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ホーム > 取引・表示指導 > 処分事業者等一覧 > 大学生に借金をさせ、56万円の投資用DVDを販売していた4事業者に行政処分・勧告 > 参考資料 相談事例

更新日:2014年11月27日

≪参考資料≫ 相談事例

【事例1】株式会社NINE

 平成26年春、大学生甲は、サークルの先輩Aから「20代でかなり稼いでいるすごい人がいる。Bさんといって、自分は話をして将来に対する視野が広がった。就活の勉強になるから話を聞かせたい。」と電話があった。甲が会うことを了承すると、Aは「忙しい人だから2日間空いてる日を教えてほしい。この話は2人の間だけにしてほしい。」と言った。この時Aは、投資用DVDのことは何も言わなかった。
 後日、甲はAと一緒に都内の喫茶店に行き、Bが来るのを待った。その間、Aは資産運用の話を始め、「日経225先物取引というものがあって、ハイリターンが見込めるが、勝てるのは、わずか5%の人間だ。しかし、あるシステムどおりにやればこの5%の勝者になれる。」と話した。1時間後、ブランド品を身に付けたBが現れた。自己紹介をして雑談になり、甲は大学名やバイト収入が月数万円しかないことなどを話した。その後、Bは投資の話を始めた。「あるシステムを使って先物取引をすれば、年利100%で資産を増やせる。60万円が2年後120万円、5年後1,860万円になる。」と話し、そのシステムの過去13年間の実績データを見せた。Bが電話をしに席をはずすと、Aは表の説明をし、「この表にあるプラスの数値の、ミニなら100倍、ラージなら1000倍の利益が稼げる。すごくないか。」と言った。表は2万円くらいの数値が表示され、その千倍の利益と言われた甲は、すごい儲かるのだと驚いた。
 Bは席に戻ると、株式会社NINEについて説明を始めた。NINEは一流の経済力を身に付けるため先物取引を中心に行い、一流の知識力を身に付けるため講座やセミナーを行い、一流の人脈を作るためイベントを行うということだった。また、外資系証券会社にヘッドハンティングされた人物が考えた先物取引のシステムをDVDに収め、商品名「Discovery」として56万円で販売しており、NINEはその代理店と説明した。甲は、この時初めてDVDの販売の話が目的だったことがわかり、その金額に驚いた。店を出てBと別れると、Aは「今日中に決めよう。」と言うので、甲はお金がないと断った。Aは「お金がないのは皆同じで、学生ローンで借りている。」と言った。借金などしたことがない甲は返済の不安を訴えた。Aは「自分も学生ローンで全額借りた。投資の儲けで3か月で返した人もいる。システムどおりにやれば投資の儲けで借金はちゃんと返せる。明日、学生ローンを借りに行こう。」と説得した。甲は世話になっている先輩に強く勧められ、断り切れず借りに行くことを承諾した。
  翌日、甲はAと高田馬場で待ち合わせて喫茶店へ行くと、Cを紹介された。Cは学生ローンの借り方について「借りる目的は英会話スクール、アルバイトは週5でやり、月15万から20万円の収入があると申告して。」と嘘の申告をするよう言った。甲は、Aに連れて行かれ学生ローンでお金を借りた。そして一度喫茶店へ戻ってCに報告し、次に消費者金融へ行くように言われた。Aに案内されて無人のATMへ行くと、Aは「学生だと借りられないから社会人、給料は17万円、年収は実際より多い金額を言って。」と指示した。ようやく56万円が用意できると、甲は、Aと一緒に東京駅近くの喫茶店に移動した。そこにDが現れ、契約書類を出し、録音しながら読み上げた。さらに、後からEが来て、甲は3人に囲まれる中で契約を交わし、現金56万円を渡してDVDを受け取った。
 甲は早く先物取引を始めて借金を返済したかったため、システムを教えるというFのミーティングに翌日から参加した。しかし、クーリング・オフ期間が過ぎた頃、Fから「友人を紹介したら8万円を紹介料としてもらえる。」と言われ、それ以降のミーティングは勧誘の話だけになった。組織では勧誘は当然とされ、勧誘しないとなぜやらないのかと言われて、断れる状況はなかった。大学、高校、バイトの友人らが勧誘対象で、電話で誘い出す言い方を何度も教え込まれた。アポイントが取れると友人の個人情報を上位者へ伝え、勧誘当日は、友人の反応や、消費者金融の借入れの結果など、勧誘経過を報告するよう指示された。また、勧誘・契約の個人目標を設定し、進捗状況や実績も組織に管理された。
 数週間後、甲はミーティングで先物取引を行うため△△証券の口座開設の手続きを取るよう言われた。甲は、先物取引の口座開設条件に、学生でないこと、十分な金融資産、投資経験等を満たす必要があることを契約前に知らされなかった。甲はこれらの条件を満たしていなかった。それを知っているAが、甲の代わりにスマートフォンから年収等に嘘の申告をしていた。

 

【事例2】株式会社Regaloe

 平成25年夏、大学生乙は、バイト先の後輩Gから電話があり、「若いのに年収1千万円稼いでいる人がいる。Hさんと言います。今度会ってみませんか。すごい人で会う価値あります。」と言われた。乙は断ったが、数日後またGから電話があり、「自分は将来起業を考えていて、乙さんと一緒に仕事がしたい。有意義な話が聞けるからどうしても会ってほしい。」と何度も言うので、乙は会うことを了承した。この時、Gから投資用DVDの話はなかった。
 数週間後、Gとバイト先の先輩Iの3人で都内の喫茶店に行き、Hと会った。乙は自己紹介をし、大学名やバイト先を伝えた。Hは「レガーロという会社は経営者を育てる環境がある。ここで育った社長たちとの繋がりがあり、色々な経営者と会って話が聞ける。」と言った。さらにHは「経営に必要なのは資金だ。日経225に興味あるかな。社長は有名な証券会社にいた人と繋がりがあり、その人が作った投資システムを使って稼いでいる。日経225は投資の中でも一番学生に使いやすい。」と話し、システムの実績表というものを乙に見せた。乙は投資の経験がないため、表を理解できなかった。Hは「レガーロに入るには、このシステムが入ったDVDを買ってもらうことが条件だ。今日中に組織に入るか決めてほしい。」と言った。
 Hと別れ、3人で別の喫茶店に移動した。そこにはJという人が待っていた。Jは「DVDは56万円です。」と説明した。乙は驚いて「56万円も払えないです。」と言った。Jは「自分も最初は高いと思って悩んだ。しかし買って半年くらいで投資で儲かり、今は利益を上げている。」と話した。乙は、3人から買うよう説得された。乙は買うことを承諾していなかったが、Iからレガーロの幹部7人に挨拶メールを送るよう言われ、仕方なくIが作った文を送信した。乙は翌日も会おうと言われ、断れなかった。
 翌日、G、I、初対面のKと高田馬場で会った。喫茶店に行くと、またDVDの購入を勧められた。乙は「お金を用意できない。」と断ると、Kらは「自分たちもお金がなくて学生ローンで借りた。」と言った。乙は、学生ローンは利息が高い印象があったので、「借りるのは不安だ。」と渋った。しかし、3人は「初めてだと不安かもしれないけど、みんな借りてるから大丈夫だ。」「早い人で3か月で借金を返している。」「もし返せなければ立て替える。」と説得した。そして「とりあえず行こう。」と言われ、乙は学生ローンへ連れて行かれた。乙は3人に囲まれ、前日に幹部らにメールも送っていたので断れないと諦めた。Kが「一度に50万も借りられないから何社か行く。借りる目的は大学の学費と言って。」と嘘の申告をするよう指示した。Kは借入れの結果を逐次電話でHに報告し、指示を受けていた。2社目は借りられず、乙は消費者金融の無人ATMへ連れて行かれた。Kから「借りる目的は海外旅行、正社員で年収180万円と申告して。」と、また嘘の申告をするよう指示された。乙が現金56万円を用意できると、Kは「今日中に契約を済ませよう。」と言い、一緒に水道橋の喫茶店に移動した。そこで乙は契約書類を渡され、Kが録音しながら読み上げ、後からHが合流し、契約を終えた。
 10日程後、乙はミーティングでLを紹介された。Lは「誰かを紹介したら、一人につき紹介料10万円をもらえる。」と言った。乙は、自分が紹介料目的で騙されたのだと気付いた。また、GもIも先物取引をしておらず、紹介料で稼いでいることを、この時知った。さらに、先物取引を始めるには証拠金が10万円も必要だとわかった。Lは「借金と証拠金のためには紹介ビジネスをやるしかない。」と言った。乙はLに勧誘方法を細かく教えられた。その後、乙はセミナーに参加した。そこで契約目標や結果が発表され、講師が「夏休みに入る学生は授業がなくて会いやすい。売り上げを伸ばすチャンスだ。」「本当に稼いでいるのか不審に思われたら、証券会社のアプリを使い、チャートを見せて操作すれば、稼いでいる感じが出るから信用する。」等と説明していた。
 また、乙はKから先物取引を始めるため、○○証券の口座を開くように言われた。Kは、乙のスマートフォンを使って、乙に代わりに入力送信した。Kは「口座開設の条件の壁はこっちで何とかする。」と話した。○○証券の先物取引口座を開設するには、数百万円以上の金融資産や投資経験等の条件があることを乙は知らなかった。乙はDVDを買うため借金をしており、これらの開設条件を満たしていなかった。

 

【事例3】株式会社サンクチュアリ

 平成25年秋、大学生丙は高校時代の友人Mから「自分は今、投資で稼いでいる。」「すごい話をしてくれる人がいる。かなり稼げる話だ。」などと連絡があった。丙はMに、どのような話であるのかを聞いたが、Mは「プレゼンに来ればわかる。」と答えるだけで他には何も教えてくれなかった。丙は、一度だけプレゼンというものを聞いてみようと思いMと会う約束をした。
 後日、新宿で待ち合わせて近くの喫茶店に行った。そこには別の友人Nがいて、間もなくOが現れた。Oはルーズリーフを出し、手書きで投資の説明を始めた。Oは投資の大まかな話、組織でどんなことをやっているかなどを説明し、最後にDVDの販売や価格の話をした。丙は日経225先物取引についての説明を受けたが、投資や株の経験や知識など全くないことをOに伝えた。Oは「このDVDを使えば稼げる。負ける日もあるけど月単位で見れば勝てる。」等と言い、MやNも「こんなに稼げるチャンスは2度とない。このシステムを使って投資で稼ぐことは簡単だ。」と言って丙に強く購入を勧めた。OからDVDの価格が56万円と聞いて丙は、高額なので驚き「学生なので、そんなお金はありません。」と言って購入を断った。しかし、Oは「56万円は高額だと思うけど、皆、学生ローンで借りて買っているし、借金も投資の儲けで、すぐに全額返せる。」と言った。Oが途中で席を外すと、MとNはさらに強く購入を勧めてきた。丙にとって56万円はとても高額で、借金をしたこともなく金利等を考えると怖くて嫌だったので、購入する気は全くなかった。丙は戻ってきたOに対して「購入は一度考えます。」と伝えた。この時、丙はOから、先物投資をする際に必要な証拠金の額や、非常にリスクの高い取引であることなどは説明されなかった。また、先物取引の口座を開設するには条件があり、投資経験が全く無く、資産もほとんどない場合、先物取引口座を開設することすらできないことも説明されなかった。
 丙はM、Nとともに近くのファーストフード店へ行き、投資で儲けているというMの大学の先輩Pを紹介された。Pは丙に投資の状況を携帯電話の画面を見せながら説明し、「投資した額の2倍は儲かる。」と話した。M、Nは「いつでもクーリング・オフできるから、契約してやめたければやめればいい。」と言って契約を勧めた。丙はこのままでは帰らせてくれないと思い、仕方なく契約することを了承した。
 翌日、丙はMと待ち合わせて消費者金融に行った。お金を借りるにあたって、Mは丙にアルバイトの月収を実際より多く、学生ではなくフリーター、借りる目的は楽器を買うためなどと嘘の申告をするようメールで指示した。丙は消費者金融2社から合計56万円を借りた。その後、丙は契約手続きをするため、Mとともに近くのファーストフード店に行き、そこでPと合流した。丙はM、Pとともに喫茶店へ移動し、そこでQを紹介され、契約の手続きを行った。
 契約後、丙はクーリング・オフをするために、会社やQに連絡を取ろうとしたがつながらず解約の手続きを進めることができなかった。Rから「友人を誘って契約に至れば一人10万円もらえる。」という紹介料の話を聞き、勧誘方法の説明を受けた。アドレス帳に登録されている名前を書き出し優先順位つけて勧誘するといった内容だった。丙はDVDを家で見たが、内容は全くわからなかった。そのことをMに話すとMは、「DVDを見ても内容はわからない。ミーティングに出て、投資の勉強を重ねていかないと投資はできない。」と言い、丙は話が違うと思った。

【事例4】Grace こと 坂本政宏

平成25年夏、丁は大学の友人Sから電話をもらった。Sは「Wって人と知り合って、考え方が変わった。今度Wに会ってみない。」「Wは投資をやって稼いでいる。いろいろ経験している人だから、すごい刺激になると思う。」と言った。このときの電話で、Sは投資用DVDの話はしなかった。
 数日後、丁はWと会うために、Sと銀座の喫茶店に行った。Wは、通常の生涯年収では、支出に対して数千万円足りなくなると丁に説明をし、収入を増やす手段として投資があると言った。丁は「投資をやったこともないし、分かりません。」と伝えた。
 Wは、「投資をするときに心理的要因が働くと、判断が揺らぐ。実は、ある投資のシステムがあって、そのシステムに従ってやると、感情に流される要因を無くして、勝ちやすくなる。もちろんそのシステムを使えば絶対に勝てるわけではないけど、長く続けていくことで勝ちやすくなる。実際自分もかなり稼いでいる。」と言った。Wは続けて、「先物取引とか日経225とか分かるかな。」と丁に聞いた。丁は「聞いたこともないです。」と答えた。するとWは、それらの説明をし始めた。説明の最後に、システムを使った実績と言いながら紙を見せ、「下に儲かった金額が書いてある。」と言った。そしてWは、システムが入ったDVDがあり、56万円だと説明した。丁は、購入する資金もなく、また投資に興味がなかったので、買う気は全くなかった。しかし、いきなり断るのも失礼かと思い、「やるかどうかは考えたいので、Sとも相談してみます。」とWに伝え、Wと別れた。
 丁がSに「56万円もどうやって払った?」と聞くと、Sは、「消費者金融で借りた。」と言った。丁が「もし消費者金融で借りて買うなら、親に話す。」と言うと、Sは「お金を借りるって言ったら、親は絶対反対する。親に言わないほうが絶対いい。消費者金融で借りるって抵抗あると思うけど、自分はちゃんとお金を返している。」と言った。そしてSが「自分を誘ってくれた人が、偶然近くにいる。詳しく話をしてくれるから会ってみない。」と言った。丁とSは、近くの喫茶店に移動し、Uと合流した。丁は、SとUから「DVDをなぜ買わないのか。」という話ばかりされた。丁が「56万円もお金がない。」と言うと、Uは「みんなお金を借りてるし、投資で返していけばいい。俺はグレースに入って投資をして稼いで、半年経たずに返した。みんな返せているし、すぐに返せる。」と言った。丁は、Uの「すぐに返した。」という発言や、Wが見せた実績表で大きい金額を儲けていたことから、お金を借りても、投資で儲かったお金ですぐに返せば問題ないのではないかと思え、契約する旨をSとUに伝えた。するとSから「Wに買いますという内容のメール送って。」と指示されたため、丁はWにメールを送った。
 後日丁は、SとUと一緒に都内の喫茶店に行った。丁がお金を借りられるか審査するために、Sが丁の携帯を使い、二つの消費者金融の審査するサイトに丁の個人情報を打ち込んだ。その際にSは、年収、職業等に関して、嘘の情報を打ち込んだ。丁が「嘘をついて大丈夫ですか?」と聞くと、Uは「嘘をつかないと借りられないし、みんなやっている。」と言った。そしてUは「審査が通ったら、消費者金融から電話がくる。電話に動揺して出ると怪しまれる可能性があるから、堂々と電話に出て。」と言われた。二つの消費者金融の審査が通ると、丁はUから「○○(消費者金融)は自動音声だから、○○から行って。」と言った。丁はSに案内され、○○の無人店舗に行き、お金を借りた。
 同日、丁はSと都内の喫茶店に行き、契約をした。
 契約して数日後、UとVの勧めで、丁は証券会社の口座を開く手続きをした。手続き申請は、Vが手伝った。そのとき丁はVから、資産は300万から500万あり、先物取引の経験があると嘘の申告をするよう指示された。
 契約して数か月後、丁は投資を行うための資金が貯まらず困っていると、Wから「バイトの稼ぎでお金を貯めるより、もっと早く貯まる方法がある。DVDを誰か一人に紹介したら、グレースから10万円お礼に払う。」と言われた。
 契約後に、投資方法を学ぶミーティングが開かれていたが、紹介ビジネスの話を聞いて以降は、丁のミーティングでは勧誘方法の話ばかりをされた。

 

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