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トップページ > 相談窓口 > 相談情報の統計・分析 > 消費生活相談年報(相談概要) > 平成21(2009)年度 消費生活相談概要(東京都消費生活総合センター受付分)

更新日:2013年3月21日

平成21(2009)年度 消費生活相談概要(東京都消費生活総合センター受付分)

1 相談全体の概要

全相談件数は、36,744件、対前年度比4.2%の増。
架空請求・多重債務の相談が減少する一方で、高齢者の相談が大幅に増加している。
(相談件数:20年度 35,279件 → 21年度 36,744件)

2 主な特徴

(1)「高齢者」の相談件数が過去最高に。「未公開株」など高額な金融取引に関するトラブルが増加。平均契約金額は相談全体の2倍に!
(高齢者相談:20年度 6,338件 → 21年度 7,316件 対前年度比15.4%増)
(平均契約金額:相談全体180万円/高齢者相談364万円)
(2)「架空・不当請求」の相談件数は減少したが、依然として全相談件数の2割を占める。
(架空・不当請求: 20年度 9,108件→ 21年度 7,250件 相談件数全体の19.7%)
(3)「多重債務」の相談件数は減少。その中で、職業別では「無職」の占める割合が増加。
(多重債務相談: 20年度 1,816件 → 21年度 1,551件 対前年度比14.6%減)
(職業別の「無職」の構成比:20年度 15.5% → 21年度 19.9%)
(4)「賃貸アパート」と「未公開株」に関する相談件数が著しく増加。 特に「未公開株」の相談は4分の3が高齢者の相談。
(「賃貸アパート」に関する相談: 20年度 2,291件 → 21年度 2,783件)
(「未公開株」に関する相談: 20年度 329件 → 21年度 591件 うち60歳以上の割合:75.6%)

3 相談事例

【相談事例1】高齢者の未公開株に関連した相談

 高齢者の一人暮らし。以前に上場する予定の未公開株を勧められて購入したが、結果的に上場はされず、業者とも連絡不能になった。その後、別の業者からハガキが送られてきて、78万円振り込めば、以前購入した未公開株を買い取ると言うが、信用できるか。(契約当事者80歳代/女性)

【相談事例2】高齢者の海外商品先物取引に関連した相談

 「宝くじが当たったらうれしいと思いませんか」と電話勧誘の後、上司と二人で訪問され、ドアの外で30分程度話して、原油に50万円投資することを応諾。翌日、自宅まで車で迎えがあり、事務所で口座開設書に署名した。その後、200万円を借りるなどして、現在400万円投資。自分は株のようなものと思っていたが、契約後に先物取引だとわかった。解約したい。(契約当事者70歳代/女性)

【相談事例3】架空請求に関連した相談

 携帯電話で無料の小説を読もうとして、必要なパスワードを得るために、携帯電話の番号や性別、誕生年の入力後に確認のボタンを押したところ、そのつもりがないのに出会い系サイトに登録されてしまった。登録翌日に出会い系サイトの料金請求のメールが届き、退会を希望したが、支払い後でないとできないと言われている。支払わなければならないか。(契約当事者10歳代/女性)

【相談事例4】多重債務に関連した相談

 転職するまでの失業期間に借入をしたのがきっかけで、現在5社から650万円の残債がある。毎月の収入から支払っているが自転車操業の状態。最近、総量規制について知り、債務整理をしたほうがよいと思うようになったが、仕事の関係で自己破産はしたくない。何か方法はないか。(契約当事者40歳代/男性)

【相談事例5】賃貸アパートの退去時に関する相談

 20年住んだ賃貸アパート。貸主は一度も修繕をしてくれなかったのに、退去にあたり原状回復費用として畳の表替えやクロス張替え費用として60万円を請求された。交渉をして30万円になったがそれでも高い。どうしたらいいか。(契約当事者60歳代/女性)

お問い合わせ先

東京都消費生活総合センター相談課