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更新日:2013年3月21日
商品テスト結果 「扇風機カバーによる事故防止の効果」
扇風機カバーを使っていたのに子供がケガをした!
節電対策で扇風機を使う機会が増えるので注意しましょう
平成23年7月27日
生活文化局
東京都が実施したヒヤリ・ハット調査(インターネット・アンケート)では、小さな子供がいる家庭において、安全のために扇風機カバーを使用していた場合でも子供がケガをした事例がありました。
今夏は、節電対策で扇風機を使う機会が増えることが予想されるため、扇風機カバーの幼児に対する事故防止の効果について調査しました。
アンケートでは、「子供がカバーを引っ張って外した」、「カバーを指で押し込んだ」、「扇風機の裏側のカバーがかからない部分から指を入れた」等の危険な事例があった。
そこで、都内の店舗等で販売されている扇風機カバー14商品を2種類の扇風機(「参考」参照)に取り付けてテストしたところ、カバーが簡単に外れるものやカバーを取り付けていても指が扇風機の羽根に接触する危険性があるものがあった。
扇風機カバーを取り付けていても過信は禁物です。ゴムの緩みやカバーのたるみがないか、網目が広くなっている箇所がないか点検して使用しましょう。
また、大人が扇風機から離れるときは、扇風機の電源を切りましょう。
子供がストーブ等に接触するのを防ぐための柵(ストーブガード等)を持っている場合は、柵の中に扇風機を入れ、子供の手が届かないようにする方法もあります。
扇風機カバーの製造・輸入又は商品の企画を行っている事業者に対して、外れにくく、子供の指が扇風機の羽根に接触しない構造等、子供の事故を防止できる商品の普及について要望する。
また、扇風機が容易に転倒したり、扇風機カバーを取り付けるとかえって子供の興味をひいてしまう等、扇風機カバーだけでは事故を防止できない場合もあることから、扇風機に関係する事業者団体に対しても扇風機の子供に対する安全対策に役立ててもらうよう情報提供する。
※別添 扇風機カバーによる事故防止の効果
1歳~6歳の子供の保護者2,000人にインターネットアンケートで調査した。
扇風機カバー使用時の危害経験
本テストで使用する模擬指は、1歳~2歳の平均的な指のサイズを参考にして直径7ミリメートル、長さ40ミリメートルの丸棒を使用した。
お問い合わせ先
東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課商品安全担当
電話番号:03-5388-3055