に変えて統一しております。また、7行目の「しかし」のところでありますが、「意見を出す場がないため」を「なく」という風にしまして、「子どもから事故情報が集まらず」という断定でありましたが「集まらないこともあり」ということで、野上委員からのご指摘を踏まえて訂正をいたしました。「危険回避能力も育たない」というところを「危険回避能力につながりにくい」というところで訂正をしておりまして、下の「安全意識を向上させ」というところでありますが、ここについては全体のバランスを考えて、順番を若干変更させていただいております。20ページの最後でありますが、「しかし、大人達が過度に事故をおそれる余り」というところから最後まででありますが、あとがきのところで訂正しております内容を踏まえまして、課題のところでもその点に触れさせていただくように追加したところであります。続きまして(9)でありますが、「学校」を「小学校」、「ホームページ」を追加しております。

23ページでありますが、「社団法人全国消費生活相談員協会」、山上委員からご意見ありましたので、追加をさせていただいております。

最後の6、24ページであります。「本協議会は、子ども用衣類のデザインの安全性を確保し、事故を防止するため」となっておりましたが、「死亡や重傷等の重大な事故を防止するため」ということで、前回までの協議会の委員の方々のご意見を踏まえて、「重大な事故」ということで入れさせていただいております。で、「業界」のところを「事業者団体」、「提案」のところを「提言」と直させていただいております。(2)のイでありますが、ここについては注釈を入れさせていただいたということであります。

25ページでありますが、デザイナー、パタンナーの注釈をここにも付け加えさせていただいております。(6)のアの1行目の「子ども用衣類に起因する」というところでありますが、「子ども用衣類に関する」ということで訂正をしております。イのところでありますが、「ユニバーサルデザイン原則の一つである安全性」ということで、ちょっとわかりづらい注釈でありましたが、ユニバーサルデザインについての説明と、その7つの原則というところを一般の方にもわかりやすいように若干訂正をさせていただいております。(7)でありますが、「危害・危険情報提供サイト一覧」ということで言葉を追加しておりまして、ウのところの「事故情報通報の呼びかけ」でありますが、「消費生活相談窓口」ということで追加しております。エについては、前回お配りしました内容と変わりはございません。

26ページでありますが、「子ども用衣類のデザインに関する安全確保の提案」ということで、4番の「設計に関する具体的留意事項」のところでありますが、ここに一番後ろについておりました注釈を入れさせていただいております。(1)の上着についてから後ろまででありますが、「危害・危険発生年齢」については「おおよそ」という言葉を入れさせていただいております。あと、不明なところでありますが、再度アンケートを分析しまして、おおよその年齢を入れさせていただいているところであります。その後ろについております32ページからの資料でありますが、資料の順番については本文の中身の順番に合わせて変えさせていただいております。

最後に「おわりに」のところであります。「おわりに」につきましては、1行目の「欧米においては」というところでありますが、正確に「英国、米国、欧州連合においては」ということに訂正をさせていただいております。また、4行目の「子ども用衣類に起因する重篤な事故」でありましたが、「死亡・重篤につながる事故」ということで訂正をさせていただいているところであります。で、上から11行目の「本報告書」のところでありますが、①の「デザイン面の安全規格」のところに後ろから「(JIS等)」を持っていったところであります。また、②のところに「安全マーク」とありましたが、前と合わせまして「安全基準適合マーク」ということに訂正をさせていただいております。そのほかは、「この提言を参考に安全対策を実施するならば」というところでありますが、「子ども用衣類が関係した事故が減少するであろう」を「減少することが期待できる」という言葉に変えさせていただいております。その2行下のところでありますが、「小さな怪我の体験による」と書いておりましたが、「小さな怪我を安全に体験することによる危険回避能力発達の機会を損ねてしまう懸念がある」ということに訂正させていただいております。その下のところでありますが、「そのため、この提言では」ということで「死亡や重傷等の重大な事故を減らすことを目的として、子ども達の想像力の育成や危険回避能力の発達の機会を奪うことのないよう十分留意している」ということに訂正をさせていただいております。次の行にいきまして、「最も」を削除しまして「重要な点は」に変更いたしました。その行の一番最後の「デザインと死亡や重傷等の重大な」というところでありますが、前回は「重篤な事故」ということで書いておりましたが、それを今回はこのような形に訂正をいたしております。

訂正箇所については以上であります。よろしくお願いいたします。

詫間会長

どうも、細部にわたりご説明いただいてありがとうございます。全体構成は、目次のところにございますように、6章に分かれて構成されておるわけでございまして、欧米の状況と日本の状況も比較したところから始まりまして、本協議会の存在意義ということも2章あたりに書いてございます。4章、まあ章と言ってよろしいかどうかですけども、ここはアンケートの結果の細かい報告でございますね。それから5番目の章が、関係団体の取組みということで、主として製造業者様の方と販売等でございますね、それからデザイナー・パタンナーの育成機関の方々の取組みというようなことです。で、ちょっとややこしいんですけれど、6章が提言ということになっておりまして、これはむしろゴシックにしてもらった方がいいかもしれませんが、「別記」というのが「提案」なんでございますね。そこの「提案」というのが大事なので、26ページから6ページにわたってございます、先ほどもご説明ございましたように。それで特に、今度ロゴマークのようなものを入れさせていただいたので、これは参考イメージということですね。こういう形でなければならないかという風に思い違われると困りますので。参考イメージとして入れさせていただいたわけでございます。ここの「提案」のところも是非見ていただく必要があるので、「別記」というところをかぎカッコにするか、もし間に合えば、ゴシックにしていただく必要もあろうかなとは思っておりますが、まあ非常にマイナーなことなんでございますが。まあ、ご説明の中にもございました、4ページのところに定義を、我々はわかっているはずでございますけど、「事故」というものをこの調査では「危害」「危険」「ひやり・ハッと」3段階、例のハインリッヒの法則を参考にしながら決めておりまして、その3つを合わせたものが「事故」だということで、これを枠組みで注意させていただいて、これがそれから後の全部に響いてくるわけでございます。あとは、カラーになりましたけれども、先ほどの21ページのKIDS DESIGN AWARDのシンボルマークがこれはグリーンでよろしいんですね。キッズデザイン協議会の方でお作りいただいたものだと思いますが。あとは、パタンナーとかユニバーサルデザインとかTPOですね、そういう専門家の方々では十分わかっておられるんですけど、必ずしも一般で理解されていない、あるいは忘れられている部分もございまして、まあくどいんですが、そのポイント、ポイントで繰り返して説明させていただいているというようなところもございます。それから文中にも出ましたように、消費生活センターの一覧も全部載せていただいておりますので、これは今後保存されて利用されるときに非常に活用されると存じます。それで、プレス発表その他もあるようでございますが、この中身も大事なのでございますが、「はじめに」と「おわりに」というのも非常に大事でございまして、この2箇所しか読まないという方も中にはおられますので、忙しい方はですね。これも事務局といろいろご相談申し上げて作成させていただいたわけでございます。大変時間を掛けて、課長様あるいは櫻井係長様それから課の方々もよく見ていただいておりましたので、一応こういう形で報告書をまとめさせていただいておりますが、これに加えて、さらにご指摘の点がございましたら、今ご指摘いただければありがたいと思いますけれども。いかがでございましょうか。特にこの点、というようなシリアスな問題があればご指摘いただきたいわけでございますが。大体ご説明の中にもありましたように、その都度、いろいろ電話とかメールとかFAX等でご注意事項もいただきましたものですから、ほぼそれを取り入れさせていただいて、訂正させていただいておるわけでございます。従いまして、特にここの時点でご異議がなければ、一応ご承認いただいたということでよろしゅうございましょうか。

各委員

(異議なし)

詫間会長

ありがとうございます。

最終的には、表紙は厚紙といいますか、もう少し厚い紙で、色が付くかどうかは課の方のご判断でございますけども、そういう形で製本させていただいて、しかるべき時期にお配りを申し上げることになると存じますが、その前に、今ご出席いただいております渡辺局長様の方にこれをご報告させていただきたいと存じます。

(報告書を会長から局長に手渡し)

詫間会長

出来上がりましたので、よろしくお願いします。

渡辺生活文化局長

どうもありがとうございました。

事務局(生活安全課長)

今いただきましたものと同じものを、委員の先生方にちょっとお配りしたいと思います。

詫間会長

そうですね。もしそういうことであれば、「案」というのが取れることになると思いますが。

詫間会長

それでは、皆様方の多大なご協力によりまして、今お手元にお配り申し上げました形での「子ども用衣類の安全確保について」という本協議会の報告書がご了承いただいたわけでございます。ここで、生活文化局の渡辺局長様の方から一言ご挨拶をいただければありがたいと思います。

渡辺生活文化局長

ただ今、詫間会長さんからご報告を頂戴しました。どうもありがとうございました。

協議会の委員の皆様には、大変お忙しい中、精力的にご審議をいただきまして、本日報告書が完成したということで心からお礼を申し上げます。協議会のこの間の検討状況につきましては、担当の方から逐次説明を受けております。まあ、子ども用の衣類の安全確保についての重要性について再認識させられたというところでございます。先ほども文章の訂正、あるいは別記のところで拝見しておりましたけれども、非常に詳細に具体的なご提案、ご提言をいただいたという具合に心得ております。この検討内容につきまして、マスコミの方も強い関心を持っておりまして、フジテレビでございますとかNHKだとか、東京新聞等でも報道されております。また、都議会でも質問がございまして、子どもの事故防止に是非積極的にこれからも取り組むようにというような注文が出ておりました。「おわりに」のところに、そうは言っても、何でもかんでも安全、安全で無菌状態に置いておくのはやっぱりまずいと、危険を予知し回避する能力もまた子どもの中に育てていくことが重要だというところも書かれているということで、子どもに対する危険だとか安全についての基本的な考え方も含めてお示しいただいたのかなと思っております。まあ、過保護にしないで、失敗体験もできるような形での、という点で、気配り心配りのあるご提言、ご報告をいただいたと思っております。

東京都といたしましては、今回の貴重なご提言を生かすべく、これから印刷物を作りまして、国や関係機関、関係業界に対して、一番良いタイミングをみて、要請・要望活動を行っていこうと思います。また、都民の方にも注意喚起だとか周知を務めていこうと思います。今、選挙期間中ですので、ちょっとこの時期にいろいろPRしてもかき消されてしまいますので、これが終わった時期を良くみて、取り上げていただこうと思っております。

委員の皆様には今後とも引続き、東京都の消費者行政の発展のためにお力添えを賜りますようお願いを申し上げまして、簡単ではございますが私のお礼の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

詫間会長

どうも渡辺局長様ありがとうございました。局長様の方からもお話ございましたように、委員の皆様方、多忙でいらっしゃる中、5回にわたりご参加いただいて、その間もいろいろメールその他で細かいアドバイスなどもいただきまして、今お渡し申し上げましたような協議会の報告書ができまして、大変ありがたく存じ上げておるわけでございます。今後、資料1にもございましたように、東京都の対応で関係諸団体の方に、報告書の中にあります、特に「提言」というところと「提案」というところ2つ合わせましてご説明を、いろいろ時期をみて、たぶん4月の中旬ぐらいになるかと思いますが、いろいろと働きかけをしていただいて、せっかくできた報告書ですからお蔵入りにならないようにご活用いただければ、大変ありがたいなと思うわけでございます。それでは、あとは事務局の方から細かいご指示をいただければと思いますが、今後のことにつきまして。

事務局(生活安全課長)

どうもありがとうございました。連絡事項でございますけれども、本日の第5回の協議会の議事要録につきましては、後日委員の皆様方にご郵送させていただいて、ご確認をいただいた後に、会長と事務局で調整・確認をしまして、公開をするという形でやらせていただきます。それから、局長、会長からもお話ございましたけども、都としての今後のこの協議会のご提言を踏まえました対応でございますが、私どもで関係機関等への要望等、それから都民への情報提供、これはできるだけ迅速に行うということはやっていきたいと思いますが、その内容につきましても逐次、委員の皆様方にはお知らせをさせていただくようにいたしますので、その際、いろいろとまたご協力をいただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。それから、本日の協議会のご報告については、実はこの後、都庁記者クラブの方にプレス発表するということで考えております。それを今お配りしておりますが、今回報告がありましたということでこの協議会からいただいた内容について、それから参考資料といたしまして、今回の報告の概要ということで4ページほどにまとめたもの、それからこの本文ということでプレス発表したいと思います。ありがとうございました。

詫間会長

ありがとうございました。一応これをもちまして、協議会を終了させていただきたいと存じます。挨拶をちょっと先に申し上げてしまいましたので。あ、どうぞ。

持丸委員

報告が1件と提案が1件ございまして、実は予定となっておりましたJIS化が先週正式に決定をいたしまして、来年度から3年間JISのことをやります。おそらく、その3年目、まだちょっと先になりますが、この件についてのJIS化の原案作成委員会を作って、この提言を生かすような形で、何らかのJIS化に向けて活動していきたいと思っております。つきましては、またその期日が近づきましたら、ずいぶん先の話ですが、この委員の諸先生方に私ないしは事務局の方からお願いを差し上げることがあると思います。その節はよろしくお願いいたします。また、それまでの間、皆さんの業界団体その他で、今回の提言に対するコメント、もっと突っ込んだ方がいいとか、これじゃ厳しすぎるとか、そういうようなものを少し集めておいていただければと思います。これが1点です。

もう1つは、先ほどマークがありましたキッズデザイン賞というのが、3月の頭に賞の概要がリリースされまして、私の理解では4月か5月ぐらいに公募が始まるんですが、実はその賞の枠組みの中に、リサーチデザイン部門というのがございまして、子どもの安全に関する調査とか研究に関してのデザイン、調査や研究のデザインに関して応募するという部門がございます。私の理解に間違いがなければ、この部門だけは応募料がいらないということで、今回のものが非常に私は良い事例なのではないかと思っておりまして、これはむしろせっかく委員の皆さんがいらっしゃるところで、私から東京都へのお願いなんですが、是非こういったものを全国に先立って、自治体でこんな風な取組みで調査をして、それを提言までまとめ上げているんだよというような、1つのリサーチデザインの事例としてご提案いただければよいのではと。マークがもらえるだけで、特に何もうれしいことはなくて、提案書を書く分だけ櫻井さんが忙しくなっちゃうかもしれませんが、是非ご検討いただければと思います。以上です。

詫間会長

まあ、後段の事は局長様も部長様もおられますので、事務局の方で前向きに、提案料はいらないというところですね、そこがミソでございますので、ご検討いただければと。まあ、この報告書にもございますように、我が国としては最初の企画、実践だと思います。欧米の方はもう1985年ぐらいから進んでおるのに、逆に20年ぐらい遅れておるということと、それから前段でおっしゃった、適切なものはやはり最終的にJIS化の方へ、これも欧米はその方向でやっておるわけでございます。まあ、何でもJIS化してしまえば良いというものではなくて、勧告とかガイドラインとかいろいろなレベルがあると思いますが、そういう方向で対応していただくということが大事で、書いたものがすぐロッカーに入ったままになってしまうということの無いように、ご配慮いただければありがたいと思います。

じゃあ、これをもちまして、終了とさせていただいてよろしゅうございましょうか。

では、どうも大変ありがとうございました。

(閉会)

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