
引っ越しトラブル
荷物が紛失し、冷蔵庫も故障した!
アパートを出ることになり、格安料金で引っ越しを請け負う業者をインターネットで見つけ、電話をかけました。時間指定のできる単身者向けパック便での引っ越しを希望しましたが、日曜日なので時間指定なしのフリー便しかないと業者が言うので、やむを得ず、午後からの便を頼みました。以前引っ越しをしたときは、業者が見積もりに来た上で、標準引越運送約款の説明をしてくれました。しかし、今回の業者は、電話での聞き取りだけで、書類もなく、約款の説明もありませんでした。
引っ越し当日は、昼過ぎから待っていたのに何の連絡もなく、夕方になってやっと来ました。どうにか荷物を積んで引っ越し先に運んだものの、夜中になってしまいました。とりあえず受け取りのサインをして、翌日荷物の確認をしたところ、ダンボール1箱が紛失しており、冷蔵庫も故障して、中が冷えなくなっていました。
業者に苦情を言ったところ、「荷物確認のサインをきちんともらっている。冷蔵庫についても、性能部分の責任までは持てない」と押し切られてしまいました。納得できません。
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引っ越しについては、国土交通省で標準引越運送約款を定めています。これには、見積もり、荷物の受け取りや引き渡し、料金、事故、責任などについて示されています。多くの事業者は、これに準拠した約款を使用しています。(国土交通大臣の認可を受け、独自に定めた約款を使用している事業者もあります。)
電話による見積もりは、後のちトラブルになることが多く、注意が必要です。業者に下見に来てもらい、引っ越し荷物の確認をしてもらった上で、見積書を取ることが大切です。できれば複数の業者から、約款や見積書を提出してもらうと良いでしょう。なお、見積料は、事前に有料であるとの説明がなければ無料です。
引っ越し荷物が紛失、破損したことなどによる損害の請求は、引っ越し後3カ月以内に業者に申し出をしないと、請求できなくなります。遅くなればなるほど交渉は困難になりますで、荷物などの確認は、できるだけ早くしましょう。
荷物の紛失については、見積書がないと荷物の存在の証明が難しく、引っ越しを依頼した人の主張が通らないこともあります。今回のケースの場合、引っ越し荷物の存在を示すものが何もなかったため、業者は紛失について認めませんでした。
また、家電製品の破損は、外見的に傷やへこみなどがあれば引っ越し業者も対応しますが、内部の機能の損傷については、引っ越しによる障害と認めてもらうのが難しい場合があります。今回、家電製品の故障についても、業者は引っ越しの影響であるとは認めず、機能面は補償の対象外であるということで、応じませんでした。
年末や引っ越しの繁忙期と言われる3月、4月は、引っ越しをする人が特に多く、毎年この時期には、頼んだ業者が約束の時刻を大幅に遅れたとか、約束の日に引っ越しができなかったなどの相談が、数多く寄せられます。
引っ越しサービスを利用する時は、料金の安さだけで業者を選ぶのではなく、見積書を取って検討した上で、契約内容について業者とよく確認し合ってから、契約するようにしましょう。
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