相談の窓口から
「マイナンバーに関するお知らせ」というメールが届いた！ ～架空請求メールに注意！～
- Q スマートフォンに「【重要】マイナンバーに関する大切なお知らせ」という件名のメールが届きました。「有料サイトの利用料金が未納になっているため、訴訟手続きが完了しました。訴訟の被告人となった場合、訴訟履歴がマイナンバーに登録され、今後、一切記録を消すことができなくなります。訴訟前に事実確認をする必要がありますので連絡してください。連絡がない場合は、管轄裁判所にて裁判が開始されます。」という内容でした。連絡先は、民事紛争を扱うような機関名が記載されています。有料サイトを利用したことはありませんが、訴訟を起こされないよう連絡した方がいいでしょうか。
- A マイナンバーは、国や地方公共団体の社会保障、税、災害対策など法律や条例で定められた手続きにしか利用できません。訴訟に使われることはないので、訴訟履歴がマイナンバーに登録されることもありません。
このようなメールは、不特定多数の人に一斉に送信されているもので、内容は根拠がないものです。マイナンバーに関連する件名で、「訴訟をする」といった内容を記載することで不安にさせ、連絡してきた人にお金を支払わせるのが目的です。
相手の事業者に連絡すると、執拗に住所や氏名などを聞かれたり、言葉巧みにお金を払うよう仕向けられ、金銭被害に遭ったりすることがあるので、絶対に連絡してはいけません。もし、メールを送信したり、電話をかけてしまった場合は、受信拒否機能や着信拒否機能などを利用して、事業者と関わらないように気を付けましょう。一度でも、このような事業者にお金を払うと、他にも未納のサイトがあったなど次々と高額な請求をされ、被害が拡大することにもなりかねません。公的機関がこのようなメールを送信することはないので、名称や件名に惑わされないようにしましょう。
不審なメールが届いたときは、１人で悩まず最寄りの消費生活センターに相談してください。
相談窓口のご案内… ☎TEL03-3235-1155
