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ホーム > 取引・表示指導 > 処分事業者等一覧 > 「読者モデル募集」を口実に若い女性を呼び出し、10万円の事務所登録契約をさせていた芸能事務所に業務停止命令(6か月) > 相談事例(株式会社DMP)

更新日:2015年3月19日

≪参考資料≫ 相談事例

【事例1】

 平成26年6月、消費者甲は街で、当該事業者の従業員Aから「すみません、今読者モデルの選考をしていて、スナップ写真を撮っています。」と声を掛けられた。「読者モデルを探しています。○○(有名なモデルの名前)が所属している事務所です。」と言われ、甲は大きい事務所なのかなと思った。写真撮影後、Aは「人材発掘セクションBeer」と書かれた名刺とチラシを差し出して、「今撮った写真を一次審査に使って、合格したら連絡します。」と告げた。甲はAに名前や連絡先等を教えて帰宅した。
 数日後、「先日写真を撮った件です。一次審査に合格しました。一度事務所に来てもらい、今後の流れを説明したい。事務所の場所はチラシに載っています。」と連絡があった。甲は、話だけなら聞いてみようと思い、事務所に行く約束をした。
 事務所ビルの1階に看板は出ておらず、階段にも看板はなかった。地下2階の部屋で、女の子が話をしていたのと、入口にファッション雑誌があったのを見て、中に入った。中はパーテーションで区切られたブースがあり、当該事業者の従業員Bにブースへ案内された。Bは、「二次審査の撮影の前には、肌のコンディションを良くするため、今から紹介するエステに行ってきて欲しい。」と言い、さらに、施術後に改めて今後の話がしたいのでエステが終わった帰りに事務所に来るようにと言った。事務所にいたのは30分程度で、二次審査の説明とエステの予約だけで、帰宅した。
 数日後、甲は二次審査のためのエステの施術を受けてから事務所に行った。当該事業者の従業員Cが出てきて、「PHORIA」と書かれた名刺を渡し、自己紹介をして、当該事業者の芸能事業の話を始めた。Cは、仕事のあっせん方法について「事務所から送信される仕事内容のメールを見て、やりたいと思うものをやってください。報酬はドラマの通行人の役だと1回で1万円くらいです。仕事はすごく沢山持っています。」と話し、「読者モデルとして活動したいなら、撮影代を事前に10万支払ってもらう。また、強制ではないけれど、ウォーキングやポージングのレッスン費用が掛かる。」と甲に告げた。甲はスカウトされてから今までお金の話は一切されていなかったため、ここで初めてお金が必要だと分かった。甲は「時間を取って考えたい。親に電話しても良いですか。」と聞いたが、Cからは「自分の意思で決めなきゃいけないのに、なんで親に相談するのか。今決めないと損だからこの場で決めて欲しい。」と言われた。また甲は「お金がないのでやりません。」と断ったが、Cは、「これから仕事をしていけば、10万円くらいは元が取れる。それを考えると安い金額だ。それに支払回数も変更することができる。」と、分割でも支払えるということを何度も言った。仕切りに囲まれた狭いブースで、Cがふさぐように座っていたため、甲は出ていくことができなかった。2時間勧誘され、甲は契約をしないと帰れないと思い、クレジットカードを使って10万円の契約をした。この時に書いた商品購入申込書は、Cから、「じゃあ、これを読んで書けるところを記入して。」と言われたのみで、その内容や、クーリング・オフ、解約等についての説明はなかった。また、販売会社の項目に書いてある「株式会社DMP」という名前は、この時に初めて目にした。甲は事務所を出てすぐ、解約しようとCに電話をしたが、「どうしてすぐに気持ちが変わるのですか。取りあえず明日カード会社から電話が来るまで待ってください。」と言われてしまった。

【事例2】

 平成26年7月、消費者乙が街を歩いていると、当該事業者の従業員Dから「モデルに興味はありませんか。」と声を掛けられ、読者モデル、ヘアカタログ、ブライダルモデル等の、モデルの種類が書いてある紙を見せられた。乙が、やりたいモデルに丸を付け終わると、Dは「写真を撮ってもいいですか。」と言い、乙はDに写真を撮ってもらった。撮影後、Dから、「今撮影した写真を会社に送って、一次審査をします。」と言われ、「人材発掘セクションBLUE」と書かれた名刺をもらった。乙は撮影前に渡された用紙に名前と連絡先を記入し、帰宅した。
 2~3日後、当該事業者から、「一次審査を通過したので、二次審査の話がしたい。事務所に来られる日はありますか。」と電話があり、乙は話を聞くだけなら良いかと思って、事務所に行く日時を決めた。
 乙が事務所のビルに行き、地下2階のドアを開けると、事務所は狭く、簡易なパーテーションで仕切られていた。事務所の中では、当該事業者の従業員Eから「PHORIA」と書かれた名刺とエステ店のチラシを渡され、「この紙に書いてある場所が、二次審査をするところだから行って来て欲しい。無料でエステをしてもらい、その場で撮影をして、その写真をうちの会社に送ってもらって合否を決める。二次審査に合格すれば、モデルの活動ができる。もしダメでも、登録料を払ってうちに登録すればモデルの活動ができるよ。」と言われた。この時、登録料という言葉を言われたが、金額は一切言われなかった。また、Eが「エステが終わったら事務所に寄って欲しい。」と言ったため、乙はエステの感想や今後の話をするのかと思い、エステの後で事務所に寄ることにした。
 数日後、乙がエステサロンで施術を受け、その帰りに事務所に行くと、当該事業者の従業員Fが現れ、Eと同様に「PHORIA」と書かれた名刺を渡してきた。Fは、事務所に所属している人が過去にどのような仕事をしてきたのかを記載してあるファイルを見せ、「この子は雑誌のスナップに載った。有名なテレビ番組の仕事もある。」などと言った。Fは「モデルとしてやっていきたいなら、登録料として10万円が必要になる。」、「これに加えてモデルのレッスン料がかかる場合もある。有名な先生が教えるから本当は1回数万円だけど、登録料を支払えばクーポンがもらえて、安く受けられる。」などと言った。乙は、10万円も掛かるとは全く予想はしておらず、驚いたが、Fは、「仕事の案件のメールを一斉送信するから、それを見て自分の希望に合ったものを選んでください。仕事は沢山あるから、すぐに10万円は稼げる。モデルの仕事は、普段会えないようなメイクアップアーティストに会えたりするから、仕事をしながら美意識を高められる。」と、モデルや芸能関係の仕事の魅力を話した。乙は悩んでいたが、Fから、「あなた以外にもいっぱい声を掛けているから、今ここで決めないともう登録できないかも知れない。」と強い口調で言われたため、今答えを出さないと家に帰れないと思い、契約を承諾した。するとFは、商品購入申込書と「撮影についてのお願い」と書かれた書類を出し、「この部分を取りあえず書いて。」と言った。書類の説明は一切なかった。また、商品購入申込書に「株式会社DMP」と記載があり、乙はここで初めて正式な会社名が分かった。

【事例3】

 平成26年9月、消費者丙は街で、当該事業者の従業員Gから「読者モデルを探しているんだけど、モデルになってみませんか。」と声を掛けられ、チラシとプロフィールを書く用紙を渡された。丙はその用紙に、氏名と、雑誌や芸能活動に関するアンケートを記入してGに渡した。そしてGから「後日チラシに書いてある電話から連絡が来るから、興味があったらチラシの事務所に来てください。」と言われ、別れた。
 2、3日後、電話があり、「一次選考が通ったので、二選選考に来てください。二次選考は、無料のエステを受けてもらって、その時撮影した写真を使います。二次選考の話をしたいので空いている時間はありますか。」と言われた。丙は二次選考の話を聞きに事務所に行くことにした。
 数日後、丙は事務所を訪ねた。事務所ビルの1階に看板はなかったが、地下の部屋に事務所の名前の張り紙があり、ドアを開けて中に入った。丙は、パーテーションで仕切られたブースで、当該事業者の従業員Hから説明を受けた。Hは、「プロフィールの写真を撮りたいので、無料のエステに行って来てください。今後の活動についてお話ししたいことがあるので、エステの帰りに事務所に来てください。」と言い、エステサロンの場所を書いたチラシを渡した。
 丙がエステの施術後に、今後の話を聞くために事務所に行くと、ブースに案内され、当該事業者の従業員Iから名刺を渡された。名刺には、「PHORIA」とあった。Iは、「うちの事務所に入って芸能関係の仕事をしませんか。うちにはモデルの○○(有名なモデルの名前)が所属しているんだ。」「うちの事務所に登録後は、プロフィールの写真を撮り、1人に1人ずつマネージャーが付く。マネージャーから仕事内容が書かれたメールが届くから、その仕事をやりたいと思ったら、そのメールに返信して。ギャラは1,000円から1万円までいろいろある。モデルは日払で、ドラマの場合は2~3か月後に振り込まれる。」と言い、さらに、「うちの事務所では、読者モデルとして活躍している子も沢山いる。有名な映画のエキストラになれる。それに、マネージャーとヒアリングして、自分にぴったりの仕事を紹介してもらえるし、毎日のように仕事があるから、本業が忙しくても空いた時間でお仕事ができる。」と続けた。そしてIは、「事務所に所属するには、プロフィール代として10万円を払ってもらう。あとは、希望者だけだが、モデルのレッスンがあるから、そのレッスン代が掛かることがある。」と説明した。丙は、スカウトされてから今まで、お金の話は一切聞いていなかったので、「お金が掛かるならやりません。」と断った。しかしIは、「10万円はムダにはならないよ。すぐに元が取れる。」と言い、雑誌の切り抜きが入ったファイルをどんどん持ってきて、机の上に置いた。丙は「家族に聞いてからにしてもいいですか。」と尋ねたが、「もし嫌だったら後で辞めることもできるから、今ここで契約書だけ書いて。」と言われた。丙は、このまま断り続けても帰れないと思い、「分かりました。やります。」と言い契約をすることにした。Iは丙に、商品購入申込書を書くように告げたが、10万円を払うということ以外の説明は一切なく、その書面の裏に契約事項が書かれていることも言われなかった。丙は3時間くらい勧誘を受けていた。
 契約した日の夜、丙は家族に相談し、翌日、Iにクーリング・オフをしたいと伝えたところ、Iからは「解約はできますが、もう撮影の時間も入っているし、メイクさんの時間も取っているから、お金は返ってきません。」と言われた。

【事例4】

 消費者丁は、平成26年8月、街で当該事業者の従業員Jから声を掛けられた。丁は通り過ぎようとしたが、Jは「怪しい者ではありません。5分から10分で終わるので、話だけでも。」と言い、「人材発掘セクションBLUE」と書かれた名刺とチラシを差し出した。そして、「働く女性を対象に、雑誌の特集を企画しています。一次審査としてスナップ写真を撮影させていただきたい。通過するように何とか推薦しますから。」と言い、「二次審査まで通れば、ファッション雑誌に掲載されるかも知れません。有名人とも共演できます。」と話した。
 丁は、写真を撮られるだけならお金も掛からないし、どうせ審査なんて通らないだろうと思い、Jによる写真撮影に応じ、住所、氏名、連絡先と、読者モデル、パーツモデル、エキストラ等の中で興味のあるジャンルを記入したアンケートを提出した。撮影後、Jから「合否の結果は後日連絡します。」と言われ、そのまま別れた。
 数日後、電話が掛かってきて、「一次審査に合格しました。二次審査の説明をしたいので事務所に来て欲しい。場所はチラシに書いてあります。」と言われた。日程を決めた後、「他にも予約している女の子が沢山いるから、絶対に遅れないようにしてください。」と言われ、丁は、これは行かなければいけないと思った。
 後日、丁は、二次審査について説明を受けるため事務所に行った。事務所ビルの1階に看板等はなかったが、地下にある部屋の扉に、事務所名の張り紙があった。中に入ると、音楽がうるさく、雑然とした感じで、パーテーションで仕切られたブースで当該事業者の従業員Kから説明を受けた。説明では、二次審査ではきちんとした写真を撮影すること、そのために、二次審査の前にエステを受けてもらいたいこと、エステの料金は事務所が負担するため無料であることを告げられた。特に「エステは、二次審査の写真撮影でより綺麗に写るために行うもので、全員に受けてもらっています。」という説明があった。また、「事務所に登録すれば、雑誌の読者モデルやドラマのエキストラ、パーツやヘアのモデルの仕事もアルバイト感覚でできる。興味があれば、エステを受けた後でまたここに来てくれないか。」と言われ、丁は、モデルの仕事が少しは収入になるかも知れないと考えて、次に来訪する日時を決めて帰宅した。最初にスカウトされてからモデルや芸能活動に関する話はされたが、登録料など、お金が掛かるという話は一切なかった。もしお金が掛かるという話をされていたら、丁はその時点で断っていた。
 数日後、丁は事務所から言われたエステで施術を受け、その後、再び事務所を訪ねた。応対した当該事業者の従業員Lからは、「モデルの仕事は登録制で、いつ、どのような仕事があるかの情報が配信される。興味があれば、そのメールに返信すれば良い。登録している女の子は学生から社会人までおり、月に4回から8回程度モデルの仕事をしている。1回の仕事では、5千円から1万円のギャラがもらえるよ。」という説明を受けた。そしてLは、「うちの事務所は、大きな事務所から独立した人が子会社として作ったもので、大手よりも安い登録料で済む。」と言い、初めてお金が掛かるという話になったので、丁は驚いた。しかしLは、「登録料は9万9千円掛かるけれど、仕事をしていればすぐに元が取れる。」と続け、「登録の定員は100人で、既に70人から80人は埋まっているから、やるなら今だ。興味あるでしょう。」と、丁を焦らせたり挑発するような発言をして、何度も「どうするか。」と、しつこく勧誘してきた。
 そのような話が1時間以上続いた後で、最後に丁は「やります。」と答え、商品購入申込書に必要事項を記入して、契約をした。

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