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ホーム > 取引・表示指導 > 処分事業者等一覧 > 目的を隠して若者を呼び出し、勧誘を行っていた連鎖販売業者に業務停止命令(6ヶ月) > 相談事例(株式会社ウィル)

更新日:2015年3月11日

≪参考資料≫ 相談事例

【事例1】

 平成25年4月、消費者甲に友人Aから電話が掛かってきて、「私は最近、もう一つバイトを始めた。アロマ関係の仕事で、とても楽しいよ。話を聞きに来ないか。」と言われ、話を聞くことを承諾した。するとAは、「バイト先で仲の良い女性の先輩がいて、その人が教えてくれる。その先輩とカフェで会って話を聞こう。話を聞いてみて、だめだったら辞めても良い。聞くだけ聞いてみたら。」と言ったので、会う約束をした。
 約1週間後、甲はAと待ち合わせ、喫茶店に入った。席には女性が座っていて、Bと名乗った。Bはタブレット端末を用いてウィルの説明を始めた。Bは、「仕事はアロマなどいろいろやっている。居酒屋もやっている。いろいろな職場の人が加入していて、たくさんの人と交流できる。とても楽しいよ。人を誘ってその人が加入すれば月に数万円は入るよ。」などと説明した。そして、「2回目で詳しい話をするけど来るか。」と言った。甲は楽しそうなバイトだなと思い、また話を聞く約束をした。説明が終わると、ウィルが経営しているというバーに一緒に行った。このバーで、Bの下位にいるCという男性を紹介された。
 約1週間後、喫茶店でAとBに会い、Bがウィルの説明を始めた。「ネットの掲示板にウィルに対する悪口が書かれているけど、それは嘘だよ。」などと言った。さらに、「ウィルは○万円以上の商品セットを買って初めて本式に加入できる。」と言った。甲は初めて○万円が必要であることを知り、驚いた。説明の最後に、Cもやってきて、「契約は今後、全てメールで行うことになった。」と言った。そして、甲の携帯電話にSNSのメッセージで、申し込みのための入力項目が送られてきて、すぐに加入登録するよう勧められた。甲は、○万円を支払う余裕はないことをBに伝えて、「無理です。」と言った。ところが、Bは、「クレジットカードを作るとか、たくさん方法はあるから。」と言って、しつこく勧誘を続けた。そして、Bから空いてる日を尋ねられ、甲は断りきれずに再び会う約束をした。
 数日後に、甲は再び喫茶店でBと会った。甲はBに対して、「お金がないのでウィルに加入することはできない。」と言った。するとBは、「消費者金融で借りられるかもよ。だめもとでやってみるか。」と言い、近くの無人契約機のある店まで甲を連れて行った。そこでBに、「収入を多く書いておけば、いっぱい借りられるよ。」と収入を偽るように言われ、甲は実際よりも収入を多く記入した。その結果お金を借りることができ、甲はその日のうちに約○万円をウィルに振込み、携帯電話から加入申込みをした。概要書面や契約書面は受け取らなかった。
 契約後に、Bから勧誘方法を説明された。「最初は、普通の会話をしてから、カフェに呼び出す。良い仕事がある、アロマとかサロンとかいろいろあると言う。相手に興味を持たせ、質問してきたら、具体的なことは優しい先輩が説明してくれると言って、詳しいことはあえて言わず、会う約束を取り付ける。○万円分の商品購入についても言わない。」などと説明された。

【事例2】

  消費者乙はプライベートで作った料理の写真をSNSに時々載せていた。平成26年2月頃に、高校の頃からの知人DからSNSで、「料理をやりたいのか。」とメッセージが来た。何回かやり取りをした後、「おいしいバーを見つけた。一緒に行こう。」とメッセージが来て、乙は一緒に食事に行くことを承諾した。
 平成26年4月、乙はDとバーで一緒に食事をした。しばらく高校の頃の話などをした後、Dが、「この店で料理長としてやってみる気はあるか。」と言ったので、乙は興味を持った。するとDは、「別のテーブルに座ってる人にすごい人がいるから紹介するね。」と言った。そして、Dは30代くらいの男をテーブルに招いた。その男はEと名乗った。Eは、「うちで料理長としてやってみる気はあるか。」と言った。乙は、「ぜひやりたい。」と答えた。その日は、後日また詳しい話を聞くことを約束して、別れた。
 約1週間後、ファミリーレストランでDと会った。Dは、前回行ったバーを経営しているウィルという会社について説明を始めた。「ウィルはバーベキュー、クルージング、パーティーなど様々なレクリエーションをやっている。ウィルに入ると人脈を作れるし、偉い人の話も聞ける。料理屋の開業資金の援助などもある。ウィルに入れば、店が持てる。」などと言った。30分ほどすると、Eがやってきた。Eはタブレット端末を用いてウィルについて説明を始めた。Eは、「マスタークラスエージェントというクラスになれば、店をウィルが提供してくれて、自分の店を持つことができる。ウィルに入れば、いずれは店が持てるよ。」と言った。そしてEはいきなり、「ウィルに加入するには、○○万円ほど必要だよ。」と言った。乙は、自分の店が持てるという話に興味があったので、加入することを承諾した。すると、Eは、「人の情熱は冷めやすいから、話は早く決めた方がいい。明日空いてるか。」と言ったので、翌日再び会うことになった。
 翌日、喫茶店へDと共に行った。しばらくするとEが喫茶店に入ってきた。Eは乙に契約書面や概要書面、商品カタログなどが入った封筒を渡し、Eは「分割払いだよね、今日カードは持っているか。カードが無いなら、作りに行かないと。○○カードを作れば、即日発行できるよ。」と言った。乙はDと共に近くの店に行き、クレジットカードを作った後、再びEが待つ喫茶店に戻った。Eはウィルについて、「ネットにウィルに関する悪口が書いてあるが、それは風評。ウィルはマルチではない。」などと説明した。乙は、契約書にサインすることを承諾した。Eは、「家族に話すと、家族にその会社は大丈夫なのかと怪しまれることになるだろうから、話さないでくれ。」と言った。そして、Eから他の人を勧誘する方法の説明を受けた。Eは、「友人に連絡して、普通の会話から始めて、今何をやっているか、仕事の現状や今の仕事を変えたいと思っているかなどの仕事の不満を聞きだした後に、ピクニックやスキー、バーベキューなど様々なレクリエーションを行い、人脈が増える仕事をしていると言って興味付けをする。」と説明した。

【事例3】

 平成25年7月、消費者丙はインターネット上のコミュニティーサイトに飲み会があるという掲示がされているのを見つけ、その掲示を出したFという女性に飲み会に参加したい旨を連絡した。
 数日後、丙はその飲み会に参加し、飲食店に勤めているGという男性と知り会い、連絡先を交換した。丙は飲食店に勤めていたので、Gは、「よかったらまた落ち着いたところで話そうよ。飲食店についての情報交換をしよう。」と言った。丙はそれを承諾した。
 約1週間後、カフェでGと会った。Gは、「今勤めている飲食店はどうか。」と言った。丙は、「今の飲食店はスタッフが少なく、大変だ。ゆくゆくは自分の店を持ちたい。」などと言い、仕事の不満を漏らした。するとGは、「今度、ある会社の支援を受けて、自分の店を立ち上げる。その会社はお店を持ちたいと望んでいる人への支援を行っている。」と言った。その後、Gはタブレット端末を取り出して、ウィルについての説明を始めた。「ウィルに加入して、ウィルと提携している商品を仲介して販売すると、収入になる。ウィルの傘下にたくさんの会社があり、経験も積める。ゆくゆくはウィルが経営している飲食店のいずれかを任せてくれるかもしれない。」などと言った。カフェに入って1時間ほど経ったときに、Fがやってきた。Fは、ウィルの傘下の店だというバーに丙を連れて行った。
 丙はFとGからバーでウィルについて説明された。主にGがウィルの仕組みや魅力などを説明して、Fが賛同意見を時々挟んだ。Gは、「ウィルはマルチではない。ネット上にウィルの悪口が書いてあるが、ウィルの前身の会社の悪口がウィルに変わった後も続いているだけだ。」などと言った。ウィルに入会するためにお金が掛かることは説明されなかった。
数日後、Gから、「この前話した会員の話だけど、詳しい資料を持っていくから、また会おうよ。」と連絡がきた。丙はいろいろな飲食店を経営しているというウィルに興味があったので、会うことにした。
 数日後、F、Gと喫茶店で会った。Gは、契約書面等が入った封筒を取り出し、「ウィルに入会するには商品セットを購入する必要がある。値段は約○○万円だ。」と言った。丙は初めてウィルに入会するために○○万円もかかることを知り、驚いた。しかし、Gは、「○○万円以上の利益は必ず出せる。加入が遅れると、本来あなたの下に付くはずだった人があなたの上に付くことになってしまう。だから損だよ。」と言った。Gらから契約することが当然であるかのように話をされ、断れる雰囲気ではなかった。丙は、断ればいつまでも勧誘されると思い、仕事に行く時間も迫っていたので、契約することを承諾した。Gは、「家族には、セミナーを受けるなどして経験を積んで、ウィルについてしっかり説明できるようになるまで言わないほうがいいよ。」と言った。

【事例4】

 平成25年12月、消費者丁は、SNSでHと知り合い、時々連絡を取り合うようになった。SNSでHは、「エステに人を連れて行ったり、人とお酒を飲んでお金を儲ける仕事をしている。私がやっている副業は、空いてる時間でもできる。興味あるなら話だけでも聞いておくか。」と伝えてきた。丁は興味を持ったので話を聞きたいと伝えると、Hが、「私よりも詳しい人がいるから、その人から説明を受けたほうが良い。いつ会えるか。」と聞いてきた。丁は空いてる日を教え、話を聞くことにした。
 約1か月後、丁はHと飲食店で会い、仕事の話を聞いた。Hは、「私がやっている仕事の関連のイベントは、海外旅行やドーム球場を貸し切ってのイベント、遊園地を貸し切ってのパーティーなどがある。とても楽しいし、いろいろな人と出会える。」などと言った。そして30分ほどすると、Iが入ってきた。Iはタブレット端末を取り出してウィルの説明を始めた。「友達をウィルの組織に勧誘してあなたの下に2人付ければ、収入が入る。その2人がさらに下に人を付ければ、収入が上がっていく。」などと言った。そして不意にIが、「ウィルに加入するには○○万円が必要。」と言った。丁は、いきなり○○万円が必要だと言われ、驚いた。Iは、「やる気があるなら、○○万円は2か月あれば取り戻せる。私達も全力でサポートする。絶対に損はさせない。」と言った。2人から長時間勧誘され、話がどんどん進み、契約するのが当然であるかのような雰囲気だった。丁が契約を承諾すると、Iは、「契約には、身分証の写しと印鑑が必要。契約は早いほうが良い。明日は空いているか。」と言い、翌日会うことになった。
 翌日、丁はHとIとファーストフード店に行った。Iは丁に商品セットの一覧表を示しながら、「あなたには○○セットが良いと思う。このセットは一通りの商品が入っているから、みんな最初はこれを選ぶよ。」と言った。断れる雰囲気ではなかったため、丁は契約を承諾し、書面に記入した。その後Iは、ウィルへの勧誘方法について説明した。「まずは友達に連絡し、普通に世間話をして、仕事への不満や愚痴を聞く。その不満や愚痴に応じて、興味を持たせることを言う。例えば、収入が少ないと言えば、良い副業があると言い、仕事が忙しいと言えば、空いてる時間でできる楽な仕事があると言い、最近刺激がないと言えば、多くの人脈が作れて刺激がある仕事と言う。ウィルについての詳しい話はしないでいい。」と言った。また、Iは、「最初のうちは、ウィルとの契約について親や他人に言わないほうがいいよ。ある程度収入が得られるようになってから言うと、親も納得してくれる。」と言った。

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