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ホーム > 取引・表示指導 > 処分事業者等一覧 > 短期間で利益を得ることが確実であるかのように勧誘していた金地金の販売業者に業務停止命令(3か月) > 相談事例(タキオン株式会社)

更新日:2015年10月22日

≪参考資料≫ 相談事例

【事例1】

 平成26年4月、甲の経営する事務所に当該事業者従業員Aが訪ねてきて、「学校の後輩でAです。以前親身になって相談に乗ってもらった経緯があり、仕事の都合で香港に行くことになったので、その前にご挨拶に伺いました。」と言った。Aが「金地金に興味がありますか。」と尋ねてきたので、「そういう事には興味が全くなく、むしろ嫌いである。」と断った。
 5月に、Aから「香港に転勤することになったので挨拶に伺いたい。」と電話があり、来訪して来た。Aは「金は今買えばイラク情勢もあり絶対に上がります。先物ではなく現物なので、確実に儲かります。80万円だけでいいので、付き合って欲しい。」と言った。甲は、同窓のよしみもあり契約することを決めた。翌日Aは上司のBを連れて訪問してきた。甲が「お盆の前に必要なお金なので、それまでに解約したい。損しないか。」と言うと、Bは「大丈夫です。確実に儲かります。預り金だけの契約です。中途解約は絶対に出来ます。」と言ったので、甲は契約した。
 6月に、Bが理由を言わないまま、訪問したいと連絡してきた。会うとBは、「○○○万円追加契約して頂ければ、前の契約分についても、グラムあたり単価をお安くします。普通は、こんな値段では売れないのですが、上司に連絡をとって了解を得た。」と言った。甲が「お盆前に解約するのに、本当に損をしないですね。」と尋ねると、Bは「大丈夫です。確実に儲かります。」と言った。そこで甲は追加契約を承諾した。
 甲が金地金売買契約書を確認すると、「毎月積立てを行い、30年後に満期になる。」と書かれていたので、その違いを質問した。するとBは、「短期の契約にしてしまうと、売りたい時期が変わってしまっても売らなければならなくなる。この契約書にはそういった事を考慮して長期の契約内容になっているが、今回の契約内容は違うから大丈夫です。毎月の積立ても無いし額もこんな金額ではないです。甲さんが早く解約することも分かっています。あくまでも預かった金額だけでやります。中途解約が出来ます。確実に儲かります。」と言ったのでBを信用して契約書にサインした。
 甲は、7月にBに解約を申し出た。するとBは「今、売ってしまうとかなり損をしてしまう。」と言った。数日後、Bから「手数料○○%は総契約金額に対してかかる。」と説明を受けた。甲は、総契約金額に対して手数料がかかるとの説明を受けていなかったし、「預り金だけの契約である。」と言われていたので、支払った分だけの契約と思っていた。この時になって初めて巨額な損失が出ることを認識した。契約の仕組みを知っていれば絶対に契約はしなかった。

【事例2】

 平成27年1月、乙の経営する会社に当該事業者従業員Cから電話があり、「以前、お世話になった皆様に、ご挨拶に回っています。2、3日中にお伺いしたい。」と言った。
 数日後、乙が自宅に居ると、見覚えがない顔のCが突然、訪ねて来た。Cは、「数日前、電話をさせて頂きましたCと申しますが、以前お宅に訪ねて来た時に、親切にして頂き、感謝しています。私も出世して係長になり、今度香港支社に転勤となりますので、ご挨拶に来ました。」と言って、名刺を差し出した。そしてCは、金の上がり下がりを表にしたグラフを見せ、パンフレットとあわせて、「現在の金の市場はこういうものです。」と乙に金に興味を持たせるような話をして、10分位居て帰った。
 数日後、Cから電話があり、金相場が上がっているといったことや、抽選枠がとれたら乙にも何口かお分けすると言ってきた。その2、3日後、Cは、連絡もなしで突然上司のDを連れて来た。Cは、「乙さんをびっくりさせるため、抽選枠で金の権利が取れたことを連絡しないで、突然来ました。乙さんに親切にして頂きましたので、現在の相場よりもお安くお分けさせて頂きます。」と言った。乙は相場よりも安く分けてくれるという話に興味を持ち、近くの飲食店で話を聞くことにした。
 Dは、金相場グラフを見せて、今、金を買えばいかに儲かるかという説明をし、「乙さんに損をさせるようなことはありません。」と言った。
 更にDは、「金は世界中、何処にいっても下がらない。1.5口120万円で購入することができます。金は値上がりしています。金は絶対に儲かる。金相場に応じて、何時でも中途解約することが出来る。乙さんには、Cがお世話になったので、売値が一番高いとき連絡します。2、3か月で勝負してもいいし、1週間でも勝負できる。一番上がっている時に売れば、120万円で契約して、元金と儲け分を合わせ150万円は返金できる。短期間で30万円儲かる。」と言った。乙は、「120万円位の現金であれば用意できます。」と言って契約することにした。この時、Dは、ただ儲かるトークを述べるだけで、中途解約した場合は手数料がかかる等のリスクについても一切説明はなかった。その後、乙は、Dの言動等に疑念を感じ、契約を止めるメールを送った。

【事例3】

 平成25年2月、丙が会社に居ると、当該事業者従業員Eが突然訪ねて来た。Eは「あなたの知人から紹介を受けて来た。」と言って名刺を出した。Eは「金取引をやっている会社に勤めています。重要な財産になるのでお勧めしています。」と言ってきたが、丙は、断った。この翌日から、Eは毎日のように電話で勧誘してきたが、丙は、「金は上がったり下がったりして不安があるから金取引はしない。」と言って断り続けた。
 平成25年3月、Eが「上司にこういう風に頑張っているという状況を見せたい。あなたの仕事に対する考え方を上司と一緒に聞きたい。」と電話してきた。数日後、EとFが会社に来た。
 Fは、「今まで金地金のお客さんは皆儲かっている。今金は上がっています。今このタイミングを逃すと損をしますし後悔します。」と言ったが、丙は断った。するとFは、「実はEは目標を達成することを条件としてシンガポールへの赴任が内定している。だから助けると思って最低限の1口40万円だけでも協力してもらえませんか。そうしないと彼は人生を棒に振ることになる。それで、あっちこっちにお願いしています。普通80万円が理想だけど。」と言ってきた。丙は、Eがかわいそうに思えてきて40万円なら契約してもいいと思ったが、すぐに返事はしなかった。
 数日後、Fから電話があり、「40万円の件は手配してしまった。すぐ送金してもらわないと、困る。そうしないと取引分の手数料と消費税が合計7、8万円かかります。」と言った。丙は「じゃあ、お金を送るから、きちんとした契約書をください。」と告げた。Fが、「入金を確認したら、契約書を持って行きます。」と言ったので、丙は40万円を送金した。
 入金の翌日、丙はFと飲食店で会って「金地金取引に関する重要事項の交付書面」を見せられたが、この交付書面の内容については何の説明もなかった。丙は、交付書面に「80万円以上」という文字が見えたので、その件で尋ねた。Fは、「社内手続きだけの問題ですから、無視して下さい。契約書が全てですから。」と言った。
 次に、Fは契約書を出してきた。契約書の1枚目に、書面の内容をよく読むべき旨を赤枠の中に赤字で記載されなければいけないところ、その記載がなかった。また、Fから、クーリング・オフの説明はなかった。
 丙はFに、「契約書にサインして下さい。」と言われたので、契約書に署名押印した。丙は、契約書に既に購入代金が○○○万円と記載されているのを見て、「購入代金が○○○万円になっているが、私が買ったのは40万円だけですよ。」と問いただした。Fは、「全体の中の一部を買っているだけですよ。最低単位の値段で、会社の中の手続きです。」と言って、40万円と記載してある箇所を指し、「1口40万円です。もし追加で買う場合は、○○○万円まで一人で買えますし、ローン返済できます。」と、あくまでも1口40万円の金地金の契約書という話をした。そして、「金は、グラム○千○百円ですから。これ以上になればいつでも売っていいですから、連絡下さい。」と言って帰って行った。店には10分位しかいなかった。
 Fは、その後、「1口80万円をイレギュラーの40万円でやっているので、あと40万円追加してくれないか。」と何度か言ってきたが、丁はその都度断った。

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