2052007
クリーニングに出したら、コートの生地の表面がはげてぼろぼろ。弁償して。
[相談]
3年ほど着たコートをクリーニングに出したところ、生地の表面の一部がはがれ、その部分を触ったところ周りの生地がぼろぼろと落ちた。クリーニングに出す前はこんなことはなかった。着られないので弁償して。(30代、女性)
クリーニング上のトラブルとはいえない可能性があります。コートにポリウレタン樹脂加工されていた場合、ポリウレタン樹脂の劣化が、クリーニングによって表面化することがあります。
★アドバイス
ジャケット、ジャンパー、コート、パンツ、スカートなどポリウレタン樹脂をコーティングした合成皮革製品が多く出回っています。
相談では表面が剥れるトラブルが発生しましたが、このほかにもポリウレタン製品は破れ、べとつき、ぶくつきなどが起きることがあります。
これらのトラブルは、熱、水分などによるポリウレタン樹脂の加水分解が原因で起こります。ポリウレタン樹脂の寿命は生地製造後2〜3年といわれていますが、保管の環境によってはこれより短い場合もあります。販売時にポリウレタン樹脂加工をしてあること、耐久年数は製造後2〜3年であることなどのデメリット表示をしている衣類もあります。
相談のコートはポリウレタン樹脂が経年劣化で剥れやすくなっているところに、クリーニングの作用が加わり剥れが起きたと思われます。