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ホーム > 取引・表示指導 > 処分事業者等一覧 > 換気口用フィルターを販売していた事業者に6か月の一部業務停止命令 > 相談事例(グッドクリーンこと古賀利征)

更新日:2017年2月17日

≪参考資料≫ 相談事例(グッドクリーンこと古賀利征

【事例1】

 平成27年12月、午後6時頃、甲宅のインターホンが鳴り、甲が応対したところ「換気口の点検です。先週の木曜日留守だったので今日来ました。」と言われた。甲は、3か月前に新築マンションに入居してから、初期点検等が続いていたこともあり、同様の点検であると思い、マンション1階のオートロックのドアを開けた。しばらくして、玄関ドアのインターホンが鳴ったので、甲は、何の疑いもなく玄関のドアを開けた。すると、当該事業者Aが、会社名や氏名も名乗らず、「部屋の換気の点検をします。」と言いながら、室内に上がり込んで来た。
  Aは、各部屋の換気口を見て回った後、ダイニングの換気口のカバーを開けて、甲に換気口の中にあるフィルターを見せた。Aは「3か月経ちましたよね。」と マンションの事を分かっているように話し、「フィルターは汚れますから3か月ごとに交換が必要なんですよ。」、「フィルターは1度洗うと効果が無くなるので花粉も取らなくなります。洗ったり、手入れするよりも、汚れたら交換するものですよ。」と言った。
  さらに、Aは、「ほこりや花粉や排気ガスなどが入ってきて、小さい子供さんならアレルギーなどの原因にもなるので、汚れたフィルターは交換して、きれいな空気を取り入れてください。小さな子供さんがいるので、フィルターはこまめに換えた方がいい。」とフィルターの必要性を説明し、話が終わると、「換えのフィルターですが、うちで売ってます。同じものですから、要りますか。」と言ってきた。甲は、これまでのマンションの設備点検の時と同じように、点検が終われば、業者はすぐ帰るものと思っていたので、急にフィルター販売の話を向けられ、困惑した。しかし、甲は、換気やフィルターの話をずっと聞かされてきたので、業者に言われたとおり、フィルターは交換するもの、子供も小さいし、フィルターは買っておいた方が良いと思ってしまった。
  甲は、商品を購入し、現金で支払うと、Aから名刺と領収書を貰い、「フィルターが無くなったらここに電話してください。」と告げられた。このとき初めて、甲は、Aの事業者名とAの氏名を知った。
  Aが帰った後、甲は、換気口の製造会社のホームページを検索すると、フィルターは水洗い可で、3~5回の水洗い清掃を目安に、その後は新しいフィルターに交換してくださいと書いてあった。このことは、入居時もらったマンションの設備取扱い説明書があったので確認すると、同様の説明であることが分かった。

【事例2】

 平成27年6月、午後4時頃、乙宅のインターホンが鳴り、乙が応対したところ「換気口の点検に来ました。このマンションを1軒1軒回ってます。前に伺ったときお留守だったので今日来ました。」と言われた。乙は、新築マンションで入居して間がないし、これまでと同じ様な設備点検だろうと思い、何の疑いも持たないでマンション1階のオートロックのドアを開けた。
  数分後、玄関ドアのインターホンが鳴ったので、乙は、業者が来たと思い、玄関のドアを開けたところ、バッグを提げた当該事業者Aが立っていた。乙は、Aを室内に入れると、Aは、会社名や氏名は名乗らず、「フィルターの点検です。」と言って、各部屋の換気口を調べ始めた。
  Aは、ダイニング、リビングと寝室に一つずつある換気口を見て回り、見終わってからダイニングの換気口のカバーを開けて、中にあるフィルターを乙に見せた。
  Aは、「フィルターは交換していますか。汚れていますね。交換した方が良いですね。」と言った。さらに、Aは、「結構汚れてますよ。汚れているから交換した方が良いです。前の通りから排気ガスもあるからフィルターは汚れます。フィルターが汚れれば、室内の空気が汚れて体に良くないから、こまめに変えてください。フィルターは手入れするよりも、交換するものです。」と言った。
  話が終わると、Aは「いまフィルターを持って来てます。同じものですが要りますか。」と言って、持って来たバッグの中から透明なビニール袋入りのフィルターを取り出し見せた。乙は、これまでの点検と同じように、フィルターを点検して終わるのかとばかり思っていたので、フィルター購入の話をされ、困惑した。しかし、乙は、Aから換気やフィルターの話を聞かされ、Aに言われたとおり、フィルターは手入れするより交換するもの、こまめに交換しなければいけないものと思ってしまった。そのため、乙は、Aが勧めるとおり、フィルターを購入した。
  乙がフィルターの代金を支払うと、Aは名刺、請求書と領収書を渡し、「フィルターが無くなったらここに電話してください。」と告げた。乙は、名刺を貰って、このとき初めて、Aの事業者名とAの氏名を知った。

【事例3】 

 平成26年12月、午後4時頃、丙宅のインターホンが鳴った。丙が応答すると、男性の声で「空調の点検です。」と言われたので、とりあえず来てもらおうと、マンション1階のオートロックの扉を開けた。その後、玄関ドアのインターホンが鳴ったので、丙は、玄関のドアを開けたところ、Aが立っていた。丙は「いったい何の点検ですか。」と聞くと、Aは「換気口の点検です。」と言ったが、会社名や名前を名乗らなかった。丙は、新築マンションに入居してから1か月くらい経った頃で、この間にガス会社の機器点検など室内の設備点検があったことから、同様の点検であると思い、疑いも無く室内に入れた。
  Aは、室内に入ると、各部屋にある換気口を順番に見て回り、ダイニングの換気口のカバーを開けて、中にあるフィルターを丙に見せた。そして、Aは、「このフィルター1枚だけじゃダメですね。ここには、黒いメッシュのフィルターに防塵のフィルターを重ねて付けないとダメです。外気からほこりや排気ガス、花粉などが入ってくるので、防塵のフィルターを付けないと壁など室内が汚れてしまいます。他の家でも皆、フィルターを交換しています。」等と換気やフィルターの説明をした。
  そして、Aは、「実は、フィルターがあるんです。うちで扱ってますが、どうしましょう。」と勧めてきた。丙は、Aの説明を聞いて、マンションは新築だから、室内が汚れないように、きれいに使いたいという気持ちから、勧められるまま、すぐに購入すると伝えた。
  Aから、名刺、請求書と領収書を渡され、丙は請求の代金をその場で支払った。丙は、名刺や領収書を貰ったことで、初めて事業者名と訪問してきた人の氏名が分かった。

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